
このとき動いた活断層の中で淡路島の野島断層は最も震源に近く、南西方向に1~2mも横にずれました。
横にずれた畔道がそのまま残されています。下の写真の青と青、赤と赤の部分がつながっていました。

さらに南東側が0.5~1.2m隆起しました。下の写真でも左側が高くなっているのがわかります。

地震の激しさを物語る野島断層は国の天然記念物に指定されており、野島断層保存館では上の写真のように野島断層の一部をそのまま保存しています。
阪神大震災以降、東日本大震災や熊本地震、さらに毎年のように台風・豪雨・地すべりなどによる被害が発生し、そこへ新型コロナの流行もあり、阪神大震災のことが忘れられつつあります。神戸の東遊園地には地震発生時間を示す時計を抱えた像がありますが、意味がわからず「時計が故障している」と思う人も多いかもしれません。

先週「南海トラフで今後20年以内にマグニチュード8~9級の地震が発生する確率を「60%程度」に引き上げた」というニュースがありました。備えをしないといけないという思い以上に、もう勘弁してほしいという気持ちの方が本音です。

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