
上野ファームはもともと1906年に北海道に入植した米農家でした。1980年代以降、米を買いに来る人に楽しんでもらえるよう敷地に花を植えたことをきっかけに庭づくりを始め、そのあと娘の上野砂由紀さんが受け継いで庭を大きくしていきました。

上野砂由紀さんはイギリスで英国式ガーデンを学び、帰国後それをベースに北海道の気候にあわせた「北海道ガーデン」を作り上げました。今では上野ファームは「北海道ガーデンの聖地」とされ、上野さんはガーデナー女子のカリスマになっています。

上野ファームのガーデンはいくつかの庭で構成されています。中でもマザーズガーデンは上野ファームの庭づくりがスタートしたエリアです。

サークルボーダーは大きな円が4つのブロックに分けられたエリアで、それぞれのテーマカラーを決めて植え込まれています。こちらはパープルウォークエリアの花です。

ぐるっと見学して疲れたので、最後にエントランス近くにあるNAYAcafeで山ぶどうジュースを飲みながら休憩しました。古い納屋を改装した建物で地元の素材を生かしたフードやデザートを楽しむことができます。

2009年に旭川・富良野・十勝を結ぶ道路に「北海道ガーデン街道」という愛称が付けられました。そして沿道の8つのガーデンを巡るツアーなどが組まれるようになり、それぞれの来園者も増えました。上野ファームもその中のひとつです。沿道と言っても上野ファームと帯広の真鍋庭園は200km離れています。これらをひとつのグループでまとめるあたり、さすが北海道です。

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