深刻な経営難に陥っている
JR北海道が
5つの路線の廃止方針を発表しました。
今回の廃止対象路線は以下の通りです。
①
留萌線(
深川-留萌)
②
石勝線夕張支線(
夕張-新夕張)
③
札沼線(
北海道医療大学-新十津川)
④
根室線(
富良野-新得)
⑤
日高線(
鵡川-様似)

(2018年7月22日朝日新聞より)
乗客の少ない
過疎地域の多い北海道で、しかも
厳しい寒さの冬でも
鉄道を動かすための維持費は莫大です。また近年は
台風被害も増え、その復旧費も馬鹿になりません。(ちなみに鵡川-様似間などは2年前に洪水被害があった時点で廃止を睨んで「
実質廃線状態」でした)
結果的に安全面の費用が削られ、事故を繰り返したJR北海道はさらに厳しい批判を浴びることになりました。

今や
北海道は車社会ですので、今後の利用客の増加も見込めません。
しかし、そもそも
30年前に国鉄を分割民営化した時点でJR北海道がこうなることはわっかていたと思うのです。
当時、分割民営化を推進した人たちの戦略(悪く言うとトカゲの尻尾切り)としか私には思えません。
皮肉なことにますます廃線・廃駅を巡るツアーは逆に盛況になるかもしれません。
私も北海道へ行くと訪れることが多いです。下の写真は1955年に廃止された
旧国鉄士幌線のタウシュベツ川橋梁です。

もしかすると将来
北海道新幹線と
札幌近郊しか鉄道は残らないということも・・
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