思いの詰まった大極殿!

下の写真の建物は何かわかりますでしょうか。古代史に詳しい方は平城京大極殿とおわかりかもしれません。
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大極殿とは朝廷の正殿で、即位の大礼や国家的儀式が行われる重要な建物です。このブログでも少し前に復元された奈良平城京大極殿の写真を載せました。下の写真がそうです。
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ところが1枚目の写真の大極殿はこの復元された奈良平城京大極殿ではありません。実は昨日紹介した阪九フェリー新門司港フェリーターミナルです。下の写真はフェリー着岸時に船上から撮ったものです。
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なぜターミナルビルを平城京の大極殿に模したかといえば…
阪九フェリーの北九州の発着港が小倉から新門司に移るとき、当時の社長がフェリーに乗って京都奈良へ行く人が増えてほしいとの思いから、平城京の大極殿を模したフェリーターミナルを建設したそうです。
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それでも私はてっきり奈良にある復元された大極殿を参考にこのフェリーターミナルを作ったものと思っていましたが、実はそれは誤りでした。というのも、現在の奈良大極殿が復元されたのは2010年ですが、この大極殿を模したフェリーターミナルが作られたのはそれより19年も前の1991年です。
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社長は少ない大極殿の僅かな資料を使い、時代考証も十分に行って完成させたという説明書きがターミナルの中にありました。たかがというと失礼ですが、フェリーターミナルに並々ならぬ思いと費用をかけて作られたわけです。どちらかといえば参考にしたのは後から復元した本家・奈良の方かもしれません

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私が撮りたいブログ紅葉写真

下の紅葉写真は赤と黄色が混ざった私の好きな色合いの紅葉です。場所は滋賀日吉大社ですが、この写真だけではさすがに場所まではわかりません。
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私としてはブログに載せることを考えれば、少なくとも1枚はどこかわかるような紅葉写真を撮りたいと思っています。

例えば下の写真は間違いなく京都善峯寺の紅葉だとわかります。
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下の写真は奈良談山神社です。誰が見ても明らかではないにしても、写っている建物が重要文化財の十三重塔なので、間違いなく談山神社の紅葉です。
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でも、いくら場所がわかっても安っぽい案内板などではだめですし、何より主役の紅葉がきれいでないと意味がありません。そうなるとやはり神社やお寺ということになります。。

でも紅葉のきれいな神社仏閣は人が多すぎます。下の写真は京都永観堂です。「秋はもみじの永観堂」というキャッチコピーがあるくらいの紅葉名所です。「人出がすごかったです」というブログ写真としてはいいのですが・・
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ということで人の少なそうな場所を調べますが、SNSが普及している世の中ではなかなか穴場はありません。それでも毎年あれこれ調べては納得のいく写真を求めて早朝から出かけます。もしかするとそこまでの行為で、すでに紅葉の楽しみは始まっているのかもしれません。


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尼崎・大覚寺と奈良・唐招提寺の関係

尼崎の寺町というエリアに大覚寺という小さなお寺があります。有名な京都の大覚寺とは別の寺院です。
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小さくとも歴史は古く、聖徳太子の命で作られたと伝わっています。1300年代の絵図に当時の伽藍が描かれており、現存する尼崎最古の寺院です。
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ただ建物は明治の大火で焼失し、現在の本堂は昭和になって再建されました。
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実は私の義父母はこちらで永代供養していただいています。律宗である大覚寺では毎月21日の「弘法大師忌の日」に下の写真の本堂に入って永代供養されている位牌を拝むことができます。今月は21日がちょうど日曜日でしたのでお参りしてきました。
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ところで、こちらの檀家であった義母の葬儀のときもこの寺のご住職にお経をあげていただきました。その折、葬儀社の方がしきりに「偉いご住職ですから」と異口同音におっしゃっていて、「尼崎の大覚寺のご住職じゃないの?」と思いつつ気になって調べてみると、このご住職はあの有名な奈良唐招提寺の長老の岡本住職とわかりびっくり!
唐招提寺は律宗の総本山なので、同じ宗派の尼崎大覚寺のご住職が唐招提寺第89世長老に就任し、大覚寺住職と兼務されているようです。
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奈良唐招提寺と言えば、鑑真が創建した寺院で、教科書にも出てくる有名な寺院です。私もこれまでに2度ほど訪れたことがあります。南大門を入ると正面に金堂があり、中には本尊・盧舎那仏座像と、両横に薬師如来立像十一面千手観世音菩薩が配されています。建物・仏像ともにすべて国宝です。
尼崎のお寺の住職とはいえ、世界遺産の唐招提寺の長老が義母の参列者十数人ほどの葬儀にも来てお経をあげてくださったのですね。
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この唐招提寺の長老が尼崎の方だと聞いて親近感を感じたのでした。


