大阪万博開催予定地のすぐ近くにある大阪府咲洲庁舎は愛称「さきしまコスモタワー」と呼ばれています。高さ256m、地上55階・地下3階建ての超高層ビルです。

1995年に大阪ワールドトレードセンタービルディングとして完成しました。しかしバブル崩壊後テナントが入らず周辺の開発も進まないまま、いろいろな経緯の後2010年に大阪府に譲渡されました。

そもそも人工島ですので、交通の便はよいとはいえません。JR大阪駅からだと地下鉄やニュートラム(下の写真)を乗り継いで約35分です。35分あればJR大阪駅から神戸や京都に行けます。

最寄り駅の「トレードセンター前」駅周辺には商業施設もあり賑わっています。

しかしそれは駅周辺の限られたエリアだけで人工島の多くの土地は使われず雑草も伸び放題です。

膨大な費用をつぎ込んで人工島や咲洲庁舎を作った構想は甘かったということです。それゆえ「負の遺産」と揶揄されてきました。
しかし今回の万博誘致が成功したことで、今後このあたりの風景が一変していく可能性が出てきました。大阪が誘致に失敗する見方が強かっただけに一気に地価も上がるのではないでしょうか。松井知事の思惑通りになりそうです。

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