鹿児島県指宿市の
唐船峡の名物が「
そうめん流し」です。この峡谷に3つの店があり、私が行ったのは「
市営唐船峡そうめん流し」です。市営のそうめん屋というのは珍しいです。

理由はわかりませんが、ここは
流しそうめんでなく、
そうめん流しと呼ぶようです。
唐船峡の「そうめん流し」とは、ドーナツ型のそうめん流し器に水とそうめんを入れ、水流によってそうめんを流す方法です。水は唐船峡の湧き水を使っています。出される水やお茶も湧き水です。少々風情には欠けますが・・

私が訪れたのは冬ですが、暖房の効いた小屋がありますので、寒さに震えながら食べるということはありません。
ちなみに下の写真の手前の青いそうめん流し器は2段になっていますが、
上下で水流が逆になっています。つまり
左利きの人も食べやすい工夫だそうです。なかなかの配慮ですね。

屋外にもたくさんの席があります。屋根がついているので雨でも問題ありません。夏はこれが満員になるそうです。収容人数が500人もあるのに長い待ち行列ができるそうです。

私はさらに単品で
鱒のから揚げも注文しました。ほかに塩焼きやハーブ焼などがあります。きれいな湧き水で育っているので臭みはまったくありません。

唐船峡の水は店の前の池から湧き出ています。透明度の高い池には鯉やチョウザメが泳いでいました。

湧き水で流れるそうめんはもちろんおいしいのですが、加えて
そうめんつゆも実においしかったです。一般的なそうめんつゆとは違い甘辛い味です。最後はそば湯のように湧き水を足して飲んでしまいました。
ほかに
「長寿庵」「鱒乃家」という店が並んでいますが、つゆの味は店によって違うそうなので、空腹であれば2軒くらいハシゴするのも比較できていいかもしれません。
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