
サルは知能が高いですが、中でもオランウータンは人間の5才児程度の知能があるといいます。

下の写真のオランウータンは、しばらく木の枝をしげしげと観察して何か考えている様子です。

すると考えがまとまったのか、その枝を口にくわえてロープをつたって自分の寝床のある檻の方に持って帰ってきました。何かに使えると判断したのでしょうね。ついつい彼の行動に興味が湧きます。

檻に戻って来ると、さきほどの枝を足に掴みなおし、木の実を食べ始めました。単なる食事かと思って見ていると、口から出した殻をなぜか捨てずに檻の横棒の上にいくつか並べて置きました。すると次の瞬間、置いた殻を指ではじいて前にいるお客さんの方に飛ばしてくるではありませんか。これには驚きました。予想外の彼の行動に気を取られ飛ばす瞬間の写真はありません。下の写真は飛ばした直後のしたり顔の表情です。

殻を手で投げたのではなく、置いて指先ではじいて飛ばしたあたりに知能の高さを感じます。その方が勢いと飛距離が出ます。このような行動は5才児以上かもしれません。
それにしても、何を思って殻を飛ばしてきたのでしょう。ジロジロ見るなという脅しか、人の反応が愉快なのか、小馬鹿にしたのか…持ってきた枝を何に使うのかも合わせて彼の話を聞いてみたいと思いました。

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