古墳は全容がわかりにくいという話を前回しましたが、巨大な
応神天皇陵古墳に至っては山にしか見えません。
何せ
全長425mあり
日本で2番目に大きい古墳です。
拝所は前方部の濠をはさんだ場所にあります。

その拝所と反対の後円部の前です。
誉田八幡宮の境内に古墳へと渡る石橋がありますが立入禁止です。
応神天皇陵古墳の東に隣接している
二ツ塚古墳です。この小さな古墳は応神天皇陵古墳より古く、巨大な古墳がわざわざこの小さな古墳を潰さずに避けるようにして作られてることから、
被葬者は応神天皇にとって重要な人物だといわれています。
応神天皇陵古墳の西にある方墳が
東山古墳です。円筒埴輪などが出土していますが発掘調査はされていません。かつてはここと合わせて2つの
方墳が並んでいましたが1つは消滅しています。
被葬者は応神天皇の側近といわれています。

やはり巨大な
応神天皇陵古墳の全容は上空から見ないとわかりません。現地に行っても拝所以外では濠さえ見えませんでした。
ご紹介した
拝所・誉田八幡宮二ツ塚古墳・東山古墳の場所を下の航空写真に書いておきました。これらの古墳すべてが
世界遺産になるのです。

ちなみにこの写真は「
ザ・古墳群」という本のものです。この本は古墳の情報はもとより、わかりやすい地図が載っています。小さな古墳は住宅地の中のわかりにくいところにあることが多いので、この本はとても役立ちました。
前回書いたようにここが世界遺産に登録されても人は来ないと私はは思いますが、もしも多くの人が押し寄せたら静かな住宅街はどうなるのでしょう。たぶん
インバウンドが来ると喜んでいるのは自治体・商店・マスコミだけです。
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