高級コンデジを買わなかった理由

スマホの普及でコンパクトデジカメ(略してコンデジ)の売れ行きは悪いようです。
そこでコンデジスマホと一線を画した画質の良い高級コンデジが主流となりつつあります。

私が2年ほど前に買ったキヤノンPowerShotS110当時2万7千円コンデジにしては高額の機種です。
旅先の料理街のちょっとした光景などど~んと一眼レフを構えるには相応しくないシーンで活用しています。しかもスマホや安価なコンデジではなかなか表現できない写真が撮れますしRAW現像加工もできます。

X7 2014 (1001)

それでも最近ではこの機種よりもさらに高画質のものが増えています。価格も一気に4~10万円と一眼レフの入門機を超える値段です。
そんなに画質がいいのなら場合によってはS110からアップするかとキヤノンPowerShotG7Xという機種の検討を始めました。

そこで百聞は一見に如かずとヨドバシカメラS110を持参し、G7X撮り比べをさせてもらいました。

現有のキヤノンPowerShot S110
x2.jpg

高級コンデジ キヤノンPowerShot G7X
x1.jpg

家でモニターを見て「あれ?」と思いました。この画像ではわかりにくいですが、PCモニターで見ると明らかにG7Xの画像のピントが合っていません(リスの目にピントを合わせたつもりです)。 撮影時にデジカメの画面で見たときはわかりませんでした。
撮影失敗と思い、改めて今度は近くのカメラのキタムラで撮りました。

現有のキヤノンPowerShot S110
x4.jpg

高級コンデジ キヤノンPowerShot G7X
x3.jpg

今度は明らかにG7Xのピントが合っていません。やはりその場では合っていると思ってシャッターを切ったのですが・・
それで調べてみると高級コンデジは撮像素子が大きいので接写が弱点ということらしい
それでも今度こそ慎重に撮ろうと再びヨドバシカメラへ。

現有のキヤノンPowerShot S110
IMG_0001a (1)

高級コンデジ キヤノンPowerShot G7X
IMG_0053a.jpg

手前の黒いペンギンに意識して合わせて撮影したものの結果は同じでした。やはりその場では撮れているように見えました。
接写モードもあるようですがその度に設定が必要なのでポケットからさっと取り出して近くのものをささっと撮影する場合には不向きだとわかりました。
そして今回のようにピントが合っていないのにシャッターが切れ、後で撮影失敗に気づく可能性があるというのは、高画質というメリットを考慮しても、私には大きなマイナスポイントでした。

ということで高級コンデジの購入は見合わせました。ただし、高級コンデジは接写もよいという意見もあります。あくまで私の体験と乏しい知識からの話です。


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とにかくいいのが欲しい心理

デジカメとひとことで言っても、安い数千円のコンデジから何十万円もする一眼レフまでピンキリです。

同時期で比べるなら、値段が高いほど高性能なカメラだとはいえますが、それと現実の写真は値段の差ほどの違いが必ずしもあるとはいえません。

例えば、ブログに掲載するか、印刷するとしてもL版程度というなら、スマホも含めてそれほど差はありません。
あえて言うなら、メーカーや機種独自の発色の違いによって好みの差はあるかもしれません。

実際に私が所有している(いた)カメラで撮影した同じような風景の写真で比べてみてください。
参考のため機種名のあとに画素数・発売時期・発売当初の価格を載せておきます。

パナソニックコンパクトデジタルカメラ DMC-FX37(1010万画素 2008年8月発売 発売時価格3万円) 
1006_20130727211034.jpg

パナソニックコンパクトデジタルカメラ DMC-ZX1(1210万画素 2009年8月発売 発売時価格3.7万円)
1010_20130727211346.jpg

パナソニックコンパクトデジタルカメラ DMC-TZ20(1410万画素 2011年2月発売 発売時価格4.6万円)
1007z_20130727211549.jpg

キヤノンコンパクトデジタルカメラ PowerShoto S110(1210万画素 2013年4月発売 発売時価格7.2万円)
1004_20130727211957.jpg

キヤノン・APS-C一眼レフ EOS Kiss X7(1800万画素 2012年10月発売 発売時価格4.2万円)
1031.jpg

キヤノンフルサイズ一眼レフ EOS 6D(2020万画素 2012年11月発売 発売時価格17.8万円)
1006h_20130727212114.jpg

あまり大きな差はないと思いませんか。

やはり、「設定をカメラまかせにしないで撮影」し、「パソコンで補正や加工」し、「大きく印刷する」ことで値段にあった差は実感できるのだと思います。

ただ「どうせ買うならいいもの」という買う側の心理を企業や販売店がうまく利用しているのかもしれません。

よく関西では、その機器に詳しくない人が買うとき「とりあえず、いっちゃん(一番)ええやつちょうだい」という光景を見かけますから。

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