廃線後も市民の散歩道

明治13年に開通した手宮-札幌を結ぶ官営幌内鉄道北海道最初(日本では3番目)の本格的な鉄道です。
北海道の開拓や石炭輸送に貢献してきましたが、その後函館本線の支線となった手宮-南小樽間の手宮線昭和60年に廃線となりました
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今でも小樽市中心部には当時の線路のほとんどがそのまま残されています。
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手宮線南小樽駅を起点とし、色内駅・手宮駅と続く2.8㌔の路線でした。旧色内駅も残されています。
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線路跡は遊歩道になっており、観光客や地元の方の散歩コースになっています。
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所々に解説が書かれた案内板があり、小樽や手宮線の歴史を学びながら散策できます。
ちなみに旧手宮駅には小樽総合博物館本館があり、当時活躍していた蒸気機関車などが保存・展示されています。


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一応今年もやって来た

26日、関西の新聞でも「紋別流氷接岸初日」という記事が出ていました。
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流氷初日」は岸から肉眼で流氷が確認できた初日のことで、流氷が岸に着くと「流氷接岸初日」となるそうです。平年に比べて11日、昨年と比べても13日早い接岸初日ということです。
(なお今回の写真はお借りしたものです 私は流氷未体験者です)
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こうして流氷は今年も一応やっては来ましたが、最近の流氷そのものの量は減少しています。「野付牛・四季彩々」の野付ウシさんも昨冬に「流氷の量が一気に減りだしたのは、1989年頃からです。その後はほぼゼロの年もあったのですが、この先は相当難しくなるように思っています。北国の生活も一変するかもしれませんね。」というコメントを寄せてくださいました。
北海道好きの私は一度はガリンコ号やおーろら号に乗って流氷を目の当たりにしたいと思っているのですが急がないといけないかも・・
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流氷の価値は何も観光資源だけでありません。オホーツク海の豊かな恵みの源ですから流氷が来なくなったり減ったりすることは深刻な問題です。



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大雪の篠山城

兵庫県丹波篠山市篠山城です。
1609年に徳川家康の命により築かれた平山城で、現在は篠山城公園として整備されています。日本100名城のひとつに数えられています。
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建物はすべて失われましたが、石垣外堀は残っています。
石垣は近江の穴太(知る人ぞ知る石垣積みのプロ集団穴太衆)から招いた職人の高い技術指導によって積み上げられました。
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も堅固な二重の堀がそのまま残っています。
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本丸の南東隅には天守台がありますが、当初から天守はありません。 これは石垣や堀などの城の造りがあまり堅固すぎることに幕府が心配したためとも言われています。
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二の丸にあった大書院は築城と同時に建てられました。明治になって城郭は取り壊されましたが、大書院だけはは取り壊し費用がかかるため残されたました。しかし昭和19年失火により焼失してしまいました。
その後、篠山市民の寄付によって2000年に再建され、往時の姿を見ることができます。
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篠山は丹波黒大豆が有名です。
私は丹波栗と丹波大納言小豆を使用した栗ぜんざい黒豆茶をいただきました。冷え切った体にはありがたいメニューでした。
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大雪の日にわざわざ篠山城へ行く人もなく、広い城の敷地内を貸し切り状態で雪に足跡を残しながら歩きました。ただ人がいなさ過ぎるのも淋しいものです・・


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零下25度の奇跡の真珠

極寒の糠平湖で撮影された「アイスバブル」の写真が、昨年12月24日の朝日新聞夕刊に掲載されていました。(2019年1月に撮影されたものだそうです)
糠平湖では、ここ数年、台風などで土砂や有機物が流れ込み、湖底から大量のメタンガスが噴出しているそうで、その気泡がそのまま凍ってしまったのが「アイスバブル」と呼ばれる現象です。
この「アイスバブル」を撮影するには、気泡が凍るくらいの厳しい冷え込みでありながらも湖面を覆う雪はなく氷も薄く透明であるという特別な条件が必要だそうです。
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この写真の撮影者は零下25度の極寒の中、糠平湖で夜明けを待って撮影したそうです。厳冬期の夜明け前に糠平湖へ行くだけでも私にはできません。行っても条件が整わず撮影できないこともあるでしょうし・・それでも北海道在住の写真家のみなさんは「それくらい覚悟しないと冬の北海道のいい写真は撮れません」とおっしゃるかもしれませんね。

