「北海道へ行こう!」が変化した年

2020年もどうにか大晦日を迎えました。
それにしても今年は新型コロナウィルスのせいで散々な1年でした。
政府や東京都は「夏のオリンピックに中止の選択肢はない」と断言しており、開催国安全アピールをしたいわけですが、それが逆に対応の遅さ・鈍さにつながりました。
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このブログもコロナ感染拡大の影響は少なくありません。兵庫在住の私が発信する北海道情報にも限界があり、少し過去の話や写真が多くなってしまいました。逆に身近な関西周辺の話が増え、その結果北海道へ行こう!」という題名でありながら北海道以外の話が多い内容になってしまいました・・・
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このように一貫性のないちぐはぐな内容のブログになったにも関わらず、ご覧いただいた皆さんありがとうございました。
この傾向は今後も続きますが、来年も引き続き温かい目で見てやっていただけたら幸いです
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今年こそ煩悩払え除夜の鐘

今年も残すところあと2日ですね。
掃除や片付けもほぼ終わり、あとは除夜の鐘を待つだけです。

ちなみに下の写真は京都の知恩院大鐘です。日本三大梵鐘知恩院・方広寺・東大寺)の1つで、親綱を引く僧侶と子綱を引く16人の僧侶で大きな掛け声のもと、撞き手が撞木に仰向けにぶらさがるようにして、体全体を使って大鐘を打ち鳴らします
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27日はその試し撞きだったのですが、今年は僧侶だけで行われました。31日の除夜の鐘も同じく僧侶だけで行われます。
下の写真は昨年の試し撞きの日の朝の写真です。私は知らずに訪れたのですが、すでに場所を確保して待っている人もいました。今年はこのような光景もありません。
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最近は除夜の鐘が近所迷惑だというクレームから昼に鐘を撞いたり中止したお寺が増えています。年に一度のことで、しかも除夜の鐘なのに世知辛いなあと思います。世の中から心の余裕が消えつつある証しですが、これは新型コロナ感染拡大における理不尽な「自粛警察」や「コロナ差別」などと通じる部分があるように思います。世界史で中世の魔女狩りについて科学のない時代はこうなると習いましたが、どうしてどうして科学の進歩した今もあることを知りました。今年はコロナをきっかけに日本人(人間)の醜い面を見せられた1年でもありました。
こんな年だっただからこそ、大晦日には各地の寺院は除夜の鐘を撞いて煩悩を払ってほしいです。
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電動自転車とスマホの共通点

年末になって約10年間毎日往復11kmの通勤で使っていた電動アシスト自転車バッテリーが急にだめになりました。
買ってから5年間くらいは1回の充電で1週間は走っていましたが、6年目くらいから少しずつバッテリーが衰え、9年目以降では3日ほどになっていました。さらにこの1週間は一気に1日もたないようになりました。以前自転車屋さんが「バッテリーがもたなくなるときは一気にダメになります」と言っていたのはこういうことだったのですね。さすがにこれでは使えません。
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しかし自転車本体はまだ乗れるので、バッテリーだけを交換しようかと自転車店で値段を聞くと何とバッテリーだけで5万円!私のバッテリーは大容量なので高いらしく、一般的には3~4万円程度らしいです。いずれにせよ普通の自転車が新品で買える値段です。
かと言って、バッテリー無しで走ろうにも、車体は重く、ライトも点灯できないので無理です。結局、新品の普通の自転車を買いました。(10年前に電動を買ったのは坂道で乗る機会が多かったからで平地乗り中心の今は不要です)
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本体が快調で十分使えても、バッテリーがダメになったら買い替えざるを得ないというのは、まさしくスマホと同じだと思いました。自転車はスマホよりも長寿命ですが、電動アシスト自転車はバッテリーの寿命の8~10年が買い替え時と考えて購入した方がよさそうです。

こうして私にとって今年最後の2万円超の買い物となりました。


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安住アナの影響か!?

