利尻島でブラタモリ

先週のNHKブラタモリ利尻島が舞台でした。テーマは「絶景!絶品!利尻島はどうできた?」です。
番組のオープニングは利尻島へ向かうフェリーからでした。船上から見る利尻富士は絶景ですが、タモリさんも船から眺めてその雄大な山容に感動していました。まさしく洋上に浮かぶ富士山のようです。
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上陸後、タモリさんが専門家の方に言われて渋々登ったのがペシ岬です。鴛泊港にある標高93mほどの巨大な岩山で、番組の説明では溶岩ドームだということでした。
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ここから眺めると島の成り立ちがよくわかるということで説明がありました。
もともと利尻島は平らな島でこれを古利尻島と呼ぶそうです。そのあと噴火によりペシ岬などの溶岩ドームがいくつも形成され、最後に利尻山ができたとのことでした。この3世代の地形がペシ岬から確認できます。
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利尻島の名産といえば利尻昆布です。雪解け水や雨水が川として地表を流れずに、溶岩地質から地下に浸み込んで海中に湧き出すことで、旨味のある利尻昆布が育ちます。そしてその昆布をエサとするウニもおいしく、昆布もウニも利尻の絶品になりました。私も港でおいしい海鮮丼を頂きました。
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島の観光スポットのひとつに仙法志御崎公園があります。観光の目玉は囲いの中で泳ぐゴマフアザラシで、エサをあげたりすることもできます。
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番組の話では、アザラシのいる場所は、実は袋澗(ふくろま)といって、かつてニシン漁が全盛だった頃に漁獲したニシンを海中で一時的に保管する施設だったそうです。さすがにそれは知りませんでした。私はてっきりアザラシを見せるために作ったスペースとばかり思っていました。さらにアザラシは夏の間だけ稚内の水族館から「出稼ぎ」に来ていることも初めて知りました。
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利尻島には姫沼オタトマリ沼といった風光明媚な観光スポットもありますが、それをスルーして、古利尻島の話に始まり、アザラシのいる場所がかつてのニシン漁全盛期の痕跡だとか、かつて栄えた鬼脇村の旧役場を紹介するあたりは、やはり普通の旅番組とは視点が違います。ただこれは地形・地質や歴史に明るい博識のタモリさんがいるからこそ成り立つ番組ですね。

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