岡山県高梁市にある
備中松山城に行きました。
全国に12しかない現存天守のひとつで、その中で
唯一の山城です。
松山城というと
愛媛の松山城を浮かべます。なので区別するために
愛媛は
伊予松山城、
岡山は
備中松山城といいます。
城へ行くにはまず標高196mの
城見橋公園駐車場(下の写真)まで行きます。ここに車を止めてシャトルバス(往復400円)で標高291mの
ふいご峠駐車場まで行きます。閑散期でシャトルバスが運行していなければ自家用車でふいご峠まで行くことになりますが、道は細く駐車場も14台分のみです。ちなみにシャトルバス運行中は自家用車は通行禁止です。
ふいご峠駐車場からは
天守まで山道を700m上ります。

中間点あたりで見えてくるが
中太鼓の丸跡(下の写真)です。麓の御根小屋(現高梁高校)と山上の天守を太鼓の合図で連絡を取り合う際の中継点となっていました。

この辺りまで登って来ると見晴らしもよくなります。高梁川と高梁の町がよく見えます。
岡山県高梁市といえば私たちの世代では
映画「八つ墓村」ロケ地としても有名です。

さらに上ると
大手門跡があります。天然の岩盤の上に石垣を築き、土塀を建てています。この門は
大河ドラマ『真田丸』の
オープニング映像に使用された場所です。確かに覚えがあります。映像ではCGで水が流れていたような記憶が・・

この城は
真田氏とは関係ありませんが、「
真田丸」担当ディレクターのイメージに合ったそうです。復元した土塀は白い漆喰塗りですが、オープニング画像ではCGで茶色い土壁に加工されました。

強固な石垣が幾重にもなって城を守っています。城攻めの気持ちを減退させます。

天守近くになるとさらに大きな石が目立ちます。どこの城もそうですが、権力を誇示するために目立つ場所に大きな石を配置します。それにしても標高400m超のこの場所にこのような石を運ぶのは大変な仕事です。

登り始めておよそ20分でようやく天守の見える
二の丸に到着しました。

山歩きが趣味の方は
JR備中高梁駅から歩いて上がって来られるそうです。
山道を1時間30分かかるそうですが、私はふいご峠からの20分で十分山歩きを堪能しました。
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