前回の放送では明智光秀は美濃から逃れて越前・朝倉義景のもとへやって来ました。
このころ朝倉氏の城下町はおおいに繁栄していましたが、のちに敵対した織田信長に焼かれ埋められました。その後400年間そっくりそのまま埋もれたままでした。
織田信長が見事なまでに城下町を焼き尽くし埋めたことで、逆に遺構はきれいな状態で発掘されました。現在は一乗谷朝倉氏遺跡として公開されています。。
一乗谷は福井市街から東南約10キロにある下の写真のような細長い谷です。

城下町の両端はそれぞれ上下城戸によって仕切られていました。
下の写真は上城戸跡です。

そして下城戸跡です。山裾には巨石を積んだ桝形の城戸口が発掘されました。

発掘された城下町の一部の町並みが忠実に復元されています。ここへの入場料は230円です。少し離れた場所にある資料館と共通です。

復元されたといっても一部分です。寺院や屋敷の跡は発掘されたまま残されています。

谷を流れる一乗谷川をはさんだ場所に朝倉館跡があります。山の上の方へと領主の館跡は続きます。前回の大河ドラマで明智光秀が朝倉義景と対面した場所です。(史実では疑わしいですが)

朝倉氏遺跡は金閣寺や厳島神社と同じく国の三重指定(特別史跡・特別名勝・重要文化財)を受けている貴重な遺跡です。
ブラタモリやソフトバンクCMのロケ地にもなっています。さらにNHK大河ドラマの舞台にと盛り上がっていましたが、まさかウィルスに水を差されることになるとは・・・

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