平安京の大極殿は8分の5

前回は平城京大極殿について書きましたが、今回は平安京大極殿についてです。
平安京の大極殿も復元されているのかといえば、ある意味現在の平安神宮がそれにあたります。
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1895年(明治28年)に平安遷都1100年を記念して京都で開催された内国勧業博覧会の目玉として大極殿を模した平安神宮が建てられました。ただ大極殿は8分の5の大きさに縮小復元するに留まりました。実際には下の写真の本殿の倍近くあったということです。
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また大極殿から内回廊でつながる左右の小楼閣も復元されました。下の写真は本殿に向かって左にある白虎楼です。
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正門である応天門8分の5のサイズで縮小復元されました。
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当初の計画は平安京遷都当時の場所に大内裏の中心的施設全体を復元しようというものでしたが、用地買収や資金面から、結局は郊外の岡崎に平安神宮社殿として大極殿応天門だけを8分の5サイズで復元することになりました。

ちなみに神宮に見合う大鳥居を石材や木材で建造するのが困難だったため鳥居がない状態が続いていましたが、昭和天皇の即位をきっかけに昭和3年に鉄骨鉄筋コンクリートで建造されました。
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鳥居は大極殿や応天門が8分の5サイズだということをカバーするかのような24.4mの大きさで日本三大大鳥居のひとつに数えられています。宮島の厳島神社の大鳥居よりも8mも高く、京都の意地とプライドを感じます。

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