かまぼこのファーストフード店

北海道かまぼこ専門店と聞いて、私がまず思い浮かべるのは小樽かま栄です。
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小樽運河近くに工場と直営店があります。数年前にリニューアルされて店内も明るく広くなりました。
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イートインスペースもありますので、買ってそのまま店内で食べる人も多いです。商品によっては揚げたてのぬくぬくです。揚げたての練り物ってぷりぷりで美味しいですね。
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やはり人気No1はパンロールです。スケトウダラのすり身に豚肉と玉ねぎを加えて、極薄のパンで包んで揚げたものです。
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これが家の近くにあれば頻繁に行くのですけどね。練り物専門のファーストフード店というのは兵庫県内であればヤマサ蒲鉾がありますが、姫路ですので自宅からは少々遠いです。そりゃ小樽よりは近いですけど…

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駅舎とホーム両方見どころ小樽駅

JR小樽駅です。この駅舎は昭和9年に建てられ、11年前に改築されました。外観は昭和7年に完成した東京・上野駅をモデルにしているそうです。国内に現存する数少ない昭和初期の鉄筋コンクリート造りの近代駅舎で、国の登録有形文化財に指定されています。
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駅舎の中に入るとガラス工芸の町を象徴するたくさんのランプが飾られています。全部で333個あり、小樽の有名ガラス工房の北一硝子より寄贈されたものだそうです。
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大きな窓と高い天井を備えた重厚なコンコースは開放感が感じられます。コンコースの2階には旧駅長室があり、建設当初のまま残されています。普段は非公開ですが、イベント時に特別公開されるそうです。
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そして極めつけは4番ホームです。ここだけは昭和のまま時間が止まっているようです。駅名表示もレトロ感が漂っています。
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このホームは小樽にゆかりのある石原裕次郎にちなんで「裕次郎ホーム」と名付けられています。ロケで訪れた際にこのホームに降り立ったのが由来だそうで、ホームには等身大パネルが設置されています。いかに長身で脚が長いかよくわかりました。
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またホームの番号表示灯の「4」がヨットに見立てたデザインになっています。
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小樽に車で訪れていても、駅に行って入場券を買ってホームを見るだけの価値はあると思います。

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井伊家発祥の地

昨日のNHK大河ドラマどうする家康」で、のちに「徳川四天王」の1人になる井伊直政徳川家康の側近に取り立てられる場面がありました。井伊家はここから幕末まで徳川に300年間も仕え続けました。そしてドラマ本編後の紀行コーナーでは井伊家ゆかりの場所が紹介されました。私も訪れた場所ばかりでしたので、今日のブログに載せます。

井伊家のルーツは静岡西部です。菩提寺は浜名湖の北にある龍潭寺です。6年前に大河ドラマおんな城主直虎」の舞台になって有名になりました。
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龍潭寺の庭は清水寺や南禅寺などの庭を手掛けた小堀遠州の作で、江戸時代初期に築かれました。縁側には座布団や椅子が置かれてあり、ゆっくりと庭を眺めることができます。
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井伊家は1010年に井伊谷の八幡宮神主が御手洗の井戸の横で男児(井伊共保)を見つけたことから始まったといわれています。そしてその井伊家発祥とされる井戸龍潭寺のすぐ近くにあります。
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この井戸は「おんな城主直虎」でも井伊家の人々の心の拠り所としてよく出てきました。ドラマでは山の中でしたが、実際は田んぼの真ん中にありました。
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そして井伊家の居城だった井伊谷城跡にも行きました。やはり浜名湖の北にあります。
城跡まで歩いて15~20分くらいの山道ですが、下の写真のように整備されています。少々急ですが迷うことはありません。
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城跡に着くと本丸跡の広場と展望台があります。
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目の前を木々が茂っているので眺望は抜群とはいきませんでしたが、当時は見通しが良く、周辺の状況がよく見えたと思います。
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昨日の紀行コーナーでは、以上の井伊家ゆかりの場所を井伊直政役の板垣李光人さんが訪ねていました。ちなみに「おんな城主直虎」では井伊直政菅田将暉さんが演じていました。実際に美形の武将だったようです。

