消えゆく季節感

とにかく暖かい、というより昼間は暑い・・桜も場所によっては早くも散り始めています。
北海道の方々のブログを拝見していると、なんと20℃近い地域もあるようですね。ひとことで言えば「異常な春」です。

それにしても近年「異常気象」が多すぎます。毎年のように降る「数十年に一度の異常な豪雨」、毎年のように更新される「異常な記録的暑さ」、ほかにも「異常な勢力の台風」、「異常な風雪の爆弾低気圧」など・・・もはや異常なことが毎年多すぎて普通になりつつあります
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昔の日本の四季移り変わる時期やそれぞれの気温、降水量も各地域でだいたい同じでした。それが今では冬から一気に初夏になったかと思えばまた雪が降ったりと実に慌ただしい。趣きなどあったものではありません。布施明の『陽ざしの中で』という45年前の曲のサビに「季節のかわる気配に振り返ってみたけれど~白い陽ざしがまぶしすぎてもう君をさがせない♪」という素敵な歌詞がありますが、このような感覚も消えていくのかもしれません・・


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京都桜散策③~岡崎・東山エリア~

京都の満開の桜を見るために哲学の道を北上して銀閣寺近くまで行った後、再び歩いて南下し岡崎エリアに来ました。
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平安神宮の大鳥居の前にある京都市京セラ美術館の中をちょこっと見学しました。
2020年にリニューアルされ無料で見学できるエリアが出来ました。「光の広間」は屋外だった中庭にガラスの大屋根をかけて、特別展示などに活用できるスペースとして生まれ変わりました。もともと屋外だったので自然に錆びた銅の雨どいや年季を感じる建物の壁がいい味になっています。
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この美術館の前にも疏水が流れていて、川沿いの桜が八分咲きでした。
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さらに南下して東山エリアに入り、知恩院の前を通ります。とりあえず桜と三門を撮影。
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そして京都市最古の公園の円山公園に入りました。シンボルの祇園しだれ桜が満開でした。
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数年前の春に来たときは枝や花に元気がないような印象を受けたのですが、今回は若返っているかのように見えました。
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そして昨年国宝になった八坂神社本殿の前を通り、四条河原町へと向かいました。
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地下鉄蹴上駅をスタートして南禅寺・哲学の道経由で銀閣寺近くまで北上して、再び岡崎・東山エリアまで南下して四条河原町まで歩いたことになり、図らずも約12kmの京都桜散策になりました。


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京都桜散策②~哲学の道~

満開になった京都の桜見物に蹴上インクラインから南禅寺を通り、そこから「哲学の道」にやって来ました。
人出は前回紹介した蹴上インクラインほどではなかったものの、平日の午前8~9時台にしては多かったです。
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哲学の道」は南の熊野若王子神社と北の銀閣寺あたりををつなぐ疏水に沿った約1.5kmの散策路です。京都の哲学者の西田幾太郎らが思索にふけりながら歩んだことから、その名前が付いたといわれています。
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道沿いには日本画家の橋本関雪によって寄贈された桜が並んでおり、ここも京都で有名な桜スポットになっています。
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沿道には大小の寺社や変わった外観のお店なども多く並んでいて距離を感じずに歩けます。
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こうして哲学の道を終点まで歩きましたが、このあと今度は哲学の道より1本西の白川通を歩いて南下して平安神宮などのある岡崎エリアを目指しました。


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京都桜散策①~蹴上エリア~

京都桜満開の便りが届き、洛東エリアに行ってきました。降りた駅は地下鉄蹴上駅(けあげ)です。

明治時代、琵琶湖の水を京都へ引くために作られたのが琵琶湖疏水で、その運河の36mの高低差を船を運搬するために傾斜鉄道(蹴上インクライン)が敷かれました。昭和23年に廃線になりましたが、現在も軌道跡は保存され、京都市文化財に指定されています。
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その後、廃線跡にはソメイヨシノやヤマザクラが植えられ、京都屈指の桜の名所になっています。
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有名な桜の名所だけあって、訪れた日は平日のしかも朝7時半でしたが、下の写真のような人出でした。
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そして、この蹴上インクラインから歩いて5分の場所にあるのが南禅寺です。大きな三門石川五右衛門の「絶景かな、絶景かな~」という台詞で有名です。
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南禅寺の境内には疏水が流れるレンガ作りの水路閣があります。なかなか風情があります。
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サスペンスドラマでもよく使われていました。呼び出されたヒロインが柱の陰から出てきた意外な犯人に襲われるというような・・
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南禅寺よりも紅葉が有名ですが、今回は蹴上から哲学の道へ向かう通り道でしたので寄りました。
ということで、このあと哲学の道に向かって歩きました。