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密談場所は紅葉名所

奈良談山神社です。この地で中大兄皇子中臣鎌足蘇我氏打倒の密談を行ったとされています。(談山の談の字はそこから来ているそうです)
かなり山奥で、妻は「本当にここまで登ってきて話をしたのか」と疑念を抱いておりました。境内からさらに15分ほど山道を登った場所に、ここで密談したという碑がありますが、ピンポイントで場所まで特定されるのは確かに怪しい・・あくまで伝承ですね。
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ただこの場所は奈良でも屈指の紅葉名所として有名です。紅葉シーズンの今は多くの人が訪れます。神社ですが拝観料は600円必要です。
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藤原鎌足の息子が687年に父の供養のために十三重塔を建造したことが談山神社の起源となっています。なので祭神として藤原鎌足を祀っています。
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現在の塔は1532年の再建ですが、それでも現存する世界唯一木造十三重塔です。国の重要文化財です。
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紅葉に囲まれる塔は人気の撮影ポイントです。
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本殿は701年の創建され、1850年に建て替えられました。これも国の重要文化財です。
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本殿は三間社隅木入春日造という珍しい建築様式(私にはよくわかりませんが・・)で、日光東照宮の手本にされたといいいます。
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拝殿の中から眺める紅葉は、建物がフレームになり、まるで絵画のようです。
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最寄駅からバスで25分ということで、アクセスのよい京都嵐山東山の紅葉名所に比べると混雑具合ははるかにマシです。ニュースで見ると3連休の嵐山などは通勤ラッシュのような混雑ぶりでしたからね。


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興福寺の新スポット

奈良猿沢池から興福寺を望む風景は定番です。
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奈良ランドマーク的存在である五重塔は光明皇后の発願により730年に創建され、現在の塔は室町時代の再建です。
現存する日本の木造塔としては東寺五重塔に次いで高く(50.1m) 国宝に指定されています。
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さらに新たに注目されているのが中金堂です。江戸時代に焼失して以来、仮金堂でしたが、この秋300年ぶりに再建されました
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本尊も仮金堂に安置されていた釈迦如来像が還座しました。
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東西37m・南北23m・高さ21mで、奈良では東大寺大仏殿(東西57メートル、南北50・5メートル、高さ46メートル)に次ぐ大きさの木造建築です。
訪れたときはテレビクルーも来ていました。
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10月の中金堂の落慶法要のときに興福寺から招待状が届いて驚きました。思い返せば以前訪れたときに寄付したような・・
ただ残念ながら予定が合わず欠席しました。



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こんなところに古墳!