小樽はかつては流通の拠点で、たくさんの物資が保管された倉庫が今も小樽運河周辺に残っています。そして役割を終えた倉庫は新たに様々な施設や店舗として再利用されています。
そんな中にこのブログで前回・前々回と続けて紹介したライバルの六花亭北菓楼の店舗が並んでいます。
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ところでだいぶ以前の話ですが、テレビ番組で北海道出身のTBSの安住アナ北菓楼を「ほっかろう」と読んで大泉洋さんに「北海道を捨てた男」と罵られるという場面がありました。(正しくは「きたかろう」です)
その放映1年後に小樽に行ったときの北菓楼の写真が下です。北菓楼という文字が新たに壁面に大きく掲げられています。
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そして注目すべきはわざわざ「きたかろう」とふりがなが付けられたことです。
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私は六花亭をライバル視する北菓楼が、全国ネットで名前を読み間違えられたことが、このふりがなの付いた看板に影響したように思えてなりません。


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建物も価値ある北菓楼札幌本店

北菓楼札幌本館です。2016年3月にオープンしました。

建物からして明治に建てられた庁立図書館でその後道立文書館別館として使われていた歴史的建造物です。
それが建築家安藤忠雄氏のデザイン北菓楼札幌本館として生まれ変わりました。ですから建物だけでも一見の価値はあります。
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2階の喫茶室の壁には図書館の名残をあらわすようにたくさんの本が飾ってあります。
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喫茶は10時から食事は11時からです。
11時になったので目当てのオムライスを注文しました。卵の加減も選べます。私は半熟でいただきました。
中は道産牛きのこをまぜたごはんが醤油で味付けされています
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さらにデザートとしてシュークリーム「北夢ドーム」をいただきました。
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外観も店内の雰囲気も砂川本店とはまったく異なっています。

ところで六花亭帯広本店がありながら札幌本店をオープンしたのは2015年で、北菓楼砂川本店がありながら札幌本店をオープンしたのはが2016年です。意識していますね~


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サクサクパイは六花亭札幌本店のみ

六花亭札幌本店です。2015年にオープンしました。
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1階は売り場で、2階が喫茶室になっています。
私の記憶が確かなら、ここのサクサクパイは喫茶室ではなくイートインコーナーでのみ食べられます。
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イートインコーナーで注文できるのは、このサクサクパイなど5種類のスイーツでした。
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場所はJR札幌駅から歩いて5~6分の便利な場所です。
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六花亭の人気スイーツのサクサクパイ賞味時間が3時間と短いため限られた店舗にしかありません。札幌喫茶室のある六花亭円山店福住店などがありますが、サクサクパイを食べられるのは札幌本店だけです。ぜひをどうぞ!(札幌近郊では新千歳空港にもあるようです)


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ツリーで時の速さ感じる

今年ほど盛り上がりに欠けるクリスマスはないですね。小さい頃から12月の慌ただしい雰囲気とクリスマスのイルミネーションが何かわくわくして好きでしたが、今年はまったくそれを感じる空気ではありません・・

この時期に買い物のついでに大阪・梅田のクリスマスツリーを見るのが私の恒例でした。しかし、今年はコロナ感染拡大で12月には大阪に行けないだろうと予想し、11月中旬に行ったついでに早々と飾られていたクリスマスツリーの写真を撮っておきました。(せめてブログへの掲載はこうしてクリスマス時期に合わせました)

梅田のツリーの中でもちゃやまちアブローズタワーグランフロント大阪の2カ所のツリーはここ数年続けて見ています。

まずはちゃやまちアブローズタワーのツリーです。高さは約10mあります。
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ちなみに昨年の2019年のツリー
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そして一昨年の2018年のツリー
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3年前の2017年のツリー このように毎年変化しています。
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そしてグランフロント大阪のツリーです。
2020年は『Winter Voyage Tree』という気球をモチーフにしたクリスマスツリーです。こうなるともはやツリーではない・・
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2019年は『Brilliant Tree』というタイトルの高さ8mのツリーでした。
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2018年は約2万5000個のスワロフスキークリスタルで飾られた『Sparkling Ray
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2017年は赤をテーマにした『Red Rose Blossom
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中でも上の写真のグランフロント大阪大きな赤いバラのツリーのゴージャス感が印象的でした。このツリーは2017年でしたので、あれから3年も過ぎたのかと驚いています。そもそもグランフロント大阪が出来たのもつい最近だったような気がしていましたが、開業は2013年、つまり7年前なのですね。ボーっとしている間にどんどん年齢だけは猛スピードで重ねていることを実感します。


