タウシュベツ川橋梁は崩落前に消える!?

上士幌町タウシュベツ川橋梁は国鉄士幌線の橋梁でしたが、ダムの建設で鉄道はコースを変え、1955年に橋梁はダム湖に沈みました。
しかしダム湖である糠平湖は発電などによって水位が変化するため、橋梁は水没と出現を繰り返し、その様子から「幻の橋」と呼ばれるようになり、人気の観光スポットになりました。このブログでも何度か紹介したことがあります。
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ただ水没・出現・凍結を繰り返すので劣化も早く、現在はいつ崩落してもおかしくない状態です。写真は10年近く前に訪れたときのものですが、すでにかなり崩れていました。1カ所が完全に崩れると一気に全体が崩落する可能性もあるそうです。
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そんなことで橋梁は立入禁止になっていますが、それにも関わらず橋の上に乗って動画を撮影している人たちがいるのを観光客が目撃したというニュースがありました。上士幌町観光協会は、安全面から橋に乗るなどの行為は絶対にしないように注意を呼び掛けていますが、危険や迷惑を顧みず橋の上に乗ろうと思えばいくらでも乗れます。
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橋梁跡の保存活動をしているNPO法人ひがし大雪自然ガイドセンターは「事故の元になることで、橋が取り壊されることを懸念している」というコメントをしています。
思い返せば富良野でも名物の木を撮影するために畑に入り込む者が多く、結局は畑の所有者が木を伐採したケースがありました。
つまり対象物を無くしてしまうのが、被害を防げる確実で手っ取り早い手段です。
このような行為が続けば、タウシュベツ川橋梁は自然に崩落する前に人為的に壊されることになるかもしれません

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