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どうしても日本最古になれない駅舎

昨日は北海道最古の木造駅舎である旧室蘭駅舎を紹介しましたが、今日は山陰本線の旧二条駅舎京都市)です。
明治37年に完成した檜造り入母屋瓦屋根の立派な駅舎です。
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二条城に近いこともあり、寺社のような和風建築で、中央には車寄せがあります。現在は駅舎としての役割を終え、京都鉄道博物館に移築され、鉄道博物館のショップとして活用されています。
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かつては「現役最古の駅舎」といわれることがありましたが、それは誤りらしく明治19年築の亀崎駅(愛知県)が最古とされています。
また「現存最古の駅舎」ともいわれましたが、それも明治15年築の旧長浜駅(滋賀県・下の写真)が最古です。確かに明治37年築旧二条駅よりは20年も古いです。
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それではということで「入母屋造りの日本最古の駅」と苦し紛れとも思える肩書もありましたが、それさえも旧二条駅以前に建てられた入母屋造りの駅舎はいくつも現存しているそうです。
このように、どうしても「日本最古」にはなれない旧二条駅ですが、貴重な駅舎であることには間違いなく、京都市指定有形文化財に指定されています。旧室蘭駅舎は「北海道最古の木造駅舎」ですから、旧二条駅舎も「京都最古の木造駅舎」でいいのではないでしょうか。

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北海道最古の木造駅舎

旧室蘭駅舎は明治45年に建造された駅舎で、明治時代のままの外観は全国的にも珍しく、国の登録有形文化財に登録されています。
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北海道の駅舎の中では最古の木造建築物です。格子状の天井にもレトロ感が漂います。
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駅舎は現在は観光案内所などとして使用されています。
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ホールは展示スペースや休憩所として一般市民に開放されています。
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隣接地の公園にはSLのD51560号が展示されています。昭和15年から49年まで活躍していた車両で、廃車後は室蘭市青少年科学館に保管されていましたが、クラウドファンディングで費用を賄ってここに移設されました。
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建築様式は寄せ棟造りで、明治の洋風建築の屋根や白壁造りの外観、外回りは入母屋風で「がんぎ」と呼ばれるアーケード様式となっており、全国でも珍しい建築物です。
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1997年まで現役の駅舎でした。ホームとはかなり離れていてその間は長い屋根付きの通路でつながっていたそうです。室蘭駅は終着駅ですが現在の駅舎はこの場所より1kmほど手前になっています。

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砂湯とクッシー

屈斜路湖畔にある「砂湯」は、砂浜を掘ると温泉が出てくる珍しい場所です。今や有名ですけどね。
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砂浜には訪れた人が掘った穴がいくつもあります。場所によっては50度近い温泉が湧くこともあるそうです。
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左の和琴半島を見ると色が変わっている場所があります。オヤコツ地獄温泉です。和琴半島散策路の先端から急斜面を下りるか、ボートで湖側からアクセスするかしないと行けない温泉です。
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右前方の山は藻琴山でしょうかね。
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若い世代はここになぜ恐竜のオブジェがあるのかわからないかもしれませんね。1972年から何度か目撃されたクッシーです。1997年の目撃情報を最後に証言は途絶えました。
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私はこのクッシー騒動屈斜路湖の存在を知りました。まだ小学生でした。
実際のところ何だったのでしょうね。巨大なイトウや泳いでいるヒグマなどの説がありますが、「何か」がいたことは間違いないようです。

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県庁はきれいに撮れた…

静岡県庁別館21階は展望ロビーとして一般開放されています。
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開放されているのは東側のロビーです。役所っぽさはありますが、大きな窓があって見やすいロビーです。このときは静岡の小中学生の作品展もやっていました。
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眼下には駿府城公園が広がっています。
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そしてこの展望フロアのメインは富士山です。下の写真の中央に写っていますがわかりますでしょうか。
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カメラを望遠にしました。晴れていたのですが、霞んでいてボヤっとしか見えませんでした。
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無料なのでこの翌日と翌々日も朝一番ここに来ましたが、2日とも晴れていたのに富士山はまったく見えず、結局ここから見た富士山は上の写真がもっともよく見えた富士山でした。

皮肉にも県庁の建物は3日間ともきれいに撮れました。下の県庁の写真は上の富士山の写真の翌朝撮ったものです。県庁そのものはきれいに撮れる必要はないのですけど…
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これだけきれいな青空なのに、このときも21階展望ロビーからは富士山はまったく見えませんでした。難しいものですね。ちなみにこのあと富士宮市方面に行きましたが、そこではバッチリ見えました。

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レストハウスにガムテープ!?

