そんな中で昭和から最近まで何とか生き残ってきたものもありますが、それさえも令和の時代になり耐えきれず絶滅寸前のものが多くあります。そんなものの一部を並べてみました。
絶滅危惧Ⅰ類=絶滅の危機に瀕している種
①固定電話
携帯電話の普及とともに姿を消しつつあります。ちなみに三省堂国語辞典からは「コレクトコール」という言葉が消えるそうです。というか国語辞典も無くなりつつあります。

②新聞
ネットでニュースを見て、番組表もテレビで確認できるので、毎月数千円を出してまで購読する必要がなくなり購読者が減っています。また最近マスコミに対する信頼が薄れているのも要因のひとつかもしれません。

③手紙・はがき
メールやLINEにその座を奪われ、年賀状も減少の一途をたどっています。昭和の時代は早く年賀状を買わないと品切れになっていました。

④町内会
とくに都市部では近所付き合いが希薄になりつつある上に、高齢のため輪番制の班長が出来ず、町内会を離脱する人が増えています。LINEで一斉に連絡できる時代に、1軒ずつ渡していく回覧板も姿を消しつつあります。

⑤町のお店
スーパーや家電量販店、さらにネット通販の台頭で昔ながらの小さなお店がどんどん減っています。近所にあった八百屋さん、魚屋さん、本屋さんなど後継者もなくどんどん姿を消しています。

準絶滅危惧=現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種
①学校
学習だけでなく生徒・教師がコミュニケーションを図る場であり、社会への順応力を養う場でもあります。しかし個性の違う数十人が学級という1つの団体で同じ行動するのに限界が来ています。コロナ禍でオンライン授業が加速したことが絶滅へのスピードを速めたように思います。

②テレビ番組
コンプライアンスの強化や予算の削減がおもしろい番組を少なくし、制作者の発想も貧困になってテレビ離れに歯止めがかかりません。逆にネット動画を見る人が増えています。

絶滅種=すでに絶滅してしまったと考えられるもの
合格電報・電話帳・駅の伝言板・交換日記・大声で叫ぶ選手宣誓・日焼けコンテスト・月賦(これも死語)で買った豪華な百科事典など
これ以外にも会社の宴会や慰安旅行、結婚時の仲人、SDGs時代での紅白歌合戦など昭和に全盛だったものが次々と絶滅の一途を辿っています。
それにしても今の変化のスピードはあまりに速く人類の進歩には不相応なスピードのように思うのも「昭和」人間だからでしょうか。

にほんブログ村

人気ブログランキング

スポンサーサイト