
松本零士さんは、小学校低学年だった戦時中の2年間、母親の実家のある愛媛県大洲市に疎開していました。ここで「銀河鉄道999」のイメージが育まれたとされています。
そして松本少年は大洲に疎開中、近くの宇和島にもよく遊びに行ったそうです。
そこにある宇和島城は日本に現存する12天守のひとつとして有名です。

その宇和島城の庭園・天赦園の東屋の鐘になぜか銀河鉄道999のメーテルが描かれています。

案内板を読むと、宇和島で奥女中奉公していたシーボルトの孫娘である楠本高子という女性がメーテルのモデルだという話があるそうです。下の写真がその楠本高子です。確かにメーテルと似ています。

後年松本零士さんも「似ているのはまったくの偶然とはいえない」と話しています。宇和島に縁のあった松本零士さんが、たまたま楠本高子の写真を見て、彼女の切れ長の目が、自分のイメージしていたメーテル像と一致したのかもしれません。
大洲や宇和島で見た汽車やきれいな星空も印象深かったと話されていますし、メーテルのモデルの女性までいたとなると「銀河鉄道999」の原点といえる場所ですね。松本零士さんが亡くなって、訪れる人も増えるかもしれません。

松本零士さんのご冥福を謹んでお祈りします

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