幕末にはロシアからの重要な防衛拠点でしたし、明治から昭和にかけてはニシン漁で栄えました。当時の増毛駅周辺には多くの建物が並び、今に残る建築物からはその繁栄ぶりを伺うことができます。
そのニシン景気に乗じて財をなした豪商が丸一本間家です。100年前の屋敷は今も残り、平成15年に国の重要文化財に指定されています。

下の写真は呉服店舗の内部で、往時の様子をそのまま再現しています。

家人が食事などをする場所として使用された上勝手です。

2階の呉服店舗部分は現在は見学者の休憩スペースになっており無料でコーヒーをいただけます。置いてあるテレビでは増毛がロケ地となった高倉健主演『駅 STATION』が上映されていてしばらく見入ってしまいました。

広い屋敷内を見て回ると隅々まで贅の限りを尽くした造りに驚きます。当時の増毛の繁栄ぶりが伺えます。入場料は400円ですが見る価値ありです。

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