そして第3局が今日から2日間(13・14日)高槻城公園芸術文化劇場で開催されます。3月にオープンしたばかりの新しいホールです。

渡辺名人の奥さんである伊奈めぐみさんの漫画「将棋の渡辺くん」の中で、2019年2月朝日杯決勝で藤井君との初対戦に敗れ、渡辺くんが家で奥さんに感想を聞かれている場面があります。
渡辺くんは「読みのスピードに驚いた。なぜ1分であそこまで読めるのか。」と言い、「それは若いからか、詰め将棋が得意だからか?」と奥さんに聞かれて「才能」と答えています。4年前のエピソードですが、このときから自分には勝てない相手になるかもしれないという予感があったのかもしれません。

「魔王」という怖い異名を持つ渡辺名人ですが、藤井竜王に歯が立たたず投了後にうなだれているようすに「かわいそう」という同情の声さえ出ています。何とか高槻で一矢報いてほしいです。

ところで関西の将棋の拠点である関西将棋会館が来年に大阪市から高槻市へ移転することが決まっています。タイトル戦も今年1月に高槻市の山水館で王将戦(藤井王将VS羽生九段)が行われました。(対局前日に両棋士は高槻市立しろあと歴史館に来たみたいです)

さらに今回名人戦(渡辺名人VS藤井竜王)が高槻城公園芸術文化劇場で行われ、新しい劇場の大きなPRになりますし、何より箔が付きます。
「将棋のまち推進課」という専門部署を設置している高槻市は、こうして新しい将棋の聖地にしようと頑張っています。

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