九州の
門司港駅は1914年(大正3年)に
門司駅として開業しました。その後、
門司港駅と改称され、1988年には
鉄道駅舎として初めて国の重要文化財に指定されました。昨日紹介した
北海道の
旧室蘭駅舎が役割を終えて保存されているのに対して、この駅舎は現役バリバリです。

木造2階建ての駅舎は
ネオルネサンス様式で、左右対称の造りが特徴的で「
門」を表現しているとも言われています。正面の大時計は大正7年に取り付けられたものですが、その歴史的価値から残されています。

2019年に復元工事が終了し、外観だけでなく内部のコンコースも当時の姿になりました。

ホームにはベンチなどがありません。一直線に抜けたホームと「
もじこう」のレトロな駅名表示が人気です。柱や屋根の内側は木製で、屋根を支える梁には線路のレール材が使われています。先日紹介した
小樽駅4番ホームと同じ雰囲気です。
関門連絡船就航当時に駅から桟橋までの約100mを結んでいた「
関門連絡船通路跡」が残され、その傍らに旧日本軍の命令で設置された
渡航者用監視窓の跡も残っています。

1階にはスターバックスがあります。この奥にエレベーターがあり、2階の貴賓室を見学することもできます。

ちなみに毎週火曜日には豪華列車「
ななつ星in九州」がやって来るそうです。午後1時半から1時間停車しているとのことで、その時間帯にいればぜひとも見たかったですね。
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