なお、10日ほど前になりますが、ブログ「道東からのフォト」(←クリック)のさゆうさんがご自身で撮影されたアイスバブルを掲載されています。カラーのアイスバブルの写真をぜひご覧ください。

それにしても関西在住の私には想像もつかない現象があるものです。


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低くなった堤防跡

前回紹介した備中高松城跡を訪れていたとき、遠くに大きな鳥居が見えたのでその方向に行ってみました。着いてみると近くにある最上稲荷の大鳥居だとわかったのですが、鳥居のすぐ近くに「蛙ヶ鼻(かわずがはな)築堤跡まで600m」という案内板を見つけました。
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蛙ヶ鼻堤備中高松城を水攻めするために築いた堤で、本丸の高さと比較する表示が高松城址公園にありました。
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下の写真がその蛙ヶ鼻築堤跡です。秀吉はここから3キロにわたり高さ8mの堤防を築いたとされています。これを短期間で築いたのですからすごいです。現在は土砂が工事で持ち出されるなどして大部分は消滅しています。
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下の写真が堤防の唯一残った史跡です。現在は低くなっていますが、当時は高松城本丸よりも1.4m高い堤防でした。
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堤防の上に立って備中高松城の方向を見ました。この広い水田や本丸が水没する様子を秀吉はここから見ていたのでしょうか。正面に見えるのが最初の写真の最上稲荷の大鳥居でさらに向こうに備中高松城がありました。
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近年の発掘調査で、築堤に使われたと思われる木杭や土俵・むしろ等が確認されました。
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場所はわかりにくいですが、最上稲荷の大鳥居をめざして来ると鳥居前に駐車場があります。私はそこに止めて歩きましたが、築堤跡にも数台の駐車スペースがありました。


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水攻めのち猛ダッシュ!

大河ドラマ麒麟がくる」もいよいよ大詰めです。
明智光秀本能寺織田信長を討ったとき、羽柴(豊臣)秀吉は現在の岡山市北区高松にある高松城を攻略中でした。

香川の高松城と区別するため、岡山の高松城備中高松城と呼ばれることが多いです。現在は公園になっていて、城の痕跡はほとんど残っていません。
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この城は羽柴秀吉水攻めの城として有名です。高松城址資料館(上の写真の白い蔵の建物)へ行くとそのときの様子がわかります。
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石垣は築かれず土塁によって築城され、周囲は低湿地帯で天然の堀になっていました。
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築城年代は不明ですが、秀吉が攻めていたときの城主は清水宗治でした。
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低湿地帯の中にあるため攻めあぐねていた秀吉軍でしたが、黒田官兵衛の案で周囲に堤防を築き水攻めに転じ成功しました。
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この戦いの最中に本能寺織田信長明智光秀に討たれたという情報が入ります。秀吉はそれを伏せたまま毛利方と和睦を結び、城主清水宗治の切腹を見届けた後、明智光秀を討つために急いで軍を引き返しました。ここから京都まで10日で戻ったという伝説の「中国大返し」がこの場所からスタートしたわけです。


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別海ジャンボホタテバーガー

北海道別海町のご当地グルメ「ジャンボホタテバーガー」です。
観光協会HPによると提供しているお店は7店舗あるようですが、そのうちの1件が先日紹介した野付半島の先端にある野付半島ネイチャーセンター内の「レストラン野花」です。(現在は「NOTHUKE」という名で営業しているようです)
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ジャンボホタテバーガー」は作り方シートを見ながら自分で作ります。ソースは各お店のオリジナルです。
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完成品です。ホタテは春巻きの生地に包まれています
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野付湾の北海シマエビも付いていました。
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また別の機会のときに別海町の中心にある「ジャンボ双葉」というお店でもいただきました。
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ここも作り方を説明したレジメが運ばれてきます。
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値段は1000円です。ホタテは2Lサイズ以上と決まっているので文字通りジャンボサイズです。
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ちなみにジャンボホタテバーガーには必ず別海町の名産の牛乳が付けられることになっています。店によっては牛乳の量がかなり多いので無理するとつらいです・・



