
山肌にはたくさんの噴気孔があり、ゴウゴウと音を立てながら水蒸気が上がっています。周囲には独特の硫黄の臭いが立ち込めています。写真で音と臭いは伝えられませんが、麓に立つと山が活きていることを感じます。

駐車場から山裾の砂礫を少し歩くと、噴気孔のすぐ近くまで行けます。硫黄の鮮やかな黄色い結晶を見ることができます。

硫黄山は現在、落石の危険性があることから登山禁止になっていますが、警戒レベルは低いので周辺を散策することができます。川湯温泉街から硫黄山までは全長2.5kmのつつじヶ原自然探勝路が整備されています。

硫黄山はその名の通り、硫黄の採掘で川湯を発展させてきた山です。全盛期には硫黄を運ぶため鉄道も敷かれましたが、明治の間に硫黄は枯渇してしまい、鉄道も9年で姿を消しました。散策路にはその痕跡が残されているそうです。

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