クリオネが消える日

先週の朝日新聞に『「流氷の天使」クリオネの涙』という記事が大きく掲載されていました。
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記事を読みますと…
化石燃料の燃焼で大量の二酸化炭素が大気中に排出されると、それが海にも溶け込み、海水が化学反応で酸性化します。
海水の酸性化により、「海のカタツムリ」とも呼ばれる「ミジンウキマイマイ」という小さな巻き貝の貝殻に穴が空いたり、薄くなったりするそうで、その結果、うまく泳げなくなったり、細菌に感染したりして、生き残る個体数が減ります
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実はクリオネは、この「ミジンウキマイマイ」だけを食べるそうです。なので「ミジンウキマイマイ」がいなくなるとクリオネも絶滅することになります。
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さらに「ミジンウキマイマイ」はサケやタラ、ニシンなどの大事なエサにもなっているので、クリオネだけでなく食用魚にも大きな影響が出てきます。
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二酸化炭素は冷たい海水に溶け込みやすく、北極海ではすでに海洋酸性化が進みつつあります。そうなると北海道の冷たい海でもこれから影響が出る恐れがあります。実際に世界の海は徐々に酸性へ傾きつつあり、カキやカニにも影響が出ている調査報告もあるそうです。
二酸化炭素の排出はこのような形でも影響が出るのですね。

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