前回書いた硫黄山の麓にある硫黄山レストハウスです。
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ここの名物は温泉たまごです。1個100円です。もしかすると現在は玉子の高騰で値上げしているかもしれません。
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イートインコーナーがあり、その場で温泉たまごを食べることができます。ただ熱々なので殻をむくのも一苦労です。それでテーブルには温泉たまごの簡単なむき方の説明があります。ガムテープを密着させてから細かくひびを入れてテープを剥がすようで、わざわざガムテープまで置いてありましたよ。
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せっかく来たからこの技で温泉たまごを食べようかとも思いましたが、この日の夜は温泉宿での豪華な夕食の予定でしたのでがまんしました。なのでガムテープを巻いて殻をむく方法がうまくいくかどうかは確かめていません。
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ちなみに目の前の窓から噴煙を上げる硫黄山が見えました。あそこで玉子を茹でているのでしょうか。手間はかかりますが、光熱費はかかりません。

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ダイナミックな硫黄山

川湯温泉の近くの硫黄山です。正式名は裸の山を意味するアトサヌプリで、標高512mの活火山です。
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山肌にはたくさんの噴気孔があり、ゴウゴウと音を立てながら水蒸気が上がっています。周囲には独特の硫黄の臭いが立ち込めています。写真で音と臭いは伝えられませんが、麓に立つと山が活きていることを感じます。
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駐車場から山裾の砂礫を少し歩くと、噴気孔のすぐ近くまで行けます。硫黄の鮮やかな黄色い結晶を見ることができます。
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硫黄山は現在、落石の危険性があることから登山禁止になっていますが、警戒レベルは低いので周辺を散策することができます。川湯温泉街から硫黄山までは全長2.5kmのつつじヶ原自然探勝路が整備されています。
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硫黄山はその名の通り、硫黄の採掘で川湯を発展させてきた山です。全盛期には硫黄を運ぶため鉄道も敷かれましたが、明治の間に硫黄は枯渇してしまい、鉄道も9年で姿を消しました。散策路にはその痕跡が残されているそうです。


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やっと見た飛雲閣

先週のNHKブラタモリ京都の山科にあった山科本願寺について触れていました。土塁と堀に守られた巨大な要塞のような寺だったようです。大阪城の場所にあった石山本願寺も要塞のような寺であの織田信長も10年かけても攻略できませんでした。信長から和睦の申し出があったときにそれを受け入れるかどうかで本願寺内部が2派に分かれてしまい、それが現在京都西本願寺(和睦派)と東本願寺(抗戦派)がある理由です。
西本願寺は浄土真宗本願寺派の本山です。下の写真は総門からみた御影堂門です。たまたま車は写っていませんが2つの門の間に国道1号線が通っています。
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御影堂門から入ると正面が御影堂、その右隣りが阿弥陀堂です。両方とも国宝建築です。西本願寺には国宝建築が多くあります。
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境内の南にある唐門国宝です。豊臣秀吉の聚楽第の遺構という説もあります。豪華絢爛な外観は秀吉の好みのように思えます。
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そして今回の目的だった飛雲閣です。国宝の三層楼閣で、金閣銀閣と並んで「京の三名閣」と呼ばれています。ここも聚楽第の遺構という説があります。かねてから見学したかったのですが、通常は非公開で稀に公開されます。公開期間が短いことも多く、常にチェックしていないと見逃してしまいます。今回はたまたま公開終了間際に知って、終了3日前に訪れました。(21日で公開終了)
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かつて建物に入るのは池から舟で入るしか方法がありませんでしたが、今は池に石橋が架けられ、歩いて入れるようになっています。ただ公開期間でも建物内部には入れませんでした。
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2階には回廊があり、板戸には三十六歌仙が描かれています。3階は滴星楼と呼ばれる小さな展望室があるだけです。
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建物は全体的に左右非対称で、破風の形も左右で異なっています。窓のデザインも統一されていません。それが飛雲閣の味わいになっています。
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飛雲閣以外にも国宝書院も特別公開されていました。内部は撮影禁止なので写真はありませんが、美しい金碧障壁画や重厚な彫刻で飾られており、現存する最古の能舞台も見どころです。
建物を見るのであればこうして西本願寺の方が見応えがあるかもしれません。

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北欧と地元農産物の道の駅「とうべつ」

北欧の風 道の駅とうべつです。2017年にできた新しい道の駅です。北欧風のベンガラ色に大きな三角屋根の外観が特徴です。
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近くにはスウェーデンヒルズがあるように当別町は北欧と親交がある町です。
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売り場にもリトアニア製品のコーナーがありました。
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大きな石狩川の見える広い交流広場ではいろいろなイベントも開催されます。
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農産物直売所も併設されています。当別町は米どころですので精米したてのお米を中心に、北海道内屈指の生産量と品質の切り花やその日に採れた野菜などが並んでいます。
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今回こちらでは何も飲食しませんでしたが、この道の駅のウリは「食」です。道の駅としては珍しい本格的イタリアンのほか、スウェーデンアイスクリームなどが販売されています。
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札幌の中心部からいちばん近い道の駅」ということで、札幌駅から車で40分ほどのアクセスです。話題のロイズタウンからすぐです。

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やはり「夕張メロード」はメロンの時期に!