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風のガーデン

新富良野プリンスホテルには「北の国から」の脚本家倉本聰富良野三部作のひとつであるドラマ「風のガーデン」のロケ地になったガーデンがあります。
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2008年放映のこのドラマは中井貴一主演で、黒木メイサや子役の神木隆之介も出演しており、緒方拳の遺作にもなったドラマです。
庭園ブームの今は撮影で使われた「風のガーデン」は北海道ガーデン街道のひとつになっています。
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新富良野プリンスホテルの先にロープウェイの乗り場があります。これで終点駅まで上がり、そこを起点にいくつかの登山コースがあるようです。
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ロープウェイの駅からは視界が木々にさえぎられ、絶景とはいきませんでした。それよりもロープウェイの中からの方が眺めはよかったですね。富良野が盆地だということがよくわかります。下の白い建物が新富良野プリンスホテルです。
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新富良野プリンスホテルの敷地に「ニングルテラス」という施設があります。森の中におしゃれな小屋が点在し、そこで木工細工や風景画などが売られています。
ドラマ「北の国から」の中で竹下景子さん扮する雪子がこのニングルテラスに勤めている設定でした。
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新富良野プリンスホテルのあたりだけでもロケ地巡りは十分に楽しめます。
それにしても倉本聰氏が富良野の観光に与えた影響は多大です。


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連ドラの木の前に純の小学校

下の写真の木はNHK連続テレビ小説春よ、来い」のオープニングで登場した木です。そのまま「春よ来いの木」と呼ばれています。富良野八幡丘という地区にあります。
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そしてその木の前にあるのが八幡丘会館という公民館です。
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この建物はドラマ「北の国から」で純と蛍が通っていた中の沢小学校分校」として使われたことで有名です。
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公民館は改装されましたが‥
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やはり入口には「中の沢小学校分校」の看板が掲げられています。
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最初は「春よ来いの木」も「中の沢小学」も知らずに通りかかりました。車から見て「春よ来いの木」が目に留まり撮影していたら、向かいの古い公民館を撮影している人がいたので後で調べると木も公民館も有名なスポットだとわかったようなことです。

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麓郷の「モノローグの木」

富良野麓郷にある共済農場のモノローグの木です。
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案内板にも書いてありましたが、白樺は群生する木なので、一本だけで立っている木は珍しいそうです。
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下の写真のように畑の中に一本だけポツンと立っている白樺の木です
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ただこの木がこのように注目されるのは「北の国から’92巣立ち」の撮影が行われてからです。やはり富良野観光はドラマ「北の国から」とともにあります。

【追記】
記事をごらんになったKOMOREBIさんより、このモノローグの木は数年前に何かの理由で折れて今はないという情報を寄せていただきました。私が訪れたのはその前だったようです。


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大鳴門橋を5カ所から

淡路島と徳島をつなぐ大鳴門橋5カ所の絶景ポイントから眺めました。

 まず、お茶園展望台です。
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かつて藩主がここに茶屋を設けて観潮していたことから名付けられた展望台です。
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 そのお茶園展望台から徒歩5分の高速道路を渡る陸橋の上も橋を見るのに絶好のポイントです。
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橋を真正面から眺められる貴重な場所です。
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 「エスカヒル鳴門」は展望台まで全長68mのエスカレーターで上がっていきます。
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その長いエスカレーターを上った先に展望台があります。ちなみにこの展望台はいわゆる行き止まりで、再びエスカレーターで下りるしかありません。料金が400円必要です。
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 千畳敷展望台大鳴門橋を一番近くで眺められる場所です。渦潮を見る場所として昔から最高の地点とされてきました。
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 対岸の淡路島側にある道の駅うずしお」からの眺めです。南を向いているので逆光で眩しいです。
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鳴門海峡は以前から渦潮で有名な観光地でしたが、20年前に大塚国際美術館が出来てからさらに訪れる人が多くなったエリアです。


