
鯖街道の中で最大の宿場町が小浜から12km内陸の熊川宿です。番組の説明では、熊川断層の影響でまっすぐな谷筋が生まれ、そこに京都までの街道を通し、大きな宿場町ができました。

熊川宿は多くの建物が当時の姿のまま残されており、重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

街道脇には水路が作られ、牛馬の飲み水やイモの皮を剥いたりするのに利用されたと番組で紹介されていました。

熊川宿の資料館になっている宿場館は1940年に熊川村役場として建設された洋風建築です。宿場町として栄えたあとの建物ですが、違和感なく町の雰囲気に調和しています。

宿場町の陣屋跡前の山は熊川城跡です。織田信長が越前の朝倉氏を攻めたときに立ち寄り、そのときは徳川家康も同行していたという記録が残っています。

こうして鯖街道は小浜から京都へ海産物や名産品を運ぶのに使われただけでなく、戦国武将も頻繁に利用した重要な街道でした。これが今回のブラタモリのテーマ「鯖街道・京都へ〜鯖街道は何を運んだ?〜」だったわけですね。
ちなみにですが、私が熊川宿を訪れた火曜日は宿場町全体が「定休日」で、資料館と道の駅を除いてほとんどの店は閉まっていました。私の経験上、福井県は火曜日が定休のお店が多いように思います。

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