相楽園は、元神戸市長 小寺謙吉氏の先代小寺泰次郎氏の本邸に営まれた庭園で、明治末期に完成したものです。
昭和になってから神戸市の所有となり、一般公開されるようになりました。
約2万平方メートルの敷地の中にある庭園は池泉回遊式日本庭園です。
5月初旬に咲くツツジの花で有名です。

園内にはいくつかの重要文化財があります。
旧ハッサム住宅
英国人貿易商のハッサム氏が明治35年異人館街に建てて住んだもので、昭和38年に移築されました。
なお、前庭のガス灯は、明治7年頃に外国人居留地に街灯用として建てられていたものです。
内部は非公開ですが訪れたときは特別公開していました。

旧小寺家厩舎
明治43年頃に建築された厩舎です。

船屋形
江戸時代、姫路藩主が河川での遊覧に使っていた『川御座船』の屋形部分だけが陸上げされたものです。建造年代は、1682~1704年の間と推定されています。昭和55年に保存のため移築されました。
現存する川御座船としては、国内で唯一のものだそうです。

大都会の神戸にこのような日本庭園があることは知りませんでした。入園料300円ですので神戸に来た折にはぜひどうぞ!(私は無料券がありましたが・・ だから行ったのですが・・)

にほんブログ村

にほんブログ村


スポンサーサイト