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海峡を挟み名物堪能

鳴門海峡をはさんで鳴門側淡路島側で名物をいただいて来ました。

鳴門では鯛茶漬け定食をいただきました。激しい潮流で育った鯛だけあって身がプリプリしておいしかったです。鯛も特製ダレで漬けてあったのでそのまま食べてもおいしく、実際に店員さんも「出汁をかける前にそのまま一口食べてみてください」とおっしゃっていました。
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店は千畳敷展望台という展望台にある「潮風」という店です。この周辺には同じような食堂が何軒かあります。ガイドブックには「うず乃家」という店がよく紹介されています。
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潮風」は大鳴門橋が目の前に見えて眺望は抜群でした。
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そして淡路島側では「あわじ島オニオンビーフバーガー」をいただきました。
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淡路島オニオンキッチン」という店のバーガーで「全国ご当地バーガーグランプリ」で1位のハンバーガーです。主役の玉ねぎカツとオニオンチップに淡路牛が乗っています。
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店は道の駅うずしお」にあります。
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こうして贅沢に鳴門海峡の両サイドで名物をいただいたのでした。


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地球岬とカレーラーメン

室蘭地球岬です。「水平線がまるく見える」というのがキャッチフレーズです。写真のときは雲が多く何となく今ひとつという印象でした。
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この日は室蘭で宿泊でしたので、夕食に名物のカレーラーメンを食べました。味の大王室蘭本店です。
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熟成させた自家製ちぢれめんと濃厚でコクのあるカレースープが特長です。値段は820円でボリュームもたっぷりでした。
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翌朝起きると晴れていたので再び地球岬に行きました。昨日より見通しは良かったものの、それでも少しモヤっていました
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どこの岬もそうですが、地形的なものか、それとも私の普段の行いか、きれいな青空に恵まれることが少ないような気がしています。とくに暖かくなると水蒸気が多くなることもありますかね。


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サメの指パク体験

標津サーモン科学館です。知床半島の付け根の標津川河口付近にあります。
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基本的にはその名の通りサケの水族館ですが、サケ以外にも幻の魚イトウなどいろいろな種類の魚がいます。
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そして少し変わった体験もできます。
下の写真はチョウザメに指を噛んでもらう体験です。噛むと言ってもチョウザメは歯がないので大丈夫だそうです。としてもサメの名前が付いていると少しおっかない・・
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1枚目の写真にも写っていますがここには高い展望塔があります。
残念ながらこの時は大雨で見晴らしは最悪でした。晴れていれば国後島も見えるようです・・
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サケのライフサイクルに合わせ季節ごとに展示の内容は変わります。9~10月にはサケの遡上を、11月には産卵行動を展示するので、できればこの時期に訪れるのがおもしろいでしょうね。


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そこは熱郛原野ではなかった

私が持っている「北海道 絶景ロードセレクション2」という写真集の中に「熱郛原野(ねっぷげんや)」というタイトルの風景写真があります。(下の写真)
地図で調べると黒松内町に「熱郛原野」という場所がありました。そこで旅行で近くへ行ったので同じ構図で撮影しようと写真の場所を探してみました。
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ところが熱郛原野に着いてもそれらしい場所はありません。周辺を車でぐるぐると30分ほど走りましたが見つかりません。別にそれほど強いこだわりで行こうと思ったわけではありませんが、見つからないとなると気になるものです。

それでも旅行中ゆえ時間の都合もあり、あきらめてニセコ方面に向かいました。そして15分ほど国道5号を走っていると道路脇の金属柵の隙間からちらっと畑が見え、「もしや!?」と思い車を止めて柵の隙間から少し入ると下の風景がありました。
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見た瞬間、思わず「あった~」と叫びました。「水曜どうでしょう」で「日本全国絵はがきの旅」という企画がありました。無作為に選んだ絵はがきと同じ構図の写真を撮るため探し歩くという内容でしたが、まさしくそれと同じような感動です。
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ただ場所は写真タイトルの「熱郛原野」ではなく、15kmも離れたとなりの蘭越町の目名峠付近です。私のように写真を見て訪れる人間もいるので、出版社ももう少し気をつけてほしいものですね。