道の駅夕張メロードです。JR新夕張駅の前にあります。
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夕張のゆるキャラはメロン熊です。凶暴というのがキャラ設定です。
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見た目が怖いので子どもには今ひとつウケはよくないような気もしますがどうなのでしょう。
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店内には地場野菜のコーナーなどがあります。
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日用品やお菓子売り場の面積が多く、道の駅というよりは地元のスーパーという感じです。
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その中の洋菓子店でパンを買い、休憩スペースで缶コーヒーとともに軽く昼食をとりました。
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やはりここは夕張メロンの時期でないと人も少なく道の駅もあまり活気がないですね。

ちなみに数年前にここへ来たときは7月のメロンの季節でした。
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特秀」の夕張メロンのカットメロンをいただきました。実に甘かったです!

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大きすぎた相国寺

前回紹介した幻の七重大塔があった京都の相国寺足利義満の命で創建された寺で、京都五山第ニ位の名刹です。境内には12の塔頭がありますが、離れている鹿苑寺(金閣寺慈照寺(銀閣寺相国寺の塔頭寺院です。
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総門を入って左にあるのが天界橋です。寺と御所との境界線の役目から名付けられました。現在の橋材はその当時の旧材です。
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鐘楼洪音楼という名で1843年に再建されました。とにかく大きな鐘楼です。中に吊るされている鐘は1629年造立です。
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豊臣秀頼の寄進により完成した現在の法堂現存する日本最古の法堂として重要文化財に指定されています。天井に描かれている狩野光信作の「鳴き龍」は有名です。
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禅宗の伽藍の配置は南北に山門・仏殿・法堂・方丈が一直線上に並んで建てられているのが特徴です。相国寺も上の写真の法堂の北側に方丈が建てられています。
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庫裏「香積院」は方丈から繋がっています。切妻妻入で、大きい破風や壁面が特に印象的です。
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そもそも創建時の相国寺144万坪(東京ドーム100個分)のとてつもない広さがあったと伝わっています。しかし明治時代になると廃仏毀釈で寺は困窮し、伊藤若冲の絵を売るなどして維持に努めましたが、多くの敷地はが失われ、現在は創建時の36分に1になりました。すごく小さくなった印象を受けますが、それでも東京ドーム2個分以上の面積です。改めて創建した足利義満の権力の大きさがわかります。

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東寺五重塔を超える幻の大塔

先週のNHKブラタモリ京都東寺でした。番組でも取り上げられていましたが、東寺といえば日本で現存するもっとも高い木造の塔である五重塔が有名ですが、今から600年前、京都にはそれをはるかに超える高さの七重塔がありました。
室町時代足利義満相国寺に建立した塔で、高さは109mあったと伝わっています。東寺五重塔高さ55mですから、その倍の高さの規格外の塔だったようです。
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この七重塔は建立後に何度となく焼失しては再建されましたが、1470年に焼失したのを最後に再建されなくなりました。室町幕府の権力が衰えたのですね。

この塔があったとされる場所に行きました。そこには案内板と碑がありました。上の七重大塔のCG写真も案内板にあったものです。
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ちなみに碑を見るとここには幕末には西郷隆盛の邸宅もあったようです。さらに驚いたのはノーベル賞学者の湯川秀樹氏も住んでいたようです。すごい場所ですね。
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塔のあった相国寺は今も大きな寺院ですが、当時はそれ以上にとてつもなく大きかったようです。かつての敷地には今は同志社大学同志社女子大学があります。
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相国寺は室町将軍の足利義満の力を誇示するために建てられた寺といわれています。塔があったとされる場所の道路をはさんだ南には京都御所があり、ここに100mを超える七重大塔を建てるということはほとんど真上から天皇を見下ろすことになります。おそらくこれも権力の誇示でしょう。
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この七重大塔が幻といわれるのは正確な場所が特定されていないからです。昔の絵図塔之段町という地名からこのあたりに実在したことは間違いないようですが、いつか何かしら発掘・発見されれば塔の正確な位置や規模もわかるかもしれません。おそらくこのあたりの建物の下に礎石が埋まっているのでしょう。

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ヒグマが人を襲う理由が変わったら!?

