
そんな中で幌加内町の朱鞠内湖で釣り人がヒグマに襲われたようです。(厳密なことはまだ断定されていませんが襲ったとみられるオスのヒグマが駆除されました)
朱鞠内湖は1943年に雨竜第一ダムが完成したことでできたダム湖です。湖の面積は23.73㎢あり、人造湖としては日本一の面積です。朱鞠内湖展望台がダムのすぐ横にあり、丘の上から湖を眺めることができます。

湖はリアス海岸のような入り組んだ複雑な形をしていて大小13の島々が点在しており、天然の湖のように見えます。周囲は深い原生林に囲まれており、湖岸に近づける場所は少ないです。

この湖は釣りの名所で、幻の魚イトウが生息していることでも知られています。今回の釣り人もイトウが目的だったようです。

よく山でヒグマに遭遇しないように鈴を鳴らしたり大声で話しながら歩くように言われます。ヒグマは突然人と出くわして驚いて襲うので、あらかじめ人の存在をわからせるとヒグマの方から避けると教わりました。

しかし、もし獲物として人を襲うことが目的のヒグマが増えるとその対策はどうなのでしょう。かえって獲物の存在を知らせて裏目にはならないのでしょうか。今回も湖で釣りをしている人を獲物として襲った可能性があるように思います。大正時代の三毛別ヒグマ事件(←クリックすると過去の関連記事に飛びます)の惨劇が頭をよぎります。

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