野付半島は根室海峡に突き出た変な形をした半島です。
長さは28kmありますが、幅は狭いところで130mほどしかないいわゆる砂嘴(さし)です。
この半島だけで十分おもしろいのですが、半島の先端部分にはトドマツの木が海水の影響で立ち枯れし、そのまま風化しつつある「トドワラ」という世にも奇妙な景色が広がっています。
初めて実際に見た時はとにかく異様な印象でした。
遊歩道も整備され、その景色を間近に見ることができます。
ただ風化が早く、風景が刻一刻と変化しているようです。

写真は1996年のトドワラですが、確かに最近の写真を見るとかなり変化しているように思います。
トドワラが完全に消滅するのももうすぐかもしれません。
そのことも含めて一見の価値はあります。しかも早いうちにね。
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