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猫は観光地を救う

和歌山電鉄が赤字で廃線寸前だったのを救ったのはネコのたま駅長でした。5年前にたまが亡くなったあとはニタマ、よんたまの2匹が後継猫として人気を集めています。
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和歌山電鉄をV字回復に導いたのは経営を引き継いだ岡山両備グループ岡山電気軌道です。たま駅長のアイデアやカリスマ鉄道デザイナーの水戸岡鋭治氏デザインの車両の導入で観光客が一気に増えました。
たま電の人気とともに両備グループの地元岡山でもたま電が見たいという要望が高まり、岡山市内を走る路面電車にもたま電が登場しました。
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そして岡山県高梁市にも観光に貢献する猫がいます。前回紹介した現存天守の備中松山城城主さんじゅーろー」です。
備中松山藩出身の新撰組7番隊隊長の「谷三十郎」にちなんで「さんじゅーろー」と命名されました
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岡山に甚大な被害をもたらした平成30年7月豪雨のあとふらっと城にやって来て住みつき、その後見つかった飼い主から正式に譲渡され「城主」になりました。もともと備中松山城は貴重な現存山城天守として有名ですが、最近は「さんじゅーろー」効果で来城する人が増えています。
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たま駅長と大きく違うのは「自由」ということです。私がたま駅長に会ったときはガラスの向こうにいて触れることはできませんでした。
しかし、さんじゅーろー放し飼いです。下の写真の水色のリードもどこにも結ばれておらず引きずって歩いています。
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本当は城を背景に写真を撮りたかったのですが、なかなかこちらの都合で動いてはくれませんでした。
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豪雨災害のあと減少していた観光客も猫城主のおかげで回復しました。人間が近づいても逃げることも媚びることもしない風格が城主らしく人気を呼んでいるのでしょう(笑)


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不便だから残った城

前回紹介した、ふいご峠から20分歩いて着いた備中松山城は、もっとも高い場所にある現存天守として有名です。
二層二階の天守は1683年に大修復され、国指定重要文化財に指定されています。
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1階には城が攻められた時に城主が自害をするための装束の間があります。
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とりわけ天守の中に囲炉裏があるのは大変珍しいです。
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2階には神棚が設けられいます。
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明治の廃城令後もあまりにも不便な場所にあることから、天守は解体すらされずに放置され、倒壊寸前の荒れ放題でした。それが昭和初期に修復の予算が組まれ、多くの人の力で現在の姿になりました。
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天守入り口から見た本丸です。標高430mのこの場所まで城の修復のために地元の小中学生も協力して石を運びました。私のように整備された道を途中までシャトルバスで上がって来るのとはわけが違います。重労働だったと思います。
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天守北側の岩盤の上に築かれた二重櫓国指定重要文化財です。
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さらにこの先に備中松山城よりも古い大松山城跡へも行けます。こちらは建物はなく石垣の一部が残るだけですが、雲海に浮かぶ備中松山城の撮影ポイントになっているようです。なお下から別ルートで車でここまで行くことができます。
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二の丸から見ると、櫓や塀に隠れることなく天守が眺められ、見上げた時の建物のバランスなど計算しているように思えます。
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それにしても不便すぎて解体作業ができず、結果として貴重な12しかない現存天守のひとつに数えられる城になったというのは何とも皮肉な話です。
以前から一度は行ってみたいと思っていました。最も高い場所にある現存天守と聞いて、きつい山道を覚悟していましたが、シャトルバスのおかげで比較的簡単に行けてありがたかったです。


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真田と無縁の「真田の城」!?

岡山県高梁市にある備中松山城に行きました。全国に12しかない現存天守のひとつで、その中で唯一の山城です。
松山城というと愛媛の松山城を浮かべます。なので区別するために愛媛伊予松山城岡山備中松山城といいます。

城へ行くにはまず標高196mの城見橋公園駐車場(下の写真)まで行きます。ここに車を止めてシャトルバス(往復400円)で標高291mのふいご峠駐車場まで行きます。閑散期でシャトルバスが運行していなければ自家用車でふいご峠まで行くことになりますが、道は細く駐車場も14台分のみです。ちなみにシャトルバス運行中は自家用車は通行禁止です。
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ふいご峠駐車場からは天守まで山道を700m上ります。
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中間点あたりで見えてくるが中太鼓の丸跡(下の写真)です。麓の御根小屋(現高梁高校)と山上の天守を太鼓の合図で連絡を取り合う際の中継点となっていました。
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この辺りまで登って来ると見晴らしもよくなります。高梁川と高梁の町がよく見えます。岡山県高梁市といえば私たちの世代では映画「八つ墓村」ロケ地としても有名です。
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さらに上ると大手門跡があります。天然の岩盤の上に石垣を築き、土塀を建てています。この門は大河ドラマ『真田丸オープニング映像に使用された場所です。確かに覚えがあります。映像ではCGで水が流れていたような記憶が・・
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この城は真田氏とは関係ありませんが、「真田丸」担当ディレクターのイメージに合ったそうです。復元した土塀は白い漆喰塗りですが、オープニング画像ではCGで茶色い土壁に加工されました。
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強固な石垣が幾重にもなって城を守っています。城攻めの気持ちを減退させます。
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天守近くになるとさらに大きな石が目立ちます。どこの城もそうですが、権力を誇示するために目立つ場所に大きな石を配置します。それにしても標高400m超のこの場所にこのような石を運ぶのは大変な仕事です。
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登り始めておよそ20分でようやく天守の見える二の丸に到着しました。
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山歩きが趣味の方はJR備中高梁駅から歩いて上がって来られるそうです。山道を1時間30分かかるそうですが、私はふいご峠からの20分で十分山歩きを堪能しました。


