7日の
NHK「
ブラタモリ」は前回の網走に続いて
サロマ湖でした。
大きな
サロマ湖を一望するには
サロマ湖展望台がおすすめです。番組のオープニングもここからでした。

展望台へ車で行くには2つのルートがあります。
国道238線沿いの
北勝水産横から上がる
幌岩林道と
道の駅近くの林道を上がる
浪速林道です。距離は同じくらいですが、いずれも道幅は狭くすれ違うときは注意が必要です。

私が訪れたときは展望台の前でキタキツネが出迎えてくれました。

ここから見ると
サロマ湖の端から端まで一望できます。
日本一長い砂州も見渡せます。ただ広すぎて1枚での撮影は困難です。下の写真も広角レンズですが全体は収まりません。

今回の「
ブラタモリ」のテーマは「
”サロマ湖といえばホタテ”なのはなぜ」でした。
ホタテの養殖が盛んなのは知っていましたが、湖で養殖するのは1年間だけで、そのあと3年間はオホーツク海に放流しているのですね。サロマ湖には
8億ものホタテが養殖されていて、「密」を避けて放流するそうです。

かつてサロマ湖の砂州には今のような切れ目はなく、
洪水被害の軽減や
オホーツク海とサロマ湖の両方での漁をやりやすくするため砂州に湖口を開削しました。写真は昭和53年に開削された
第2湖口です。放置しているとすぐに土砂で埋まってしまうので、絶えず湖口を維持する作業が必要です。

オホーツク海とつながり湖に海水が流入するようになると、もともと湖に流れ込む大きな川がないことで、
海と同じ塩分濃度が維持されて、結果的にホタテの養殖に適した環境になりました。

また流氷が湖に入ってきて養殖に被害が出ないように、湖口に下の写真のように放射状に数個のブロックを作り、冬はこれにネットを張り流氷の進入を防いでいるそうです。

サロマ湖周辺の人々は、生活のために様々な努力と工夫を重ねてきた歴史があるのですね。
にほんブログ村
人気ブログランキング