札幌軟石の再来

札幌軟石札幌市南区で産出する凝灰岩です。柔らかいため切り出しが容易で、軽くて保温性が良いことから、開拓期に札幌や小樽の建物資材として用いられました。
当時の札幌軟石が使われた建物は今も多く残っています。

前回紹介した小樽運河倉庫群も外壁に札幌軟石が使われています。
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以前紹介した北菓楼が入っている建物も、法律上は木造だと話しましたが、外壁に使われているのは札幌軟石です。
X7 2014 (364)

大正末期の旧小川家酪農畜舎で、 軟石サイロはのちに厚別の農家より譲りうけて移築されたものです。北海道開拓の村にあります。
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北海道大学農学部(旧札幌農学校第2農場)のサイロです。1912年建築で道内最古のサイロといわれています。
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このように開拓期に多く使用された札幌軟石もコンクリートブロックなどの普及により使われなくなりました。
しかし再び最近になって見た目の風合いが好まれるようになり、雑貨や装飾などに活用されるようになってきたそうです。次に北海道に行く折には雑貨屋さんを覗いてみようと思います。


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コメント

No title
こんにちわ。札幌軟石は加工もしやすいことで、一時は相当出荷されたようです。
札幌から定山渓に向かう途中の豊平川上流あたりに軟石の切り出した場所が見えますね。
最近は建築物だけでなく、雑貨などにも活用されるんですね、知りませんでした。
野付ウシさんへ
野付ウシさんのおっしゃるように「札幌から定山渓に向かう途中の豊平川上流あたりに軟石の切り出した場所が見えますね。」らしいですね。これまで意識して通っていなかったのでまったく気づきませんでした。次は気をつけながら走ります。

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