西本願寺は浄土真宗本願寺派の本山です。下の写真は総門からみた御影堂門です。たまたま車は写っていませんが2つの門の間に国道1号線が通っています。

御影堂門から入ると正面が御影堂、その右隣りが阿弥陀堂です。両方とも国宝建築です。西本願寺には国宝建築が多くあります。

境内の南にある唐門も国宝です。豊臣秀吉の聚楽第の遺構という説もあります。豪華絢爛な外観は秀吉の好みのように思えます。

そして今回の目的だった飛雲閣です。国宝の三層楼閣で、金閣・銀閣と並んで「京の三名閣」と呼ばれています。ここも聚楽第の遺構という説があります。かねてから見学したかったのですが、通常は非公開で稀に公開されます。公開期間が短いことも多く、常にチェックしていないと見逃してしまいます。今回はたまたま公開終了間際に知って、終了3日前に訪れました。(21日で公開終了)

かつて建物に入るのは池から舟で入るしか方法がありませんでしたが、今は池に石橋が架けられ、歩いて入れるようになっています。ただ公開期間でも建物内部には入れませんでした。

2階には回廊があり、板戸には三十六歌仙が描かれています。3階は滴星楼と呼ばれる小さな展望室があるだけです。

建物は全体的に左右非対称で、破風の形も左右で異なっています。窓のデザインも統一されていません。それが飛雲閣の味わいになっています。

飛雲閣以外にも国宝の書院も特別公開されていました。内部は撮影禁止なので写真はありませんが、美しい金碧障壁画や重厚な彫刻で飾られており、現存する最古の能舞台も見どころです。
建物を見るのであればこうして西本願寺の方が見応えがあるかもしれません。

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