実はピンチのニセコ

ニセコに多くの外国人観光客が来るようになって久しいですが、コロナ収束後さらにその状況に拍車がかかっています。
その影響でニセコの物価は上昇し、普通のカレーライスやハンバーガーが数千円するようになり、アルバイト時給も東京の水準をはるかに上回っています。こんなときメディアはいつものごとく大はしゃぎして、外資系ホテルで「この部屋が1泊〇十万円の部屋です~」とか外資系マンションで「ここが〇億円の部屋です~眺望最高で~す」などど興奮して伝えます。コメンテーターも「カレーやハンバーガーがこれくらいの価格は欧米では当たり前だ」と自慢げに話します。それが当たり前ならそんなところへ行ってたまるかo(`ω´ )o

そんな折、星野リゾートの星野代表のコメントが新聞に掲載されていました。
物価が高騰しているニセコについて「顧客満足度が下がりニセコのもともとのコア層だった大事な観光客がすでに離れ始めている短期的な売上げと利益を最大化することは、もしかすると長期的には最悪な結果を招くかもしれない。」と懸念しています。
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観光業界で成果を挙げている星野氏の意見は見識の浅いコメンテーターと違って的を射ていると思います。
大事な観光客がすでに離れ始めている」というのもその通りで、私自身、ニセコのコア層(熱心な支持層)とまでは言いませんが、過去何度かニセコに宿泊し、ラフティングなども体験しましたが、今ではせいぜい通過して羊蹄山などの景色を楽しむくらいで、わざわざニセコに泊まることはありません。
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このブームでニセコに進出してきた新しい店やホテル、とくに外資系の施設は「昔ながらの客」はどうでもよくて、今は値段を上げれるだけ上げて利益を出そうとします。しかし、その高価な商品・サービスに顧客満足度が伴わなければ、リピーターは減り、ブームは一過性のものに終わります。そうなると新規参入者たちは儲からないと見るとニセコからあっさり撤退するでしょう。いったん離れたコア層も簡単には戻らず、淋しい状況に… 星野氏はそのような観光地をたくさん見てきたと警鐘を鳴らしているわけです。
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昔から誠実にコツコツと営業をされている店でも、人件費の高騰で値上げせざるを得なかったり、人を雇えず業務を縮小したり店を閉めざるを得ないケースもあるようです。決して今のニセコメディアがお祭り騒ぎをするような喜ばしい状況ではなく、今のうちにいかにやって来る人を制限して価格も含めサービスを向上させるかを考えて手を打たないと、近い将来ニセコが窮地に立たされることも十分にあり得る危機的状況だと思います。

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コメント

No title
こんにちわ。この記事のとおりですね。
ニセコはもう日本人のことは想定しないほどでしょう。
外国人だらけ、しかも宿泊施設経営も外国だったりします。
ラーメンが3,800円?新鮮な魚を載せた丼が6,000円超え?
人件費ドカンと上げると、他業種からの転職者も増えます。
でも抜けられた職場は人が集まりませんね。
その時だけの儲けばかり考えると、大きな影響が周辺で起きます。
日本で商売するなら日本に合ったレベルも必要だと思います。
冷静に判断できない人が増えると、気づいたら廃墟へ・・・
そんなことにならないよう、中長期の見方考え方が必要ですね。
野付ウシさんへ
野付ウシさんのご意見にまったく賛同します。このままだと早くにニセコバブルははじけるでしょう。
No title
こんにちは。
単純に景気が良くてよろしいですなあ…とは思えずにワイドショーを
観ていました。
25年くらい前に大学の卒業旅行でペンションに1週間滞在しました。
その後の低迷期も経験されているはずですが、ここぞとばかりに目先の
利益に走ってしまうのでしょうね。
スキー場から見る羊蹄山の美しい姿は忘れません。
カワイさんへ
みなさん、カワイさんや私も含めて景気のいい話としては受け止められないのに、どうしてテレビははしゃぐのでしょうね。やはりテレビも目先のことしか考えていないのがよくわかります。
コメントありがとうございました。

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