日本三大大仏は2つだけ

前回からの大仏の話題を広げます。日本三大大仏というのがあります。

この話は以前にも書いたことがあるのですが、少し事情が複雑です。
というのも奈良の大仏鎌倉の大仏の2つは誰が考えても文句なしに日本三大大仏に入るでしょう。
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あとのひとつは京都の方広寺の大仏でした。大阪冬の陣のきっかけになった鐘のある方広寺です。大仏の高さは19mあったということですので奈良の大仏の台座を含む18mを超える大きさでした。
しかし大仏は昭和48年に5代目が焼失して以降は再建されず、今は下の写真のように大仏殿跡地を知らせる案内板と礎石の一部が残るのみです。
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そこで3つ目の大仏に名乗りを上げたのが、明治に造られた能福寺兵庫大仏です。高さが18mの大仏です。下の写真が兵庫大仏です。
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しかし、この兵庫大仏も戦争の金属拠出の影響で一旦は消失しました。
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その後、この兵庫大仏は平成3年に再建され日本三大大仏入りを宣言しました。しかし歴史の浅さなどの理由で異論が唱えられ、結局はすべての人が認める日本三大大仏にはなっていません。
ということで、現時点では全国各地20ほどの大仏が三大大仏の三番目の空席に名乗りをあげています。もしかするとみなさんの近くにも「日本三大大仏」と銘打った大仏があるかもしれません。意見が一致しないのなら無理に三大●●というようにする必要はないと思うのですが・・つまりは三大大仏となれば人が来るという観光の側面の争いですね。


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大仏を金色に復元しないワケ

今から10年前の2010年NHK大阪放送局制作の古代史ドラマ「大仏開眼」が2週に渡り放映されました。奈良時代の歴史ドラマは珍しいこともあり楽しく視聴したのを覚えています。

ドラマの内容は、唐から帰国して理想の国づくりを進めようとする吉備真備吉岡秀隆)を主人公に、大仏建立を命じた聖武天皇國村準)と娘の阿倍内親王(石原さとみ)、そして天皇から権力を奪おうとする藤原仲麻呂高橋克典)らの生きざまを描いていました。
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2010年はちょうど平城遷都1300年ということでドラマが製作されました。撮影も平城遷都1300年記念事業で復元された第1次大極殿をはじめとする平城宮跡薬師寺などでロケが行われました。
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東大寺の大仏は、正式には「盧舎那仏座像」といいます。像の高さは14.7mありますが、当時のまま残っているのは台座だけで、焼失により胴体は鎌倉時代、首から上は江戸時代に作られました。
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ドラマでも出てきますが、造られた当初の大仏は金色に輝き、現在の大仏とは趣きが異なります。下の写真は、当時NHK大阪放送局に置かれていた撮影にも使われた金色の「小さな」大仏です。
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実際に日本以外の仏教国の大仏の多くはきれいな金色の姿をしています。
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そもそも日本では大仏をなぜ忠実に金色に復元しないのか。それはその後日本人に定着した「侘び寂び」の精神によるそうです。一般的に日本人は少しくすんだ色や少し古びた状態を「風合い」として好む傾向があり、それゆえにあえて大仏を金色には修復しないという話を聞きました。
確かに私も金色に輝く大仏よりも今の色の大仏の方が好きですが、これは日本人特有の感覚のようですね。

