平城宮跡に2010年に復元された大極殿です。天皇の即位式や外国使節との面会など、国の重要な儀式のために使われていました。

広い平城宮跡にこの大極殿などのいくつかの建物が復元されていますが、大部分は広い芝生です。

その広い平城宮跡のど真ん中を何と近鉄奈良線が横切っています。国史跡に指定される前の1914年に敷設されたためにこのようなことになっているのですが、大阪から奈良へ向かうときに西大寺駅の手前で、車窓の両側に世界遺産の平城宮を眺められるというレア体験ができます。

しかし最近は景観面のみならず踏切による渋滞が問題化し、結局この区間を迂回させ地下化や高架化することに昨年決まりました。ただ完成予定は2060年とのことで、用地買収や遺跡発見による調査などでさらに先になる可能性もあります。この「レア車窓」もあと40年で見納めですね…っていうか私は生きてません。

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