流氷「乗った」のか「乗っていた」のか

先日流氷に流されそうになった大学生のニュースを目にしました。

網走市の鱒浦ビューポイント付近で、19歳の男子大学生が、接岸していた流氷に乗っていたところ沖に流されました。大学生は15メートルほど沖合まで流されましたが、30分ほど経ったところで、再び接岸し自力で上陸したということです。大学生は「よい写真が撮りたかった」と話しているということです。』
notoromisaki1.jpg

関西在住で流氷を見たことのない私が言うのも何ですが、流氷はスケートリンクのような不動の人工物ではなく、生き物のように絶えず動いていてわずかな時間で遠くまで離岸することもあります。
もし乗ったまま離岸してしまうと極寒の海に落ちたり、流氷に挟まれたりして命の危険にさらされます。それを救助するとなるとおそらくヘリコプターを使うしかないでしょう。今回の場合、流氷が再び着岸したのは本当に幸いでした。
notoromisaki.jpg

流氷に流された学生が旅行者で流氷について無知なら仕方なかったかもしれません。あるいはびっしりと着岸していると流氷と岸の境界がわかりにくいので図らずも流氷に乗っていたのでしょうか。
野付ウシさんのブログでも撮影時に乗っている人がいたと書いておられましたが、そういう光景は珍しくないようですね。美瑛京都などきれいな場所でルールを守れない人が多いのは本当に嫌になります。結果的にさらに立入りが制限されていきます・・

(なお今回のブログ内の写真はすべてお借りしたものです)

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コメント

No title
こんにちわ。私のブログまで紹介いただき恐れ入ります m(_ _)m
今回は地元鱒浦の学生ですが、怖い目にあっていなかったのでしょうね。昔は子供の時から外で遊んでいたので危険を察知する能力が見についていたものです。最近はあまり聞きませんが、以前は網走周辺で氷に載っていたエゾシカやキツネが、知床方面まで流されたこともありました。目に見えないゆっくりした動きで離岸しますので、絶対に載ってはダメですね。
近年は流氷の下に潜るツァーもありますが、危険を熟知しているガイドが居ても絶対安全は無いです。自然は予想外の動きもしますからね。
野付ウシさんへ
地元の学生だったのですか。懲りたことでしょうね。
私は機会があれば野付ウシさんのおっしゃるツアーに参加しようと思っています。
No title
おはようございます。
私も、ニュースで知りました。
北海道は、これから全面結氷した湖や川が緩む時期に入ります。
流氷のみならず事故がないよう願いたいものですね。
K.R.Mさんへ
おっしゃる通り事故になれば多大な迷惑がかかりますからね。

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