ところで、このドラマ「大仏開眼」が9月5・12日にBSプレミアムで再放送されます。改めて見ようと思いますが、とくに歴史がお好きな方はぜひご覧ください。


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ならまちより今井町が好き

奈良市東大寺興福寺エリアの南の「ならまち」にある元興寺です。
現在は小さなお寺ですが、かつては「ならまち」全体が境内でした。
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ならまち」は江戸時代の末期から明治時代にかけての面影を残す町屋や町並みが保存されています。
ならまち格子の家」はこのあたりの町屋を再現したもので入場無料です。
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道に面した「みせの間」は応接間として玄関に最も近い場所にあり、格子越しに外の風景を望むことが出来るようになっています。
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このあたりには庚申信仰というものがあり、家の前に「身代わり申」が魔除けとして吊るされています。
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一方、奈良県橿原市今井町も「ならまち」と同じように江戸時代そのままの風情を残す町です。
東西約600m、南北約310mの地区内に約500棟の伝統的建造物が存在しており、これは地区内の数としては日本一です。
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戦国時代に一向宗本願寺一族の今井兵部が開いた町です。やがて織田信長の弾圧に備えて、堀や壁を張り巡らし、城塞都市の様相となりましたが、信長暗殺により町は存続しました。
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その後大坂とも交流がさかんとなり、町は繁栄し、現在もほとんどそのままに家や町並みが残っています。
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ならまち」は東大寺興福寺の近くなので大勢の観光客が訪れ、それに伴っておしゃれな店が増えて、何となく昔の風情が薄れている印象がありますが、それに比べて「今井町」は奈良市から離れているので人も少なく昔のままのように思います。
個人的には「今井町」の方が好きです。



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tag : 東大寺 興福寺 奈良県 橿原市 大坂

興福寺の新スポット

奈良猿沢池から興福寺を望む風景は定番です。
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奈良ランドマーク的存在である五重塔は光明皇后の発願により730年に創建され、現在の塔は室町時代の再建です。
現存する日本の木造塔としては東寺五重塔に次いで高く(50.1m) 国宝に指定されています。
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さらに新たに注目されているのが中金堂です。江戸時代に焼失して以来、仮金堂でしたが、この秋300年ぶりに再建されました
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本尊も仮金堂に安置されていた釈迦如来像が還座しました。
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東西37m・南北23m・高さ21mで、奈良では東大寺大仏殿(東西57メートル、南北50・5メートル、高さ46メートル)に次ぐ大きさの木造建築です。
訪れたときはテレビクルーも来ていました。
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10月の中金堂の落慶法要のときに興福寺から招待状が届いて驚きました。思い返せば以前訪れたときに寄付したような・・
ただ残念ながら予定が合わず欠席しました。



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tag : 奈良 ランドマーク 仮金堂

紅葉点在型は疲れる

関西でもそろそろ紅葉見納めの11月23日に近鉄電車に乗って奈良公園周辺に行きました。
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このあたりも関西では人気の紅葉名所です。ただ寺社の境内などと違って広~い範囲に紅葉している木々が点在しています。
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なので奈良公園から興福寺・東大寺・春日大社を紅葉ポイントを探してひたすら歩きました。

下の写真は奈良公園の南にある鷺池です。池の周辺がきれいに紅葉していました。
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東大寺南大門近くの春日野園地あたりです。写真は一面紅葉で真っ赤ですが、実際には限られた場所だけです。
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東大寺大仏殿の裏に回るとほとんど人はいません。人をいれずに写真を撮るのは容易ですが、そもそもこのあたりには紅葉した木が少ないです。
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そこから春日大社へ行くと、本殿の入り口横に辛うじてきれいに紅葉している場所がありました。
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ちなみに紅葉時期に限らずおすすめの場所が春日大社の近くにある水谷茶屋です。
大正時代に建てられた建物なので、このあたりでは古くはないのですが、かやぶき屋根が周囲の景色と調和していい雰囲気です。
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紅葉シーズン奈良公園に行ったのは今回が初めてでした。京都永観堂東福寺などと比べて紅葉が密集していないので、私にはうまい構図で撮るのが難しかったですし、何より紅葉ポイントを探し求めて歩き疲れました・・・




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tag : 京都 関西

2つだけでも三大○○

日本三大土塀日本三大燈籠の話をしましたが、日本三大大仏というのもあります。
この話は以前にも書いたことがあるのですが、少し事情が複雑です。
というのも奈良の大仏鎌倉の大仏は誰が考えても日本三大大仏に入ります。
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ところが、あとのひとつが決まりません。
江戸時代までは京都の方広寺の大仏でした。大阪冬の陣のきっかけになった鐘のあるあの方広寺です。
ただ大仏は現存はしておらず、今は下の写真のように大仏殿跡地を知らせる案内板のみです。
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その後、戦前は明治に造られた能福寺兵庫大仏日本三大大仏の三番目の地位にありました。下の写真が兵庫大仏です。
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しかし、その兵庫大仏も戦争の影響でなくなり、しばらく三番目の地位は空席でした。
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平成3年に兵庫大仏は再建されたものの、歴史の浅さゆえ日本三大大仏に入れるのに異論が唱えられ、いまでは全国各地20ほどの大仏がこの空席に名乗りをあげています