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出題頻度の高い砂州

前回紹介した消滅の危機にある野付半島砂嘴(さし)の代表ですが、砂州の代表と言えば日本三景のひとつである天橋立です。

下の写真は南側の高台にある天橋立ビューランドから撮ったもので「飛龍観」と呼ばれています。このあたりは駅から近く、砂州にも行けますので天橋立観光の中心地です。
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それに対して北側は人は少なめです。下の写真は北側の傘松公園から見た天橋立で「昇龍観」と呼ばれています。
これが今年の大学入学共通テスト地理Bに出題されました。問題は4地点から撮影された天橋立の写真の中から、北側から撮影された写真を選ぶというもので、選択肢から下の構図の写真を選べば正解です。
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ネットで話題になったのは、これが出題された共通テストのわずか1週間前にNHKブラタモリ」で、北側から見た天橋立のことが映像とともに取り上げられていたことです。番組では昔は北側の方が栄えており、その理由について解明していました。

そもそも砂州関連のことは入試によく出ます。砂嘴が延びて対岸とつながり砂州となり、それによって堰き止められた海が潟湖(せきこ)と呼ばれます。潟湖は砂州が防波堤となるので波が穏やかで、水深の浅い汽水湖になるため養殖に適しています浜名湖のウナギサロマ湖の蠣などがその例です。

また、海岸の近くに島がある場合は、島と陸の間に砂がたまりやすく、陸続きとなることがあります。このような島を陸繋島と呼び、陸とつながった砂州部分を陸繋砂州(トンボロと呼びます。
下の写真は屈斜路湖にある和琴半島の案内図です。島が砂州で陸と繋がったようすがわかります。
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以前紹介した様似町エンルム岬陸繋島です。
下の写真はエンルム岬の頂上から陸の方に向いて撮った写真ですが、島が陸と繋がった様子がわかります。
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有名なところでは函館山陸繋島です。秋田県男鹿半島神奈川県江の島陸繋島です。
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このような砂嘴・砂州・潟湖・陸繋島・トンボロの名称や成り立ちは入試の地理問題でよく出題され、今回の共通テストで出たのも珍しいことではないですが、テスト1週間前に人気番組の「ブラタモリ」で取り上げられたのは出題者も予想外だったでしょうね。

ちなみにかつて「水曜どうでしょう」の企画「試験に出るどうでしょう」で「どうでしょうゼミナール」生徒の安田顕さんが「トンボロ」を答えることができず、責任を取る形で校長の大泉洋さんが四国八十八カ所を巡ることになりました。実は私もこれを見て砂州関連のことについて興味を持ちました。
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消滅寸前の野付半島

野付半島根室海峡に突き出た鳥のくちばしのような変な形をした半島です。
長さは28kmありますが、幅は狭いところで130mほどしかない砂が沿岸流によって運ばれてできる砂嘴(さし)という地形です。(これが延びて対岸に届くと砂州になります)
下の写真は朝日新聞に掲載されていた写真です。航空写真なのでその特異な地形がよくわかります。
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半島の先端部分には、トドマツの木が海水の影響で立ち枯れしてそのまま風化しつつある「トドワラ」という奇妙な景色が広がっています。
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下の写真は1996年の「トドワラ」です。
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そして最近再び訪れました。
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トドマツの立ち枯れも一気に進み、ほとんど見えなくなっていました。
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ここまで風化してしまうともはや奇観とは言えないですね。見に行く価値もあるかどうか・・
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江戸時代は野付半島は千島列島への船の中継点北方警備の拠点として栄えていたそうです。半島先端部には「キラク」という港町があり遊郭もあったという伝承もありますが、立証できるものは見つかっておらず「幻の町」といわれています。
近年は半島の砂の流出地盤沈下のため幅がどんどん狭まり、やがて野付半島になり、さらに消滅する運命だそうです。そうなると「キラク」という伝承の町も永久に幻になり、さらには野付半島そのものも幻の半島になるということでしょうね。
すでに大雨が降ると半島の道が水没して通行止めになることもしばしばで、訪れるなら今のうちです。