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エミューの規格外の食事

どうでもいい話から・・・このブログの右上のアクセスカウンターがまもなく「777777」になります。この記事掲載中に達成されるかもしれません。12年余りブログを続けてきた私としてはその瞬間を見てみたいです。(22日12時30分に見るともう777795でした)

さてクリスマスの鳥と言えば七面鳥ですが、今回はエミューの話題です。
東藻琴(正確には網走市)にあるオホーツクエミューらんどです。たまたま前を通ったこともあり、2年連続で行きました。
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日本国内では最大規模のエミューの牧場です。精肉や卵、油をとるために飼育しています。
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4500坪の敷地に1000羽以上いるそうです。
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そうなるとエサ代も馬鹿になりません。ところがあるとき近くの小清水町にあるお菓子「ほがじゃ」の工場から規格外品をもらってきたら好んで食べたようで、それ以来工場から譲り受けているそうです。下の写真のようにエサ箱の中に大量に入っていました。
規格外といえど、人間が食べるお菓子ですから、いろいろと調味料も入っているでしょうに、鳥が食べても問題ないのでしょうかね。
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ここからその小清水の「ほがじゃ」の工場まで車ですぐです。見学もできます。
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工場の売店では「ほがじゃ」をはじめ、いろいろなタイプの商品があります。
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北海道旅行中にも何度となく土産物店で「ほがじゃ」を見かけました。1箱16枚入りで650円くらいです。私もエミューと同じく規格外品でいいので分けてほしかったです(笑)



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旭川のアナ雪の城・・らしい

旭川にある「雪の美術館」です。
ディズニー映画「アナと雪の女王」が話題になり、旭川のこの美術館が映画の「氷の城」に似ていると評判になったことで一気に来館者が増えました。今でも時々テレビで紹介されているのを見かけます。
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受付を過ぎるときれいなおとぎ話に出てくるような螺旋階段を降りていきます。
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そして「氷の回廊
何となくヒンヤリしますが、ガラスの中はマイナス15度だそうです。
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音楽堂」の天井には巨大な油絵「北の空」が広がります。 座席数が200席あり音楽会や結婚式が行われるそうです。
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アナと雪の女王」を見たことのない私にはその城とどこがどのように似ているのかまったくわかりませんでした・・以前から美術館の存在は知っていましたが、評判と聞いて行くという典型的なミーハーですね。

追記
いつもお世話になっていますブログ「実戦空手道 旭峰会 お気楽日記">実戦空手道 旭峰会 お気楽日記」の旭峰会katayamaさんからこの美術館は閉館しましたとの情報を教えていただきました。調べると新型コロナの影響で入場者数が激減し今年の6月で閉館になったようです。本文にも書きましたがアナ雪の影響で2019年度は過去最多の10万人が訪れたにも関わらず翌年には閉館です。インバウンドが途絶えたのが大きいのでしょうかね・・


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石垣の斜め線&転用石に注目

前回紹介した福知山城ですが、訪れるときにぜひ見ていただきたいポイントがいくつかあります。
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まずは昇龍橋です。きれいな曲線を描く橋です。この橋を渡らずに天守へ行く経路もありますので、ぜひ渡っておきたいところです。
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歴史的な価値のある橋ではないようですが、形が美しいので写真映えする橋です。
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廃城令で破壊を免れた銅門番所は大正5年に二の丸から天守台に移築されました。福知山城で唯一の現存建造物です。訪れたときはここでお茶会が催されていました
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豊磐(とよいわ)の井」は深さ50mあり、城郭内湛水井としては日本一の深さです。天守入り口前にあります。ここが海抜30mですので深さ50mの凄さがわかります。
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石垣をよく見ると斜めの線が入っているのがわかりますでしょうか。これは石垣が増築されたことを物語っています。
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右が明智光秀時代の石垣で、左が江戸時代に増築された部分だそうです。知らなければおそらくスルーでしょう。
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この城の石垣には「転用石」が多く使われているのも特徴です。「転用石」とは、もともと供養塔墓石、石仏などだった石造品が石垣に利用されたものです。石垣のあちこちに使われています。
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再建工事の時に300以上の転用石が出土し、城の前に並べられていました。よく織田信長が石仏などを石垣に使うことを非道とする向きがありますが、明智光秀もやっています。当時は急ぐ築城の際は行われていたようです。ただ福知山城はその転用石が多いことでも知られています。
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大河ドラマ麒麟がくる」の主人公・明智光秀ゆかりの福知山城は、歴史的価値もあり、続日本の100名城にも選ばれました。城だけでなく周辺にも見どころの多い町です。