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ふわっと苫前

前回紹介した苫前町で宿泊した施設についての話です。
道の駅風Wとままえ(ふわっととままえ)」に併設されている宿泊施設苫前温泉ふわっとです。
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ここに泊まるのであればぜひとも海側の部屋をお勧めします。下の写真の右が海側で、左が山側です。
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下の写真は私が泊まった海側の部屋からの眺めです。
もちろん昼間もいい眺めですが、やはりここは夕景が最高です。
ちなみに建物の前には足湯温泉がありますので、ここに腰掛けながら夕日を眺めることもできます。
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敷地内にとままえ夕陽丘キャンプ場があります。名前の通り夕日がきれいなキャンプ場です。
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翌朝8時発の羽幌からのフェリーに乗るためここに泊まりました。苫前から羽幌まで5kmほどですので朝一番の便を利用したい場合でも十分間に合います。


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三毛別へ行く前に寄りたい資料館

北海道苫前町は、日本海沿いに走るオロロンラインの留萌管内中ほどにある町です。その中心に苫前町郷土資料館があります。昭和59年までは役場だったそうです。
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ここは苫前の歴史や民俗資料を展示しています。例年5~10月が開館期間になっていますので、現在は閉館中です。
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大正時代に苫前町の山奥の三毛別で起こった「三毛別ヒグマ事件」の再現ジオラマも展示されています。(大正4年、開拓民の集落が巨大なヒグマに襲われ多くの人命が失われました
ここから実際の事件現場まで片道20kmほど距離があります。現地には当時の家などを復元しているそうですが、遠いことと淋しい山中で少し気味が悪そうなのとでまだ行ったことはありません。
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ましてや郷土資料館の受付の張り紙(下の写真)を見ると行こうという気持ちがしぼみます・・
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それでも三毛別の復元現場へ行こうと思う方は、ここで予備知識を得てから出かけるのもいいと思います。


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加賀藩の台所

江戸時代中ごろの1721年に開かれた近江町市場です。今も180の店があり、300年間金沢の食を支えてきました。
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その中で、金沢独特の具材を使った「金沢おでん」が人気の「いっぷくや」に入りました。
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定番「車麩」は出汁をいっぱい含んで旨味たっぷりでした。
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さらに目の前で揚げる「近江町コロッケ
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「昔風コロッケ」「肉コロッケ」「野菜コロッケ」などたくさんの種類がある中で「甘エビコロッケ」をチョイス。甘エビがそのままごろごろ入っていました。
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とてもおいしいですが、「安い!」という感じはありませんでした。たぶん北陸新幹線開業で観光客が増えている影響かもしれません。とするとコロナ前の大阪・黒門市場と同じです。最近は黒門市場も大阪の食というよりはインバウンドの食を支えて(支えられて?)いましたから。


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金沢文化の代表

金沢へ行ったなら、兼六園金沢城に次いで立ち寄るべきはひがし茶屋街でしょう。
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金沢文化を代表する茶屋街のひとつで、文化財に指定されている建物も多くあります。
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また浅野川沿いに昔ながらの風情ある料理屋や茶屋が立ち並ぶのが主計町茶屋街です。上のひがし茶屋街のすぐ近くにあります。
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そして長町武家屋敷跡です。上の2つの茶屋街とはかなり離れた場所です。昔ながらの土塀や石畳の小路が残り、豪壮な武家屋敷が立ち並びます。伝統環境保存区域および景観地区に指定されていて、今でも趣のある景観が維持されているエリアです。
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用水路沿いには風情のある割烹やカフェが多くあります。その中の店で柚子サイダーと和菓子をいただきました。
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兼六園金沢城も含めてこれらの名所を歩いて巡るのはかなりきついです(私はがんばって歩きましたが・・)
巡回バスがたくさん走っていますし、レンタサイクルもあちこちにありますのでこれを利用するのがいいかもしれません。


