
一の橋、二の橋と渡って五稜郭の中に入るのが一般的ですが、せっかくですので二の橋の手前で土塁に上がってみました。半月堡というそうで下の写真下側の矢じりのように尖った部分です。

この先端に立つと広範囲が見渡せて、防衛上五稜郭をこのような形にした意味が体感できます。

堀の幅も広く、五稜郭が鉄壁の守りだったことがわかります。桜の散り際に水面を花びらが覆い尽くす「花筏」もきれいだそうです。

中に入ると箱館戦争で使われた2つの大砲が並んで置かれています。写真手前の短い大砲は旧幕府軍のブラッケリー砲(イギリス製)で、奥の大砲は新政府軍のクルップ砲(ドイツ製)です。
それぞれ函館市と北斗市で発見されましたが、こうして敵同士の大砲がさりげなく並べて置いてあります。目立たないので素通りする人も多いです。

復元された箱館奉行所が見どころなのは言うまでもないですが、ほかにもいろいろな碑があったり、土塁に上がれたりします。観光で訪れる場合は「五稜郭公園散策マップ」を手に入れて歩くのがいいかもしれません。
堀の外側を一周する約1.8kmのコースもあり、毎朝無機質な景色の中を散歩している私としては近所にこんな公園があればいいのになあとつくづく思います。

にほんブログ村

人気ブログランキング

スポンサーサイト