京都嵐山電鉄帷子ノ辻駅を降り、南へ住宅街の中をくねくね歩くと「蛇塚古墳」があります。
この古墳は7世紀頃のもので元々は全長75m巨大な前方後円墳だったそうです。
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現在は中の横穴式石室部分のみが残っている状態です
同じような古墳として奈良石舞台古墳を思い出しますが、玄室の幅では石舞台古墳より大きいそうです。玄室床面積で比べても全国4位の広さとのことです。
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この古墳のおもしろい点は、こんな大規模な古墳の玄室なのに細い道の住宅街の真ん中に無造作にある風景です。古墳を取り囲むように放射状に住宅が建ち並ぶ様子は印象的です。
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案内板に書いてありましたが、上空から見ると住宅がきれいに前方後円墳の形に建ち並んでいるようです。
実に不思議な感じです。
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日本三大大仏もいっぱい!

三つ以上ある日本三大○○は何も前回紹介した北海道三大祭だけではありません。
日本三大大仏もいっぱいあります。
というより3つ目の席をたくさんのお寺の大仏様が狙っています

というのも奈良の大仏鎌倉大仏は誰が考えても不動の日本三大大仏です。
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あとのひとつは江戸時代までは京都の方広寺の大仏でした。大阪冬の陣のきっかけになった鐘のあるあの方広寺です。
ただ大仏は現存はしておらず、今は下の写真のように大仏殿跡地のみです。
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戦前は明治に造られた能福寺兵庫大仏日本三大大仏の三番目の地位にありました。下の写真が兵庫大仏です。
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しかし、兵庫大仏も戦争の影響でなくなってしまい、しばらく三番目の地位は空席でした。

平成3年になって兵庫大仏は再建されたものの、歴史の浅さゆえ日本三大大仏に入れるのに異論が唱えられ、いまでは全国各地20ほどの大仏がこの空席に名乗りをあげています。

別に無理からに「三大」にこだわらなくてもよいのではとも思いますが。

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圧巻!巨大古墳群

前回紹介した奈良山の辺の道「邪馬台国」の有力な場所で、周辺には巨大な古墳が多く点在しています。
【箸墓古墳】全国11位規模
女王卑弥呼の墓の可能性が高いとされる古墳です。全長278mの前方後円墳です。山の辺の道のコースからは少し外れているのですが、どうしても見たくて遠回りしました。
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【崇神天皇陵(行燈山古墳)】全国16位規模
大和朝廷の創始者とされる第10代崇神天皇の陵墓とされています。全長は242mの前方後円墳で周濠が巡り、大和平野が一望できる場所に立地しています。
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【景行天皇陵(渋谷向山古墳)】全国7位規模
第12代景行天皇の陵墓とされています。4世紀後半の前方後円墳で全長は300mです。
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【黒塚古墳】
全長130mの前方後円墳。平成9年に発掘調査が行われ、33面の三角縁神獣鏡の他、多くの遺物が、石室から埋葬当時のままで出土しました。古代から何度も盗掘を受けていますが、地震で崩壊した石室に守られ、当時のままで見つかりました。
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オリエンテーリングのような古道

山の辺の道日本書紀には存在が確認されている日本最古の官道です。
奈良が湖だった時代に湖のほとりに自然に発生した道と考えられています。
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途中の案内板や道に埋められた表示が整備されており、迷わず歩くことができます。
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現在では天理から桜井までおよそ16キロ続いていますが、坂道も少なく、途中には神社や古墳、歌碑などが点在しており、ちょっとした「オリエンテーリング」のような感覚で楽しく歩けます。

桧原神社
三輪山を御神体としているので社殿はなく、瑞垣の中に珍しい三ツ鳥居(三輪鳥居)がポツンと建っているだけです。鳥居の間から望む二上山への落日は大変きれいそうです
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大神神社
日本で最も古い神社のひとつに数えられています。三輪明神の名で知られ、酒の神・薬の神として厚く信仰されています。

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斑鳩の三塔・法隆寺

斑鳩の三塔のあとのひとつは言わずと知れた法隆寺五重塔です。
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法隆寺には七不思議なるものがあり、塔にささった4つの鎌七不思議のひとつです。
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七不思議ではないですが、法隆寺中門の真中の柱梅原猛氏は異質なものとして著書の中で注目されています。
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