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札幌の花の公園

百合が原公園は、札幌の北東にある花の公園です。前回紹介した札幌丘珠空港のすぐ近くにあります。
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公園のほぼ中央にサイロ展望台があります。かつて公園が牧場だった時代のサイロを改修した展望台だそうです。これも以前紹介した札幌軟石で造られているようですね。
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そのサイロの上から見た公園です。広さは札幌ドーム4.6個分あるそうです。
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リリートレインは公園内をぐるっと巡る列車です。1周約1.2kmを約12分かけてのんびりと回ります。
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6400種類の植物が育てられており、世界中から集められた100種のユリを観賞できる「世界の百合広場」や、札幌の姉妹都市の造園家が協力した「世界の庭園」など工夫を凝らした花壇や庭園が広がっています。
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札幌もやがて春になれば、健康的で、花に癒され、リーズナブルに休日を過ごせそうな場所ですね。


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丘珠空港の目指す姿

札幌丘珠空港は、札幌都心から北東に直線距離で約6kmの場所にある空港です。
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滑走路は1500mが1本で、新千歳空港の3000mが2本に比べるとかなり小規模です。
定期便は道内の函館空港女満別空港たんちょう釧路空港利尻空港と、青森三沢空港などあわせても10数往復だけのフライトです。
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ですから発着以外の時間帯は空港内は閑散としています。
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この空港は陸上自衛隊丘珠駐屯地の飛行場でもあります。陸上自衛隊が管制業務を行うという珍しい空港です。
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ターミナル3階には送迎デッキがあり、発着する飛行機やヘリコプターを眺めることができます。
また2階にはレストラン「丘珠キッチン」があります。眺望もよく、駐車券を提示すると2時間まで無料になります。

札幌市は将来的に滑走路を1800mまで延ばして、1日あたり最大72便を目指しています。実現すれば旭川空港クラスになりますが、周辺住民の理解、中心部とのアクセス、ターミナルビルの改善、財政・・前途は多難なようです。


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見どころ多き禅の里

福井県にある曹洞宗大本山永平寺です。
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まず最初に入るのは傘松閣(別名「絵天井の間」)です。昭和初期の有名な画家144人による230枚の日本画が天井一面に埋め込まれています。
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永平寺33万平方メートルの敷地に70を超えるお堂と楼閣があり、とくに主要な伽藍は「七堂伽藍」と呼ばれています。この7つの建物は回廊で結ばれていますので雨や雪の日でも傘なしで見学することができます。しかもこの回廊はピカピカです。丹念に磨かれているのがわかります。
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この七堂伽藍法堂・仏殿・僧堂・庫院・山門・東司・浴室)を巡りました。

法堂 一番奥にあり朝のお勤めなどの法要が行われる場所です。
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仏殿 七堂伽藍の中心で本尊の釈迦牟尼仏が祀られています。
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僧堂 修行の根本で座禅・食事・就寝の場所です。
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大庫院 永平寺を維持管理する部署がある建物です。
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山門 永平寺の中で最古の建物で特別なときしか通ることのできない門です。
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東司 お手洗いですが戸の開け方から手の洗い方まで細かな作法があります。
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浴室 入浴も大切な修行とされています。
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以上が七堂伽藍ですが、これ以外にも「瑠璃聖宝閣」という宝物殿など見ておきたいものがいっぱいある永平寺です。十分な時間的余裕をもって見学することをおすすめします。


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小樽の「かま栄」

北海道かまぼこ専門店と聞いて、私がまず思浮かべるのは小樽かま栄です。
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小樽運河近くに工場と直営店があります。数年前にリニューアルされて店内も明るく広くなりました。
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イートインスペースもありますので、買ってそのまま店内で食べる人も多いです。商品によっては揚げたてのぬくぬくです。
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やはり人気No1パンロールですね。スケトウダラのすり身に豚肉と玉ねぎを加えて、極薄のパンで包んで揚げたものです。
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パンドーム小樽直営店限定商品です。チーズとベーコンを混ぜたかまぼこを食パンで包み揚げたものです。
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これが家の近くにあれば頻繁に行くのですけどね。練り物専門のファーストフードというのはなかなかないです。


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