どうしても日本最古になれない駅舎

昨日は北海道最古の木造駅舎である旧室蘭駅舎を紹介しましたが、今日は山陰本線の旧二条駅舎京都市)です。
明治37年に完成した檜造り入母屋瓦屋根の立派な駅舎です。
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二条城に近いこともあり、寺社のような和風建築で、中央には車寄せがあります。現在は駅舎としての役割を終え、京都鉄道博物館に移築され、鉄道博物館のショップとして活用されています。
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かつては「現役最古の駅舎」といわれることがありましたが、それは誤りらしく明治19年築の亀崎駅(愛知県)が最古とされています。
また「現存最古の駅舎」ともいわれましたが、それも明治15年築の旧長浜駅(滋賀県・下の写真)が最古です。確かに明治37年築旧二条駅よりは20年も古いです。
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それではということで「入母屋造りの日本最古の駅」と苦し紛れとも思える肩書もありましたが、それさえも旧二条駅以前に建てられた入母屋造りの駅舎はいくつも現存しているそうです。
このように、どうしても「日本最古」にはなれない旧二条駅ですが、貴重な駅舎であることには間違いなく、京都市指定有形文化財に指定されています。旧室蘭駅舎は「北海道最古の木造駅舎」ですから、旧二条駅舎も「京都最古の木造駅舎」でいいのではないでしょうか。

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