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保存されている野島断層

1995年(平成7年)1月17日早朝に発生した兵庫県南部地震から26年が過ぎようとしています。あの時の激しい揺れと甚大な被害のことは今も鮮明に覚えています。

当時の淡路島の被害を後世に残すためにできた「北淡震災記念公園」に行きました。
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野島断層保存館では淡路島に現われた10kmに及ぶ野島断層一部をそのまま保存しています。
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横にずれた畔道も当時のまま残されています。下の写真の青と青赤と赤の部分がつながっていましたが、大きくずれているのがわかります。
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この野島断層が横切る民家メモリアルハウスとして当時の状態で保存されています。
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内部には地震によるずれがわかるよう展示してありますが、そもそも断層の上に建っていながら倒壊しなかったことに驚きます。
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また第二次世界大戦の戦火に耐え、さらに阪神淡路大震災でも揺れと火災に耐えた神戸市長田区の公設市場の防火壁もここに移され「神戸の壁」として保存されています。
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野島断層国の天然記念物に指定されています。国の天然記念物というと貴重な動植物昔の地層などの印象がありますが、このような最近の活断層も対象なのですね。確かに、当時の地震の規模を伝え、震災の記憶を風化させないための貴重な施設です。
折からのコロナ禍で、阪神淡路にしても東日本にしても震災のことが忘れられつつあります。事実、東京オリンピックも「東日本大震災復興の証しとして」という文言がいつのまにか「コロナに打ち勝った証しとして」にと変わっています。


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小樽の海岸線の痕跡

小樽観光の中心地は小樽運河北一ガラスなど多くの店が並ぶ堺町通りです。
ところで、この堺町通りのすぐ近くに下の写真のような険しい崖があります。
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わざわざこの崖を登っていく観光客はほとんどいませんが、この崖の上が「かつての本来の小樽」です。
実はこの崖はかつての海岸線の痕跡なのです。現在観光客で賑わっているあたりは昔は海で、後に造られた埋め立て地です。
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そう思ってこの地形を見たら昔の小樽の風景が見えてきます。
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ちなみにこの崖の上には水天宮という神社があります。せっかく小樽に来たらばここまで上がって昔の風景を想像しながら眺めてみるのもいいかもしれません。
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実はこの情報は以前にNHK「ブラタモリ」でやっていました。このブログでもそのときに紹介しましたが、新型コロナ感染拡大以来ネタが不足着気味なもので再掲しました。


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包囲するは豪華顔ぶれ!

兵庫県三木市三木城跡に行きました。1492年に築城されましたが、今は建物は何も残っていません。
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この三木城が有名なのは城主・別所長治(下の写真)と豊臣秀吉との戦い「三木合戦」です。