最近ヒグマの出没記事を見ることが多いです。山だけでなく札幌室蘭の市街地や高速道路でも目撃されています。
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そんな中で幌加内町朱鞠内湖で釣り人がヒグマに襲われたようです。(厳密なことはまだ断定されていませんが襲ったとみられるオスのヒグマが駆除されました)

朱鞠内湖は1943年に雨竜第一ダムが完成したことでできたダム湖です。湖の面積は23.73㎢あり、人造湖としては日本一の面積です。朱鞠内湖展望台がダムのすぐ横にあり、丘の上から湖を眺めることができます。
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湖はリアス海岸のような入り組んだ複雑な形をしていて大小13の島々が点在しており、天然の湖のように見えます。周囲は深い原生林に囲まれており、湖岸に近づける場所は少ないです。
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この湖は釣りの名所で、幻の魚イトウが生息していることでも知られています。今回の釣り人もイトウが目的だったようです。
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よく山でヒグマに遭遇しないようにを鳴らしたり大声で話しながら歩くように言われます。ヒグマは突然人と出くわして驚いて襲うので、あらかじめ人の存在をわからせるとヒグマの方から避けると教わりました。
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しかし、もし獲物として人を襲うことが目的のヒグマが増えるとその対策はどうなのでしょう。かえって獲物の存在を知らせて裏目にはならないのでしょうか。今回も湖で釣りをしている人を獲物として襲った可能性があるように思います。大正時代の三毛別ヒグマ事件(←クリックすると過去の関連記事に飛びます)の惨劇が頭をよぎります。

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引き立て合う大窓と景色

前回紹介した六花亭五稜郭店の続きです。
カウンターの後ろにある大窓からの風景を撮っていたら、前にいる店員さんに「カウンターの中に入って撮っていただいていいですよ~」と声をかけられました。
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カウンター内は普通は客の入る場所ではありませんが、せっかくなのでお言葉に甘えて入らせてもらって撮影しました。
遠くから見ていた妻は事情を知らず驚いたようです。夫が勝手にカウンターの中に入って写真を撮っていると思ったのでしょう。ほかのお客さんから見ても変な客に見えたでしょうね。
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大窓からは新緑の木々の向こうに五稜郭の堀が見えます。
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こちらの店には喫茶室もあります。
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ちょうど昼時でしたのでハヤシライスをいただきました。
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そして食事をしながら撮った写真を確認していたのですが、この店で撮る写真としてはやはり下のように大きな窓とともに撮った方がいいように感じました。
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ふと数年前に訪れた中札内美術村にある「北の大地の美術館」を思い出しました。ここも六花亭の監修で、まるで風景とともに1枚の絵画のように見える横長の大きな窓がありました。(下の写真)
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おそらく六花亭五稜郭店の大窓も北の大地の美術館の大窓と同じコンセプトで設置されたように思います(どちらが先か知りませんが)。大窓と外の景色が互いに引き立て合っています。
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ただ美術館と違い普通の店舗ですので、陳列台がありますし、多くの買い物客もいます。基本的には撮影というよりは開放感を演出するための窓です。この大窓から「桜」「紅葉」「雪」の3パターンの五稜郭公園を見てみたいものです。
それにしても函館六花亭は以前紹介した漁火通店にしてもこの五稜郭店にしても風景を満喫できる立地と窓です。

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開放感のある六花亭五稜郭店

函館の六花亭五稜郭店です。文字通り五稜郭のすぐ近くにあります。
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店内はとても開放的な雰囲気です。
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開放感を演出しているのはカウンターの後ろにある大きな窓です。
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まるで1枚の絵画のように五稜郭公園の木々や堀の景色が見えます。
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店は下の写真中央の緑に隣接した場所にあり、この緑に面して大窓があります。
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私が見たのは新緑の風景ですが春は桜秋は紅葉冬は雪と四季折々の風景が楽しめるようです。


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高槻城の痕跡

昨日も書きましたように、将棋の名人戦第3局渡辺名人VS藤井竜王が大阪の高槻市で行われています。1日目(13日)が終わった段階では互角でしたが、さてどうなるでしょう。(追記14日20時30分熱戦の末、渡辺名人が勝利し、対戦成績を1勝2敗としました

