掃除や片付けもほぼ終わり、あとは除夜の鐘を待つだけです。
そういえば除夜の鐘が近所迷惑だというクレームから昼に鐘をついたり辞めたお寺が増えているらしいですね。年に一度のことなのに世知辛いなあと思います。世の中から寛容さが消えつつある典型的な例ですね。
ちなみに下の写真は京都の知恩院の大鐘です。日本三大梵鐘(知恩院・方広寺・東大寺)の1つで、親綱を引く僧侶と子綱を引く16人の僧侶で大きな掛け声のもと、撞き手が撞木に仰向けにぶらさがるようにして、体全体を使って大鐘を打ち鳴らします。

訪れた日はたまたまその試し撞きの日だったのですが、その時間まで4時間以上あったので見ないで帰りました。でもすでに小雨の中、陣取りをしている人もいましたよ。

ちなみに梵鐘は法要が始まることを近隣に知らせたり、朝夕の時報や除夜の鐘を撞くためのものです。ですからこれを迷惑だと言うことは梵鐘そのものがいらないということです。
知恩院のような有名寺社の除夜の鐘は残っても、住宅地にある小さな寺社の除夜の鐘は無くなっていくのでしょうかね。やはり除夜の鐘は大晦日の夜がいいです。そもそも除夜=大晦日の夜という意味ですし・・・
皮肉にも煩悩を祓うための除夜の鐘が煩悩に掃われようとしています。

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