疫病退散を祈願する祇園信仰の総本社ということで、コロナ禍で再注目されています。
本殿は江戸時代前期に焼失したあと、徳川家綱によって承応3年(1654年)に再建されました。

その八坂神社の本殿が国宝に指定されることになりました。
本殿は両側面と背面にひさしをつけた独特の外観で、平安時代の建築方法を継承しています。

この様式が建築史上高い価値があることに加え、本殿が祇園祭を担う人々により、現在まで維持されてきたことに深い文化史的意義があることが評価されました。

ちなみに八坂神社は四条通の突き当りにあるので、ここにある朱塗りの門(1枚目の写真)が正面だと思っている人が多いです。
しかし実は南側にある南楼門(下の写真)が正式な入口です。ここを直進すれば本殿がありますので、やはりここが正面ですね。

それにしても、これで京都の国宝はいくつになるのでしょう。おそらく建造物だけでもかなりの数になります。それだけにニュースの扱いもさほど大きくないような気がします。

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