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丹波平定の象徴

京都府の福知山城は、 天正7年(1579)ごろ、丹波平定に成功した明智光秀が丹波の拠点として新たに城を築いたのが始まりとされています。 「福知山」という地名はもとは「福智山」で、明智光秀が「智」の字を入れて命名したという説もあります。
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明治の廃城令で取り壊されましたが、市民の熱意により、昭和61年に3層4階の天守が再建されました。
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石垣は 築城当初の面影を残すもので、福知山市指定文化財となっています。
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「望楼からの城下の眺めは抜群です」ということですが、天守に登ったときはモヤがかかっていました。
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それでも気温が上がるにつれて少し青空が見えるようにはなってきました。
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城の近くを由良川が流れています。この川が度々氾濫して洪水になるので、明智光秀堤防代わりに竹を植えて城下町を守ったといわれています。下の写真の緑の木々がそれで「明智藪」と呼ばれています。
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城の前には「ゆらのガーデン」というエリアがあり、芝生広場のまわりに7つのおしゃれな店が並んでいます。このときは訪れた時間が早くまだ開店していませんでした。
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このゆらのガーデンの前に広い無料駐車場があります。城へ行くにはここへ駐車すると便利です。

私が子どもの頃は福知山と言えばめちゃくちゃ田舎で、車でも列車でも「遠路はるばるやって来た」という場所でした。今は高速道路も通り、この日も自宅のある阪神地区から出かけ、夕方には帰宅しました。「麒麟がくる」でもそろそろ丹波地方が登場するでしょうし、地元もドラマ終盤の最後の盛り上がりでしょう。


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稚内市に委ねられた抜海駅

北海道宗谷本線JR抜海駅です。
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日本最北端にある無人駅で「最北の秘境駅」といわれています。
来春で廃駅になる予定でしたが、市民団体の活動や募金により「自治体の管理に移行する駅」として存続することになりました。廃駅の危機は知っていましたが、一転存続になったという情報は、いつも拝見している大納言兼加賀守さんのブログ「気ままな奈良県民の極楽トンボ的な日々 備忘録」で知りました。
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駅の開業は1924(大正13)年で、当時の木造駅舎が現役で使用されています。その風情から映画やドラマのロケにもよく使われ、タロジロの『南極物語』や吉永小百合の『北の桜守』にも登場しました。
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駅前の様子です。お店など何もありません。それでも近くには道路も通っていますし、「最北の秘境駅」と聞いてイメージする雰囲気とは少し違うかもしれません。
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駅には広い待合室もあります。ベンチに敷かれている座布団は地域の方の好意でしょうか。
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鉄道マニアにも人気の駅ですが、今後は存続させるため稚内市で費用を出していかねばなりません。駅周辺にとくに観光目玉(抜海港にアザラシは来ますが・・)はありませんし、駅そのものを売りにしても地理的に困難で多くの集客は望めません。課題山積の存続決定です。


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北海道をひとくくりに出来ない

コロナ感染の勢いがなかなか収束しませんね。

ところで、新規感染者数は都道府県単位で発表されますし、対応も都道府県単位で実施しています。ときには隣接した知事が互いを批判しながら進めているわけですが、県境にウィルスを遮る壁があるわけでなし、本来なら県単位でなく、もう少し通勤・通学・買い物など人の往来を考慮した区割りで考えた方がいいのでしょうね。(もちろん無理でしょうが・・) 私の家は兵庫県尼崎市で、JRだと大阪駅まで5分(180円)ですし、県境を越えるだけなら自転車ですぐです。大阪への往来自粛と言われても・・という感じです。
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その点、北海道は地理的生活的に独立しています。もちろん飛行機や鉄道、フェリーで他県へ行けますが、気軽な移動ではありません
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しかしながら北海道のコロナ対策の難点は北海道自体が広すぎることです。

以前も紹介したことがあるのですが
北海道の面積83,424㎢ > 近畿2府4県27,351㎢
という状況で、近畿地方全体でも北海道の3分の1以下の面積しかありません。

