
京都市といっても清水寺や金閣のある中心部ではなく、西山というひっそりとした山腹にあります。ですから市街地の紅葉はまだ色づく程度ですが、ここはちょうど見頃です。

1029年に源算上人により開かれた天台宗系の寺院です。応仁の乱で焼失しましたが、徳川5代将軍徳川綱吉の生母・桂昌院によって再建されました。
境内で紅葉時に人気の場所は1621年建立の多宝塔(国の重要文化財)あたりです。
手前を横切る松は「遊龍の松」と呼ばれる樹齢600年以上の松です。幹が横に伸びているのでこの名が付けられました。

高さは2~3mしかありませんが横に37m以上伸びています。かつては50m以上ありましたが、松食い虫の被害で15m伐採されました。国の天然記念物に指定されています。

境内は3万坪あり、奥の院まで坂を上がっていきます。1周すると40分くらいです。

奥の院に上がって行く途中、京都市内が一望できる場所がいくつかあります。向こうに見えるのは比叡山です。

私の印象だと本当に紅葉の穴場です。京都市のはずれでアクセスが悪く、山腹なのでお年寄りには参拝しづらいということもあるのでしょうか。私が訪れたのは紅葉が見頃の先週土曜日の午前でしたが、駐車場はガラガラでした。

紅葉時には拝観料が高額になる寺社も多い中、入山料500円・駐車場500円と普段と同じで高くありません。
名神高速道路大山崎ICから25分くらいです。通勤ラッシュのような京都中心部の紅葉スポットにうんざりしている方におすすめの場所です。

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