別に無理からに「三大」にこだわらなくてもよいのではとも思いますが・・


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胴は鎌倉、頭は江戸

奈良東大寺です。しばらくぶりに行きました。
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何度見ても大仏殿の大きさに圧倒されます。
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そして大仏様。正式には「盧舎那仏座像」といいます。像の高さは14.7mあるそうです。
ちなみに大仏が作られたのは奈良時代ですが、当時のまま残っているのは台座だけで、焼失により胴体は鎌倉時代首から上は江戸時代に作られました。
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ここも以前に来た時と比べて外国人観光客が激増していました。大変な混雑ぶりです。
鹿はたくさん鹿せんべいをもらっていましたから喜んでいるでしょうが・・
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こうなるともう早朝に訪れるしかありませんかね。


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tag : 観光客 外国人

秀長の城

奈良県大和郡山市にある郡山城です。
私は郡山城は豊臣秀吉の弟の豊臣秀長の居城としての印象が強いです。この人が長生きしていたら秀吉の後半の「悪政」は抑えられたという見方もあるくらいの有能な人です。

下の写真は天守ではなく東隅櫓で、1984年に再建されたものです。の季節はこの櫓周辺が撮影スポットになります。
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今は天守はありません。訪れたときは石垣の修復工事中で天守台にも行けませんでした。ここからの眺めはいいそうなのですが・・
(ちなみに現在は工事も終わり天守台は展望台としてオープンしています)
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追手門と追手門前櫓です。こちらも秀長築城当時に近い形で再建されたものです。
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ということで石垣以外当時の遺構はほぼ残っていません。唯一、近くにある永慶寺の山門郡山城の南門を移築したものとして知られています。
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郡山城址には郡山高校があるため、近鉄郡山駅からだといったん城と反対の東側に出てから歩くのがよいと思います。私は地図で見て近道に思えた西から行きましたが、高校の敷地を通れない上に大きな池もあって、結局は遠回りになりました。




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tag : 天守台 天守 郡山高校

猫窓

奈良県大和郡山市柳町商店街で話題なのが「猫窓」です。
商店街に面した出窓で5匹の猫が寝ています。ただいつも全員そろっているとは限らず、見たときに何匹いるかで「おみくじ」になっています。
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私が見たときは3匹いましたので「吉」ですね(笑)
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紹介写真と照らし合わせるとこの子は「ちゃー
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そしてこの子は「なな」でしょう。
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この商店街でもうひとつ有名なのが「電話ボックスの金魚鉢」です。大和郡山といえば金魚の町ですからね。
ただ、この電話ボックスは水替えに半日かかるそうです。
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tag : 奈良県 大和郡山市

国宝だらけ!唐招提寺

奈良唐招提寺に行きました。
南大門を入ると正面に金堂があります。奈良時代の建築で国宝です。
中には本尊・盧舎那仏座像があり、両横に薬師如来立像十一面千手観世音菩薩が配されています。こちらもすべて国宝です。
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唐招提寺といえば鑑真和上です。あの有名な鑑真大和上像は御影堂にありますが、例年6月5・6・7日の3日間しか公開されません。
そこで「鑑真大和上御身代わり像」が平成25年に制作されました。こちらは開山堂でいつでも見ることができます。ただし像は撮影禁止です。(写真中央のガラス越しに見ることができます)
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瓊花(けいか)は鑑真の故郷である中国の揚州の花であり隋の煬帝以来門外不出の花だそうです。
ここの御影堂の庭に特別にもらった貴重な株があり、花が咲く4月中旬から5月頃だけ公開されています。
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下の写真の正面は鼓楼、左は講堂で、いずれも国宝です。
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とにかく建物、仏像ともに国宝だらけです。近鉄西ノ京駅から徒歩10分程度です。近くの薬師寺と合わせてぜひ一度訪れてみてください。



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プロフィール

なべさん

Author:なべさん
1960年生まれ 男性 兵庫県在住

北海道旅行での写真や情報が中心のブログです。
夏に行くことが多いため、ほとんど夏の風景や情報です。

また地元周辺の京阪神や、北海道以外の旅行先の情報も掲載しています。

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