これを近畿周辺の県も合わせて対等の面積にするには
北海道の面積83,424㎢ ≒ 近畿2府4県+四国4県+岡山県+東海4県82,615㎢
ということになります。(これでもまだ北海道が800㎢ほど広い)

このことを単純に距離的なことだけで例えるなら、「札幌で感染者が増えたので、道内全域の方は移動の自粛をしてください」というのは、「東京で感染者が増えたので、岐阜県民は移動を自粛してください」というとになります。
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このように北海道はとても広いので、行政上は、札幌を中心とした石狩振興局、旭川を中心とした上川振興局など14の振興局に分けられています。(天気予報もそれぞれ出されますが、旅行者の私は「今日の檜山地方は雨」と言われてもどこが雨なのかわかりませんでした)
この行政区割りがどれほど道民の方の生活に密着したものかはわかりませんが、少なくとも道の行うコロナ対策は、例えば「石狩と上川は移動自粛、宗谷は単なる注意喚起」などというように14の行政区ごとにされているのでしょうか。そうでなければ適切な対策ができないように思うのですが。


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残したい「忠臣蔵」

かつては毎年この時期になるとテレビで「忠臣蔵」をやっていました。日本人の心に響く物語でしたが、最近ではこの出来事を知らない人も多くなりました・・・

兵庫県赤穂市にある赤穂城跡です。言わずと知れた「忠臣蔵」の赤穂四十七士のふるさとです。
大石内蔵助をはじめとする赤穂浪士が藩主・浅野内匠頭の仇討のために吉良上野介邸に討ち入ったのが元禄15年(1703年)12月14日(旧暦)でした。つまり次の月曜日ですね。

赤穂城跡国の史跡に指定されており、段階的に整備・復元されつつあります。下の写真は本丸門です。
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城には立派な天守台がありますが、一度も天守は築かれませんでした。修復されていますが築城当時のものです。
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天守台の上からの眺めです。本丸には本丸御殿の間取りが記され、刃傷事件後に大石内蔵助らが大評定に集まった場所もわかります。さらに発掘調査でみつかった庭園なども復元整備されています。
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二之丸庭園は1998~2001年に全面発掘調査が行われ、庭園として復元されました。
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大石神社大石内蔵助・藤井叉左衛門両家老屋敷跡にあります。参道には四十七士の石像が並んでいます。
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赤穂市立歴史博物館は赤穂城内の米蔵があったところに建っています。ということで建物の西側外観は5連の白壁土蔵を模しており、米蔵を再現したものになっています。展示は「赤穂の塩」「赤穂の城と城下町」「赤穂義士」「旧赤穂上水道」のテーマに分かれています。館内は撮影禁止です。
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赤穂城は浅野氏には広大すぎたため財政難となりました。実際に訪れるとその広さがよくわかります。まだこれから調査・復元していくと思われる広大な空き地もあります。民家や高校も整備のため移転したそうです。かくなる上は立派な赤穂城址公園を完成させてほしいです。ただ、くれぐれも赤穂市も浅野氏のように財政難にならないように。
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私が小中学生の頃は「水戸黄門」「暴れん坊将軍」「遠山の金さん」「大岡越前」「銭形平次」「必殺仕事人」などなど時代劇の全盛期で、子どもの私でもよく見ていました。しかし今では時代劇はほぼ消滅し、「忠臣蔵」も忘れられつつあります。「残したところで何になる」と言われそうですが、後世に残したい話です。


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芽室コーン炒飯

帯広市の隣りの芽室町B級グルメとして推進しているのが「十勝芽室コーン炒飯」です。
芽室に行ったときに、せっかくなので食べようと思い、4店舗ほどで提供されているうちの「赤ずきん」という店に行きました。
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ホームページを見るとこだわりの10カ条のルールがあるようです。

十勝芽室コーン炒飯 10のルール
①正式名称は「十勝芽室コーン炒飯」とする 
芽室で作ったスイートコーンをたっぷり使う
③炒飯の味付けは、特製コーンバター(コーンの搾りかす入り)を使用する
④スイートコーンはバターしょうゆで味付けをし、すべて後載せにする
卵2個を必ず使用し、出来上がりは黄色を意識する
⑥お米は北海道産「きらら397」を使用する
スイートコーンを使ったスープを付ける
⑧新鮮な野菜サラダを付ける
⑨器は白の丸皿とする
⑩価格は980円以下(税込み)とする