ところで今回の会場の高槻城公園芸術文化劇場高槻城二の丸跡にあります。
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高槻城の城郭は残っていませんが、高槻城公園にはお堀を模した池や模擬天守台があり、当時の雰囲気を感じることができます。
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高槻城キリシタン大名高山右近が城主をつとめた城です。
城跡の北に「高山右近天主教会堂跡」の石碑があり、近くの高槻カトリック教会の前庭にはイタリア産大理石の高山右近像があります。
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豊臣秀吉によりバテレン追放令が出され、高山右近も追放されましたが、大正時代に山間部からキリシタン遺物が発見され、その後も隠れキリシタンが存在していたことが明らかになりました。
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となりの茨木市に「田中の丸また」と呼ばれる線路下を通り抜ける古いトンネルがあります。明治9年に東海道本線開通に合わせて造られたレンガ造りのトンネルですが、土台の石垣高槻城のものが使われています。
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高槻城の当時の建物や堀などは残っていませんが、高槻城周辺の地形の高低差道の曲がり方などに城の痕跡が伺えます。また周辺の寺院に高槻城のものと伝わる門があったり、石垣の石もあちこちに無造作に置いてあったり転用されたりしています。
歴史が好きな人はそんな城の痕跡を探しながら歩くのも楽しいと思います。

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同情されてしまった「魔王」

将棋の名人戦は全7局の対戦の第1・2局を藤井竜王渡辺名人に連勝してかなり有利な状況です。
そして第3局が今日から2日間(13・14日)高槻城公園芸術文化劇場で開催されます。3月にオープンしたばかりの新しいホールです。
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渡辺名人の奥さんである伊奈めぐみさんの漫画「将棋の渡辺くん」の中で、2019年2月朝日杯決勝で藤井君との初対戦に敗れ、渡辺くんが家で奥さんに感想を聞かれている場面があります。
渡辺くんは「読みのスピードに驚いた。なぜ1分であそこまで読めるのか。」と言い、「それは若いからか、詰め将棋が得意だからか?」と奥さんに聞かれて「才能」と答えています。4年前のエピソードですが、このときから自分には勝てない相手になるかもしれないという予感があったのかもしれません。
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魔王」という怖い異名を持つ渡辺名人ですが、藤井竜王に歯が立たたず投了後にうなだれているようすに「かわいそう」という同情の声さえ出ています。何とか高槻で一矢報いてほしいです。
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ところで関西の将棋の拠点である関西将棋会館が来年に大阪市から高槻市へ移転することが決まっています。タイトル戦も今年1月に高槻市山水館王将戦藤井王将VS羽生九段)が行われました。(対局前日に両棋士は高槻市立しろあと歴史館に来たみたいです)
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さらに今回名人戦渡辺名人VS藤井竜王)が高槻城公園芸術文化劇場で行われ、新しい劇場の大きなPRになりますし、何より箔が付きます。
将棋のまち推進課」という専門部署を設置している高槻市は、こうして新しい将棋の聖地にしようと頑張っています。

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道端から羊蹄とニセ羊蹄

車で羊蹄山の麓を走っていると何か所かの撮影ポイントがあります。案内表示でビューポイントと明記してある場所もあればそうでない場所もあります。
下の写真はビューポイントの表示はなくたまたま通りかかった場所です。
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この日は羊蹄山の山頂まできれいに見えていたので車を止めて写真を撮りました。
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ちなみにこの場所から下の写真の尻別岳も見えます。こちらもきれいな円錐状の独立峰で、見た目は羊蹄山と似ています。
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この2つの山を同時に撮ったのが下の写真です。右奥に小さく写っている山が尻別岳です。札幌方面から中山峠を越えて来ると、この尻別岳が先に見えてくるので羊蹄山と間違えがちです。そんなことで「ニセ羊蹄」という気の毒な呼ばれ方もあります。
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標高は羊蹄山1898mなのに対して尻別岳1107mで800m近く低いです。しかし尻別岳に近い喜茂別町の「牧場タカラ」からこの二つの山が同じ高さに並んで見えるそうです。一度見てみたいなと思っています。

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「らんこし・ふるさとの丘」から見た山々

道の駅らんこし・ふるさとの丘です。ちょうど函館札幌の真ん中あたりにあります。
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着いたのは午前9時前でしたので道の駅の店は開店前でしたが、ここからのニセコの山々を見ようと寄りました。
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といってもどの山が何という名前の山かまったくわかりません。
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そもそもこの辺りで私が名前を知っている山はニセコアンヌプリ羊蹄山くらいです。
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羊蹄山はきれいな円錐形をした独立峰なので見るとわかりますが、ニセコアンヌプリは私レベルでは見てもわかりません。
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名前こそわかりませんが、手前の田んぼと雪を被った山の風景をきれいだなあと思いながら見られただけでも十分OKです。

