当初の期待と違い、突風も視界もよくはなりません・・・
それでも私はまだそこから美幌町を抜け、美幌峠を越えて、養老牛へ行くつもりだったのです。
それほど湯宿「だいいち」を楽しみにしていましたし、何よりまだ考えが甘かったのでしょう。
しかし実際、この頃になると、峠や海沿いの道は次々と通行禁止になり、八方塞がりになりました。
自分たちはどこへ行けばいいのかという不安がここで初めて生まれたのです
当然、もはや養老牛まで行けるわけもなく、宿はキャンセルし、とりあえず美幌町を目指しました。
こんなことなら網走市街地で早々に養老牛行きを断念し、宿を探せばよかったと後悔しました。
遅いっちゅねん!

それからも何度も側壁にぶつかりかけたり、道をはずれかけながら、2時間近くかけてようやく美幌町付近に辿りつきました。ほんとにフロントガラスに顔をくっつけるくらいの状況でした。(上の写真の標識見える?)
そこでようやく1件のコンビニを見つけ、近くの宿の電話番号を調べてもらいました。
運よく、コンビニからすぐのビジネスホテルが空いていてました。
ホテルのロビーに入ったとき、ジュラシックパークで恐竜から逃げて脱出した安堵感あふれるラストシーンを思い出さずにはいられませんでした。(続く)
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