
屋外のホームには九州で活躍した歴代の車両9台が展示されています。下の写真は昭和12年製造の「キハ07 41」です。戦前に製造されたこの型車で原形を保っているのはこの車両だけで、令和4年に重要文化財に登録されました。

下の写真は「クハ481-603」です。九州では「にちりん」「かもめ」「有明」として使用されました。我々世代には懐かしい車両です。

明治時代に建てられたレトロな赤レンガ作りの鉄道記念館本館は九州鉄道会社の本社として使われていた建物です。国の登録有形文化財に指定されています。

玄関を入ると正面に復元された明治42年製造の客車があります。100年前のホームのようすも再現されています。

客車は三等車で畳の座席が今ではかえって斬新です。

館内には九州で活躍した列車のヘッドマークなどたくさんの展示物があります。運転シミュレーターによる疑似体験や九州を舞台にした鉄道模型のショーも見どころです。

エントランス前には明治24年に門司駅(現門司港駅)を開業したときに九州鉄道路線の起点と定めた旧0哩標が再現されています。

これだけ充実した施設ですが、入館料は大人300円・こども150円という安さです。コスパ最高の九州鉄道記念館です。鉄道ファンならずともおすすめの施設です。

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