
その境内にはたくさんの見どころがあります。
普通に参拝すると気づかない駐車場の奥に太閤井戸があります。豊臣秀吉が北野大茶会で水を汲んだと伝わる井戸です。

境内にはたくさんの「牛像」があります。これは菅原道真が丑年生まれで、墓所を決めたのも牛であったなど牛に関わる伝説が多く伝わります。年末には大きな牛が「参拝」に訪れたニュースが流れていました。丑年の今年はお参りに来る人も多いと思います。

本殿前の三光門は重要文化財です。

国宝である本殿は豊臣秀頼が造営したもので、絢爛豪華な桃山建築です。

そしてぜひとも見ておきたいのは「御土居(おどい)」です。

「御土居」は豊臣秀吉によって造られた土塁で、京をぐるっと取り囲んで防御しました。現在はほとんど残っていませんが、ここ北野天満宮など数カ所にその一部が残っています。

北野天満宮ではお正月の縁起物として「大福梅(おおふくうめ)」が授与されます。平安時代の疫病流行の折に村上天皇がお茶に入れて飲み、病いが治ったことから、元旦のお茶に入れて飲むと無病息災に効くとされています。今年は授与日程が年内に前倒しされ、郵送受付も含め1袋6粒入り700円の大福梅3万袋があっという間に完売となりました。コロナウィルス退散を皆が願う今年は「学問の神様」以上に「疫病退散の神様」で参拝客が増えそうな北野天満宮です。

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