中国地方の毛利氏を征するためにこの地が必要だった織田信長は、豊臣秀吉に命じて三木城の攻略にかかります。
長期戦を覚悟して籠城した別所長治に対して、秀吉は城への補給路を断ちました。2年近く経過すると、城内の兵糧は尽き、籠城していた人々は軍馬や牛、城内に生える草木の根にいたるまで食べつくし、餓死者が多く出ました。世にいう「三木の干し殺し」です。
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結局、別所長治は残された者の助命と引き換えに切腹し、凄惨な戦いは終わりました。
天守があったと伝わる小高い場所には「今はただうらみもあらじ諸人のいのちにかはる我身とおもへば」という別所長治の辞世の句が刻まれた碑が立っています。
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二の丸跡には「みき歴史資料館」があります。
館内は、6つの時代に分けて、三木の歴史や歴史資料を分かりやすく紹介しています。
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その中に、三木城や三木合戦に関するコーナーがあり、法界寺に現存している「三木合戦軍図」の複製掛け軸は必見です。
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戦国時代のドラマでも「三木合戦」が描かれることがよくあります。三木城を包囲した面々大河ドラマでお馴染みの豊臣秀吉を筆頭に黒田官兵衛・竹中半兵衛や今回の大河ドラマ麒麟がくる」でお馴染みの明智光秀・細川藤孝などそうそうたる顔ぶれでしたので、一度行ってみたいとは思っていました。
三木城跡とそれを取り囲む食糧補給路を断つために築かれた付城や土塁の遺跡群が戦国期の合戦の過程や全容を把握する上で重要な史跡だとして、平成25年に国の史跡に指定されました。マニアックな歴史ファンは三木城だけでなく山中に残された付城や土塁の跡も辿るそうです。


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海底火山の造形美・根室車石

根室十景根室車石です。
6千万年前~1億3千万年前、海底火山の噴火で流出した溶岩が、表面が急速に冷やされつつ、内部から熱い溶岩が流れ出て冷やされていったことで、球形の放射状柱状節理ができました。やがて、これが輪切りになり地表に出た岩が車石です。英語の「ホイールストーン」が直訳されて「車石」と呼ばれています。
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ここの海岸は波が激しいことが多く、この日も天気は悪くはなっかたのですが波が轟音を立てて打ち付けていました。
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ちなみにこの数年前には台風並みの爆弾低気圧が接近しているときにも行きました。さすがにこのときは怖かったです。遊歩道にも波がザバーンと来ていました。立入禁止にしてもいいような状況でした。
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単純な柱状節理は珍しくはないですが、これが放射状になった「車石」は希少です。ましてや直径6mの根室車石は世界的にも珍しく、国の天然記念物に指定されています。
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周辺には6mには及ばなくとも、小さな車石が多く見られます。「ブラタモリ」は訪れていないと思いますが、タモリさんが食いつきそうな海岸です。


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根室に泊まろう

札幌旭川での新型コロナ感染のニュースはよく報道されますが、東の端の根室での感染はほとんどないようですね。それだけ人の往来が少ないということなのでしょう。

道東4振興局が発表している年間の宿泊者数(令和元年度)を調べると、十勝振興局171万人・オホーツク振興局158万人・釧路振興局158万人に対して根室振興局19万人という状況です。
私もこれまで北海道へは何度も行っていますが、根室に宿泊したのは2回だけです。

2度目の宿泊は根室市の中心にある根室グランドホテルでした。
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ホテルの「売り」のひとつである展望室(上の写真の建物の飛び出している部分)からの夕景に期待していました。ところが下の写真のように、あいにくの雨模様で夕日はおろか近くにある海さえもモヤで見えませんでした。
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宿泊したときのホテルでの夕食はエスカロップでした。
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エスカロップはバターライスに豚カツを乗せドミグラスソースを掛けた根室市のご当地料理です。市内のいくつかのお店でも提供されています。
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前回根室に宿泊したときは大野屋という旅館で、夕食も花咲ガニを中心とした豪華なメニューでした。このホテルにも豪華な夕食プランはありましたが、このときは低料金に抑えるべくこの宿泊プランにしました。
ちなみに前回泊まった大野屋旅館は2008年に閉館となり、現在はホテルねむろ海陽亭として営業しています。