たっぷりのコーンが入っていてシャキシャキしてとてもおいしかったです。
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なお近くにはJA芽室の運営する野菜直売店愛菜屋」があります。
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ここでコーンなど新鮮な地元野菜を買って帰りました。買った野菜を入れる段ボールは有料ですのでご注意を。


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リーズナブルな鰊御殿

今の小樽市鰊御殿は、もともと明治30年積丹の泊村に建てられたものです。
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建物の中には、にしん漁やにしん加工に使われた道具や、番屋で暮らした人々の生活用具などが展示されています。
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後にここ小樽・祝津に移築されましが、下の写真のように最初からこの場所にあったみたいに祝津の風景に溶け込んでいます。
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入館料は一般で300円です。近くの鰊御殿の小樽貴賓館旧青山別邸)が入館料1100円であることを考えれば、豪華さは劣りますが、見学するのにお得な鰊御殿です。


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光秀、丹波攻め拠点の城

京都府亀岡市亀山城は、明智光秀が天正5年(1577年)頃に丹波攻めの拠点にするために築城しました。現在は石垣しか残っていません。その石垣も大部分が復元して積まれたものです。
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下の写真の池は内堀の跡です。
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大名の天下普請の刻印が残る石もあります。
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入口から2つ目に通る下の写真の門が当時の本丸入り口のあった場所です。
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復元された天守石垣ですが、下側3分の1は築城当時からある穴太積みの石垣です。
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天守台には大イチョウの木があります。明智光秀が植えたと伝えられていますが、江戸時代に台風で倒れたという記録が残っているそうです。
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亀山城は廃城処分後、亀岡市が所有していましたが、荒廃した状態の城跡を宗教団体「大本」が購入しました。
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ですから石垣の修復もその「大本」によるものです。
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城郭を見学するにはその宗教施設の受付で手続きをします。かつては無料でしたが、現在は300円必要です。
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亀山城明智光秀の丹波攻めの拠点にした城であるだけでなく、織田信長を討つために本能寺に向かったのもこの城からという歴史的に意義ある城です。本来は亀岡市が手放さずに調査や復元を行い、広く市民に公開すべき場所だった思います。


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「御堂筋」の由来

本願寺津別別院は、大阪市船場にある浄土真宗本願寺派の寺院です。通称は北御堂です。さらに少し離れた場所には真宗大谷派難波別院(通称・南御堂)があります。
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そもそも本願寺は第8代宗主蓮如上人により大阪に建立されました。今の大阪城の場所にあったと伝わり、大阪城公園には「蓮如上人袈裟懸けの松」なる木もありますが、場所は特定されていません。(下の写真の木がそうだと思っていたのですが、実は木のとなりに写っている小さな屋根の下にある古い切り株が「蓮如上人袈裟懸けの松」だったそうで・・)
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この石山本願寺はその後、織田信長との長い石山戦争に敗れ、京都に移っていきました。(「麒麟がくる」の主人公・明智光秀も参戦していましたが、妻の煕子はこの石山戦争の最中に病で亡くなります)
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大阪に残された門徒たちは独自に坊舎を建立しました。建物は石山本願寺を模したといわれています。しかしこの建物も太平洋戦争で焼失してしまい、現在の建物は1964年再建されたものです。
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寺院の1階には誰でも無料で見学できる北御堂ミュージアムがあります。
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中には本願寺の歴史を説明した長さ40mの年表などがあり、石山戦争の話や大阪の歴史が宗教色を抑えてわかりやすくまとめられています。当時の大きな寺院は、要塞のような建物で、広い領土を持ち、武装した大勢の僧兵もいる大名と同じような存在でしたので、織田信長本願寺延暦寺と争ったのも勢力争いの一環だったわけです。
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展示してある町の復元模型もなかなかの出来で、当時の大阪のようすがよくわかります。
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ちなみに大阪の幹線道路である御堂筋は、この北御堂南御堂を繋ぐ道であることに名前が由来しているといわれています。