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オフィス街の中の偉大な塾

大阪の適塾は幕末期に蘭学者・医者の緒方洪庵が開いた蘭学塾です。国内の蘭学塾唯一の遺構で国の重要文化財に指定されています。
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現在は内部も一般公開されています。
1階は緒方洪庵の生活空間で、下の写真の手前が応接間で奥が客座敷です。
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狭い家族部屋には緒方洪庵の母親の肖像画が飾られています。
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2階は塾生の大部屋です。1人1畳が割り当てられ、成績の優秀な順に好きな位置を選べたそうです。福沢諭吉、大村益次郎、橋本左内など、後に活躍した多くの人物がここで学びました。25年間で3000人の門下生があったということです。
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今では周りをオフィス街の高いビルに囲まれて窮屈そうです。適塾が前身とされる大阪大学が建物とその周囲を史跡公園化し、その維持管理に努めています。
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数年前に訪れた時は新型コロナの影響で休館中でした。今回はこうして初めて内部を見学することが出来ました。

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和の雰囲気の六花亭苫小牧店

六花亭苫小牧店です。2020年12月オープンの新しい六花亭です。
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木を使った和の造りの店舗です。
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喫茶室も併設されています。やはりこちらも和の雰囲気です。
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ただ注文したのはパンケーキとアイスコーヒーという洋の組み合わせでした。
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苫小牧ではイオン六花亭はありますが、いわゆる路面店としては初出店です。バイパスにこそ面してはいますが、静かな住宅街という雰囲気で六花亭に合っているように感じました。

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六花亭本店でお安くおやつ

帯広六花亭本店です。
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ここは2階に喫茶室がありますが、1階奥にイートインスペースもあります。今回はそこでおやつをいただきました。ホットコーヒー無料なのはありがたいです。
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本店ならではのサクサクパイを買いました。賞味期限が数時間なので旅行者の私は店で食べるしかありません。
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さらに店で見つけたマルセイバターサンドのアイスバージョンのマルセイアイスサンドも食べました。
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以前もう少し駐車場が狭かったような気がするのですが、気のせいでしょうね。こんな町の中で駐車スペースを広げることはできません。そこそこの台数は止められそうです。
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それにしても旅行者にはイートインスペースの存在はありがたいです。通販では買えない賞味期限の短いスイーツを1個単位で買ってすぐにその場で食べられます。リーズナブルですし、うれしい限りです。

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スーパーホテルPremier帯広

北海道旅行へ行くと帯広に泊まることが多いです。以前はよくパコ帯広に泊まっていました。しかし料金が高くなったので、コロナ直前は東横インを利用するようになり、さらに今回は新しくできたスーパーホテルPremier帯広に泊まりました。
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東横インとは部屋の窓から見えるくらい目と鼻の先です。
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ただ部屋は狭いコンパクトツインです。でもここは温泉が付いているので湯船に浸かれるのがうれしいです。
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枕が硬くて高いのが好みの私にとって、枕を選べるスーパーホテルのシステムはありがたいです。
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東横インは朝食付きですが、ここのスーパーホテルは別料金です。ただ帯広では朝食を食べに行きたい場所がいくつかあるので、逆に朝食なしで安い方が好都合です。
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あとはパコ帯広のように徐々に料金が上がらないことを望みます。

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JRニセコ駅もあと6年

函館本線JRニセコ駅です。以前やっていた「外国人が好きな日本の駅 総選挙」という番組で第16位になっていました。
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駅舎は1988年に山小屋風の建物にリニューアルされました。
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相対式ホーム2面3線を持つ地上駅で、各ホームは跨線橋で結ばれています。
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小樽方面には目立った黄色のニセコ大橋が見えます。
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駅前には町営の日帰り温泉「綺麗の湯」がありますが、ニセコ町の中心街は駅から少し離れています。
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北海道新幹線が札幌まで延伸されると、路線が重なる長万部-余市間は廃止されることが決まっており、それに伴いこのニセコ駅も廃駅となります。時期は確定していませんが、6年後の2029年には廃駅になる見込みだそうです。
ちなみにこのあたりの岩盤は硬いらしく、倶知安町ニセコ町を通る北海道新幹線羊蹄トンネルの工期が遅れがちです。先日、この羊蹄トンネル工事のコンクリートの品質管理試験に関していくつかの虚偽報告されたことが明らかになりました。とにかく完成を急ぎたいJRは話を大きくしたくないでしょうね。