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ししゃもVSカペリン

前回、以前タラバガニとして売られていたものの中には、タラバガニとは別のアブラガニなどがあったという話をしました。
その話を書いていてふと思いついたのが「ししゃも」のことです。
いわゆる「本ししゃも」は北海道の鵡川が産地として有名です(いつか甲子園に鵡川高校が出場したときに「ししゃも打線」と言われてました)。北海道南部の太平洋側のみに分布し、川を遡上して産卵します。
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ところがスーパーなどで売られている「ししゃも」は実は「カラフトシシャモ(カペリン)」という魚で、北太平洋・北大西洋の沿岸に広く分布しています。私たちが口にする「ししゃも」のほとんどはこの「カラフトシシャモ(カペリン)」です。
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代用魚ですから見た目や味が似ているといいますが、私に言わせると味は別物です。「カラフトシシャモ(カペリン)」もそれなりにおいしいですが、干物の感じがあって塩味が強いです。それに対して「本ししゃも」はもっと魚の食感があり、まろやかです。
本物は値段も高いですが、食べたことのない方はぜひ食べてみてください。タラバガニアブラガニの味の違いはわからない私でも、すぐにわかるほどの違いです。


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昔は全部タラバでした

新型コロナの感染が拡大してGoToも停止され、「かに旅行」もキャンセルが相次いでいるようです。今の感染拡大状況を見たら仕方ないかもしれません。

かつて網走二ツ岩にあった「かにの大内」という店です。
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冬に網走に行ったとき、たまたま通りかかってこの店を見つけ、店内でタラバガニを食べました。店の人の勧めで、1匹の半分を茹で、半分を焼いてもらいました。このとき初めて焼きタラバを食べて、その甘さと香ばしさに驚いたのを覚えています。
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当時はまだインバンドもおらず、落ち着いて安くおいしくいただきました。残念ながら今は閉店してしまっているようです。

ところで以前は「タラバガニ」と一括りにされていましたが、最近は細かく分類され「タラバガニ」と同じ外見でも「アブラガニ」「イバラガニ(モドキ)」などの名前で売られているものも見かけます。見た目は同じですが、タラバガニ以外は比較的安く売られています。昨今の厳しい規制で区別されて売られるようになったのでしょうかね。
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それでも値段が高くても「タラバガニ」の方が売れるようです。タラバの知名度に加えて「アブラガニ」という名前が損をしているようにも思います。外見上は甲羅の突起の数など細かい見分け方があるようですが、味は私には区別はつかず、「アブラガニ」で十分です。
ちなみに正月のテレビ番組「芸能人格付けチェック」の中の「4万2000円の最高級タラバガニ」「100g580円の冷凍タラバガニ」「魚のすり身で作ったタラバガニ」を当てるクイズでも、すり身を選んだ人はいませんでしたが、最高級と冷凍は分かれていました。そんなものかもしれません。


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北野天満宮の七不思議

前回紹介した北野天満宮ですが、この神社には七不思議なるものがありますのでご紹介したいと思います。
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【不思議1】 影向松
大鳥居をくぐってすぐ右手にある一本松。立冬から立春までに初雪が降ると天神様が降臨し、ここで詩を詠まれるという伝説があります。
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【不思議2】 筋違いの本殿
神社は普通鳥居から参道をまっすぐ行くと本殿がありますが、ここは途中で参道が左に折れています。参道正面には地主神社があり、あとから本殿を建立したからだそうです。
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【不思議3】 星欠けの三光門
三光門は本殿の前にある中門です。名前の「三光」は太陽・月・北極星の3つを表します。しかし門には太陽・月の装飾(下の写真)はありますがなぜか北極星だけがありません。
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【不思議4】 大黒天の燈籠
三光門の南東に大黒天の燈籠があります。台座の大黒天の口に小石を乗せ落ちなければ金運に恵まれるそうです。
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ただ多くの人が挑戦したためか口がつるつるで傾斜がついているので小石が乗るのはほとんど不可能な状態です。
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【不思議5】 唯一の立ち牛
拝殿欄干に刻まれている牛は境内で唯一立ち姿の牛だそうです。後ろ足だけが立っています。
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【不思議6】 裏の社
本殿の後ろに「御后三社」は菅原道真の先祖・祖父・父が祀られています。これが本殿と背中合わせに建っているので、本殿とは反対を向いてお参りすることになります。
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【不思議7】 天狗山
境内の北西角にある小山は天狗が出没したという伝説があります。(訪問時は大雨による倒木で立入禁止でした)

以上が北野天満宮の七不思議といわれるものです。いずれも単なる伝説や理由がわかっているものが多くあまり「不思議」ではない気がします。あえて言えば「星欠けの三光門」が一番の不思議ですね。いずれにしても、このような七不思議の存在を知っていて探しながら参拝すると楽しさが増すことは確かです。


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疫病退散の神様でもあった!?

