琵琶湖畔にあった
坂本城は
明智光秀によって築かれた
水城です。現在はほとんど痕跡はありませんが、大天守と小天守を有する、信長の
安土城と並ぶくらい豪壮な城であったといいます。
大津市に
坂本城址公園があり、中には
明智光秀像があります。ただここは調査で城外であることが明らかになっており、実際の
本丸跡は公園の150m北になります。

その本丸跡は今は民間企業の敷地になり、立ち入ることはできません。しかし大河ドラマ
「麒麟がくる」の放映に合わせて土日だけ公開されています。

といっても実際には
本丸跡は琵琶湖に沈んでいて何も確認できません。渇水時に水位が50cnほど下がると石垣が見えてくるそうです。私が訪れたときもまったく見えず、当時の本丸から見えた琵琶湖と対岸の風景を想像力を働かせながら眺めるにとどまりました。

この近くにある
東南寺という寺は
二の丸のあった場所です。やはり境内には碑があるだけでとくに痕跡はありません。

門の前には
「坂本城址」の石碑がありました。テレビや雑誌で坂本城を紹介される時はここの画像が出てくることが多いです。

ここから歩いてすぐの場所に「
明智塚」があります。明智光秀の名刀「郷義弘並宝器物」などが埋められた跡ともいわれています。

このように坂本城本丸は琵琶湖に沈み、城内は住宅地になり、あるのはほとんど石碑だけです。しかし周辺には有名な石垣職人集団
「穴太衆」の石垣も残り、
明智光秀ゆかりの寺社もあります。何よりケーブルで
比叡山まで上がれます。戦国好きな方は訪れておくべき場所です。
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