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世界最古の庶民の公立学校

前回「犬神家の一族」でロケに使われた岡山吉備津神社の話をしましたが、今回も同じく横溝作品に登場してきそうな岡山の施設です。(あくまで雰囲気の話で実際には出てきていません)
岡山県備前市にある閑谷学校江戸時代前期(1670年)に岡山藩主池田光政によって創建された現存する世界最古の庶民のための公立学校です。
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閑谷学校の校門です。屋根瓦は備前焼、棟には鯱が載っています。1686年の建築で国の重要文化財です。
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学校全体を取り囲む765mに及ぶ石塀かまぼこ型の独特の姿をしています。これも国の重要文化財です。
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孔子廟の前にある2本の木は楷の木です。楷の木は各地の孔子廟に植えられていますが、ここの木は中国広東省から種子を持ち帰り、苗に育てられた内の2本です。別名「学問の木」といわれ、合格祈願に訪れる人も多いそうです。
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閑谷学校を代表する国宝建築講堂です。入母屋造りで、改築されたときに屋根は茅葺から備前焼瓦に葺き替えられました。
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内部は板張りの一室からなり、10本の柱が整然と並んでいます。漆の床はきれいに磨かれており、火灯窓から入る光をやわらかく反射させています。
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明治38年、学房跡に「私立中学閑谷黌」の本館が建設され、現在は資料館として公開されています。閑谷学校の貴重な資料が展示されています。
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閑谷学校から1km南の道路脇に奇妙な形の石柱があります。これはかつての閑谷学校の石門です。かつて2本の柱の間に幅2mの道があり、ここからが閑谷学校の敷地でした。石柱は3.3mの高さがありますが、ほとんどが埋没している状態です。つまり下の写真の石柱は先端だけ見えていて3m近くが埋まっているということです。この石柱も国の特別史跡に指定されています。
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閑谷学校は2015年から文化庁により始められた「日本遺産」の第1号認定施設で、当時は皇太子(現天皇)も訪れています。道もきれいになりアクセスも便利になりました。ぜひ訪れてみてください。

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「犬神家の一族」の長い回廊

先週土曜日にNHKBSプレミアムで放映された「犬神家の一族」を見ました。横溝作品は古谷一行さんや石坂浩二さんの金田一耕助の頃からよく見ていましたが、「八つ墓村」に代表されるように舞台が岡山であることが多いです。「犬神家の一族」は信州が舞台ですが、ドラマのロケは岡山で行われたようで、行ったことのある岡山の神社が出てきました。
それは岡山市北部の吉備津神社で、昔話の桃太郎の元とされる鬼退治の神話が伝わる神社です。ドラマでは信州の那須神社ということになっていました。
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1425年に再建された本殿拝殿は、全国で唯一の吉備津造りという貴重な建築様式で、国宝に指定されています。
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そしてドラマに出てきたのはこの本殿から続く360mの美しい回廊です。完成は1500年後半という古い廊下です。確かにきれいな曲線を描く長い廊下は絵になります。
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この長い廊下を吉岡秀隆さん演じる金田一耕助が何度となく歩いている場面がありました。
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ところで今回の「犬神家の一族」ではこれまでと違って、ラストの10分にどんでん返しというか新解釈がありました。それを評価する声も多いですが、私はあのような形で終ることで話の流れに根本的な矛盾を生んでしまい、すばらしいミステリー作品を壊してしまったと感じました。(ご覧になっていない方には意味が分からない話ですみません…)

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無料コーヒーでよいとまけ

前回紹介した「よいとまけ」の三星です。
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苫小牧本店にはイートインコーナーがあります。
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しかもホットコーヒーは無料というありがたさ!
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そこで店内で2種類のよいとまけを買って、こちらでコーヒーとともにいただきました。
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店にはショートケーキも売っていますので、リーズナブルに休憩できます。
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場所は苫小牧市内でも糸井という少し西の方になります。広い駐車場もありますので、お土産購入だけでなく喫茶店代わりにも使える店ですね。

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苫小牧の三星本店

苫小牧三星本店です。
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三星と聞いてもピンと来ないかもしれませんが、北海道銘菓よいとまけ」と聞くとわかる人もいるかもしれませんね。
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スタンダードな「よいとまけ」だけでなく、ほかにもりんごなどいろいろな種類の「よいとまけ」があります。もちろんそれ以外のお菓子も豊富です。
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また自家製パンも人気です。私が店内にいる間にも多くの人が買っていました。
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北海道の大手スイーツメーカーといえば六花亭やロイズ、柳月、石屋製菓などがありますが、この三星もおすすめです。

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