京都北野天満宮です。947年に創建された全国の天満宮の総本社です。学問の神様菅原道真を祀る神社として有名です。(私も大学受験のときにここに参拝に来ました)
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その境内にはたくさんの見どころがあります。
普通に参拝すると気づかない駐車場の奥に太閤井戸があります。豊臣秀吉が北野大茶会で水を汲んだと伝わる井戸です。
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境内にはたくさんの「牛像」があります。これは菅原道真が丑年生まれで、墓所を決めたのも牛であったなど牛に関わる伝説が多く伝わります。年末には大きな牛が「参拝」に訪れたニュースが流れていました。丑年の今年はお参りに来る人も多いと思います。
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本殿前の三光門は重要文化財です。
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国宝である本殿豊臣秀頼が造営したもので、絢爛豪華な桃山建築です。
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そしてぜひとも見ておきたいのは「御土居(おどい)」です。
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御土居」は豊臣秀吉によって造られた土塁で、京をぐるっと取り囲んで防御しました。現在はほとんど残っていませんが、ここ北野天満宮など数カ所にその一部が残っています。
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北野天満宮ではお正月の縁起物として「大福梅(おおふくうめ)」が授与されます。平安時代の疫病流行の折に村上天皇がお茶に入れて飲み、病いが治ったことから、元旦のお茶に入れて飲むと無病息災に効くとされています。今年は授与日程が年内に前倒しされ、郵送受付も含め1袋6粒入り700円大福梅3万袋があっという間に完売となりました。コロナウィルス退散を皆が願う今年は「学問の神様」以上に「疫病退散の神様」で参拝客が増えそうな北野天満宮です。


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初詣は近所、しかも年末

今年の初詣は近所の富松神社に行きました。分散参拝ということで年末にお参りしたので厳密には初詣ではありません。
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境内には舞殿(能舞台)があり、毎年7月には富松薪能が行われます。昨年は中止になりました。今年は7月26日に予定されています。
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本殿の横にある巨大絵馬です。今年で18回目の巨大絵馬には毎年その年の干支と富松で生まれたとされる鬼の「茨木童子」が描かれるのが恒例です。今年は干支の牛にまたがった童子がワクチンのかばんを持っています。
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小さいですが歴史ある神社で、奈良時代にはすでにあったようです。近くには富松城址がありますが、この神社は西富松城だったという説もあります。地元の尼崎信用金庫のCMでもロケに使用されており、地域に親しまれている神社です。
今年は遠方の大きな有名寺社ではなく、私のように地元の小さな寺社にお参りした方も多いのではないでしょうか。

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正月は家で「縮こまろう」

あけましておめでとうございます!
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私は子年生まれで、しかも昨年が還暦という区切りの年でしたが、新型コロナウィルスで散々な年になってしまいました。

こうなれば、人生2巡目のスタートの年を「牛」に頑張ってもらいたいです。
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初詣で「無病息災」というと定番の願い事ですが、今年ほどこれを切に願う元日はありません。

今年の初詣は分散して出かけるよう呼びかけられていますが、こういう年に限って暦の関係で4日が仕事始めの会社が多いでしょうから、三が日に集中しそうな気もします。「無病息災」を祈願しに行き、そこで感染したら笑い話にもなりません。
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帰省や遠出が控えられる分、近場のショッピングモールが混雑しそうですし、今年は家から出ない「寝正月」が一番いいかもしれませんね。大阪府の吉村知事も年末の会見で「お正月は家で縮こまっていてほしい」と方言で言ってました。私には、小池知事のように「イブはお家でサイレントナイト」などときれいに言われるより「家で縮こまってほしい」の方が説得力があります。
今年もよろしくお願いします!


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