九州の日本庭園といえば鹿児島の仙厳園と熊本の水前寺成趣園が有名です。
水前寺成趣園は初代熊本藩主・細川忠利が築いた庭園です。阿蘇伏流水の池を中心にした桃山式回遊庭園です。

築山や浮石、芝生、松などで東海道五十三次の景勝を模しており、大きな富士山の築山も作られています。この築山を実際に見るとかなりのインパクトがあります。

下の写真中央の「古今伝授の間」は、大河ドラマ「麒麟がくる」でも登場した細川藤孝が智仁親王に『古今和歌集』の奥義を伝授したとされる建物です。約400年前に京都御所にあった建物で、その後長岡京市を経て、大正期にここへ移築されました。

この「古今伝授の間」から見た景色が水前寺成趣園のベストアングルだと言われています。

紹介した以外にも多くの見どころがあります。私で見学時間は約45分でした。1時間あればゆっくり見学できると思います。
ちなみに水前寺成趣園は水前寺清子の芸名の由来になった庭園です。「しあわせは~にゃっ 歩いて来ない♪」 といっても若者には伝わらないか‥
なお庭園に隣接した場所に夏目漱石の旧居があります。

熊本に夏目漱石の家と聞いて意外に思ったのですが、施設の方の話では、漱石は作家になる前に4年余り熊本で暮らしており、その間に市内で6度も住居を移っているそうです。そのうち残っているのは3軒で、見学できるのはここだけとのことです。入館は無料ですので時間があればいかがでしょうか。

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