
当日は3月下旬だというのにとても寒く、朝からずっと雨でしたが、昨今の将棋ブームで多くの人が来場していました。

イベントには14名のプロ棋士が出演し、盛りだくさんのプログラムが用意されていました。私レベルでも知っている棋士も多くいて、例えば下の写真のマイクを持っている順位戦A級棋士の糸谷八段や、そのとなりの藤井竜王の姉弟子の室田女流二段などは知っていました。

公開対局はプロ棋士の男女ペア4組によるトーナメント戦です。相方との打ち合わせが禁じられた状況で5手交代で打つというルールで進められ、30秒の早指しということもあって通常とは違った展開の将棋になりました。

対局の合間にはプロ棋士トークショーがありました。小学校訪問して「藤井竜王に負けたことがあります」と言うだけで子どもたちは「すご~い!」と言うらしく、負けても対戦しただけで尊敬されるという話が印象的でした。とくに下の写真中央の福崎九段はおもしろキャラで、テレビでも羽生九段や藤井竜王を笑わせている場面を見たことがあります。この日も会場を沸かせていました。

また当日は漫画家・伊奈めぐみさんのサイン会もありました。伊奈さんのご主人は渡辺明名人です。

その渡辺名人が主人公の漫画「将棋の渡辺くん」が人気です。会場で1巻を購入して読みましたが、奥様だからこそ描ける「渡辺くん」が愛すべきキャラで、次の藤井六冠との名人防衛戦で渡辺名人を応援したくなりました。

高槻市は、高槻城跡から江戸時代の将棋の駒が多数発掘され、古くから将棋が広まっていた地域だということで、最近は将棋による町おこしに力を入れています。今回の高槻将棋まつりも今年が初開催ですし、小学校の新入生全員に将棋の駒を配っているそうです。下の写真は「高槻将棋ライナー」という将棋仕様の市バスで、お披露目式のときには谷川十七世名人も来たようです。この日は会場に来ていたのでバス内部も見学しました。

さらにこれまで名勝負が繰り広げられた関西将棋会館も来年に大阪市から高槻市へ移転することも決まっており、高槻を新しい将棋の聖地にしようと盛り上げています。
今回こうして将棋イベントに参加して、クリアホルダーやキーホルダーなどのお土産ももらえ、なかなか楽しかったです。イベントでの対局は30秒の早指しでしたが、タイトル戦などでは1時間以上の長考もあり、そうなると将棋に詳しくない私としてはまだまだ楽しみ方がよくわかりません…

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