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旭川の魔のロータリー

旭川常盤ロータリーです。前回ご紹介した常磐公園のすぐ近くにあります。下の写真の標識からもわかるように通称「魔のロータリー」と呼ばれています。
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国道40号を含む6本の道路が分かれています。
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このロータリーでは国道40号への出入りが優先されます。
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またロータリーから出る場合は赤信号でも出てよいそうです。
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通りすがりの旅行者には運転しづらいロータリーです。このとき私は徒歩でしたので横の歩道でしばらく見ていましたが地元の車はスムーズに流れていました。
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ちなみに中央の広場は緑地となってシンボルタワーが立っています。ここへ渡る術(横断歩道)はありませんし、タワーは関係者以外は立ち入りできません。
JR旭川駅前から買物公園をまっすぐ歩くとこのロータリーに出ます。



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旭川最古の公園は「盤」でなく「磐」

旭川常磐公園です。大正5年に開園した旭川で最も古い公園で「日本の都市公園100選」にも選ばれています。
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公園の中心にある千鳥ヶ池です。池のまわりのベンチに座って話をしている人も多くいました。(写真は夏の風景です)
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公園を抜けると石狩川の土手に出ます。土手の上からは旭川のシンボルである旭橋が見えます。
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早朝でしたので空気が澄んでいて池に映る木々も色鮮やかでした。
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ちなみにこの公園名の漢字は「公園」で「公園」ではありません。しかし周辺の町名は「町」となっており、この違いは何なのでしょうね。


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ワクチンは誰のため!?

私は個人的に東京オリンピックは中止すべきだと思っていますが、大きな利権が絡むのか政府、東京都、議員、経済界、スポーツ界、メディアどこからも中止の声はほとんど聞こえてきません

オリンピック開催の夏まで国民の多数にワクチンを接種させたい政府は猛烈にワクチンの調達を急ぎます。海外ワクチンの日本での拙速な導入に警鐘を鳴らす報道もほとんどなく、逆に「日本はワクチン接種同意69%にとどまる」という日本人のワクチンへの理解が低いかのようなニュースが流れました。私からすると「69%もの日本人が同意しているのか」というのが正直なところです。いくら緊急事態とはいえ、開発から10ヶ月も経っていないワクチンの接種に不安を感じるのは当然だと思うのですが・・自分は31%側なんですね。
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大阪では医療崩壊も見えてきました。北海道札幌が断然に多いですが、旭川など周辺にも広がりを見せています。札幌ではマラソンや競歩、サッカーなどが開催予定で、規模縮小とはいえ8ヶ月後には多くの外国人が北海道に来ます。確かにワクチンの完成は待たれますが、だからといってオリンピックに間に合わせるためリスクを抱えての接種推奨は勘弁してほしい。(というか不安なら接種しなければいいわけなので私は見送ります)
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今すぐのオリンピック中止判断は難しいとしても、少なくとも「開催ありき」の拙速なコロナ対策・経済対策はやめてほしいというのが私の願いです。


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光秀最期の城は娘の嫁ぎ先

京都長岡京市にある勝龍寺城公園です。昨年11月にリニューアルされました。
勝龍寺城の歴史は古く、1339年足利尊氏の命により細川頼春によって築城されました。
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ただ、この城が有名なのは、明智光秀の娘・玉(ガラシャ)細川忠興に嫁ぎ、2年間新婚生活を過ごしたからでしょうね。
夫婦の銅像は撮影スポットですが、銅像は北向きなので昼間は逆光です。
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なので、背中から撮るときれいに写るのです‥
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発掘調査で石垣で補強された土塁と北東隅櫓があり、櫓に上がる階段があったことがわかっています。現在は櫓風の小屋があります。
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そして土塁の上から公園を見た風景です。正面は櫓を模した管理棟です。
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管理棟の2階は歴史展示コーナー、1階は休憩室になっています。とくに紅葉の名所ではありませんが鮮やかでした。
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今ではガラシャは勝龍寺城公園の広告塔で、毎年11月に玉の輿入れ行列の再現などによる「長岡京ガラシャ祭」がこの公園を中心に盛大に行われます。
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勝龍寺公園の北200mほどの場所にも高さ6mの土塁と空堀跡が残っており、小さな公園になっています。
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明智光秀本能寺の変前後にこの城に入りましたが、豊臣秀吉との山崎合戦に敗れ、細川氏の援護も得られず、自身の坂本城に向かってここを出た直後に命を落とすことになります。「麒麟がくる」で、明智光秀細川藤孝(娘の義父)と親しげにしている場面を見るたびに「最後は背を向けられるのになあ」と思ってしまいます・・


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