
音威子府市街から国道407号線を約7km北上したあたりに上の写真の看板が出ており、そこからダートを数百メートル進んだ先に駐車スペースがあります。そこから現地まで歩いてすぐです。

そもそも北海道と命名したのは松浦武四郎という人物です。彼はこの地のアイヌの長老から、「カイ」は「この国に生まれたもの」という意味だと聞いたと『天塩日誌』に記録しています。

明治2年に「蝦夷地」を命名するにあたり、開拓判官であった松浦武四郎はアイヌの長老から聞いたことを参考に、日本の「北」にある「カイ」、それに旧領土を指す「道」をつけ『北加伊道』という案を考えました。これが「北海道」の始まりです。(以前NHKで嵐の松本潤が松浦武四郎を演じたドラマがありました。時間が短くあらすじのような仕上がりになっていたのが残念でした。)

そしてこの松浦武四郎の『天塩日誌』に残された記録などから、武四郎がアイヌと交流した筬島地区天塩川流域のこの地点に『北海道命名之地』の碑が建立されました。このような経緯を聞かずに、地図で「北海道命名の地」という表記を見ると「いったいどういう場所?」と思います。

2011年には、それまで建立されていた碑に代わって、新たに当時の高橋はるみ知事が書いた5mのトドマツの碑が建ちました。

夏はこの付近はヒグマが出るそうなのでクマ除けの鈴を鳴らしながら行きました。ちなみに真冬は写真の碑のかなりの部分が雪に埋もれるみたいですね。以前テレビの「ブギウギ専務」で見ました。

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