人が集まる場所には旅館があります。旧増毛駅前には今も2軒の旅館の建物が残っています。
ひとつは旧増毛館です。
昭和初期の建物で、ここも映画「駅STATION」の撮影に使われました。

現在では大阪出身のご主人と東京出身の奥さんが「ぼちぼちいこか増毛館」という名前の「とも宿」として経営されています。

もう1軒は旧富田屋旅館です。ここも昭和初期の建築です。現在は使われておらず中に入ることはできません。

その後ニシンが捕れなくなり、最大で1万6000人以上いた人口も1960年ごろから減り続け、現在では4000人余りの小さな町ですが、これらの旅館の前に立つと、増毛にやって来た人々が国稀酒造の酒を飲んでわいわいと宴をしている当時の賑わいが目に浮かびます。

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